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 生贄のサクラ、ドラゴン男の嫁となる。  作者: 花冠椛(はなかんむりもみじ)
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第十七話 地下牢からの脱出


 私達は音をできるだけ出さずに地下を歩き回った。

 なんと他にも地下牢があり、人が拘束されていた。


 「な、なんだよ。

 一般人まで捕まえているとはとんでもない組織のようだな」

 リュウは鍵を壊し中の人の拘束を破壊する。



 「あ、ありがとうございます。

 僕たちも、街を歩いていたら突然襲われてしまって、理由を聞いたが見ては行けないものを見たと言うんです。

 確かに僕は少し不気味な集団が何か話しているのを見てしまったけどそれだけでこんなことしるなんて」

 一人の男性が私達に向かって言った。


 捕まえられているのはこの男性と冒険者の女性、子供に老人、老若男女だ。



 「みんなでここから出よう」

 チカがみんなに向かっていった。



 みんなは頷きまた移動することに。



 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・    




 「牢から出たのか?」

 スリーが言った。




 「はい、一般人も牢から出した模様です」

 一般兵がスリーに向かって言う。



 「お仕置きしないといけないみたいだね。

 絶対的力を見せれば人など恐怖で足が動かなくなり言いなりとなる。

 恐怖で人を動かすのは簡単だからな」

 スリーはそう答え部屋から出ていった。




 えっと、ここだよな?


 よっと!


 「な、何者だ!」

 一般兵が後ろを向くとそこには一人の男が。




 「俺は、レオン・ハート。

 情報屋さ、早速で悪いんだが寝てもらうぜ。

 スリープ」


 レオンが指を鳴らすと一般兵はバタリと倒れる。




 「さてと、何か凄い情報でもなにのかなぁ〜?」

 レオンは資料をあさり始める。




 その頃。




 「コイツラ!おとなしく捕まれ!」

 私達は一階へと続く階段の門番と戦っていた。



 「悪いけど!捕まるわけにはいかないわ!炎よ敵を燃やせ!ブルーフレア!」


 ミオリさんが放つ青い炎は門番を燃やし尽くし


 「ぐわあ!!!」

 残りの兵士はリュウがチョチョイとやっつけた。




 「よし!行こう」

 私達は一階へと登るのだった。



 一階


 壁は白い塗装をされており窓から月明かりが照らされていた。

 どうやら夜のようだ。



 「不気味なくらい静かだ、何が起きるか分かんねぇ気をつけないと」

 僕たちは気をはりながら移動を開始した。



 すると、


 ガチャ!


 ?!

 扉が開きそこには一人の女の子が居た。



 「うん?君は誰?」

 リュウはしゃがみこみ女の子に聞いてみる。



 すると女の子はにっこりとした顔をして


 「私、ミツバ。

 歯磨きしてたの、お兄さんたちはスリーお姉ちゃんのお友達?」

 女の子はミツバと名乗る。


 スリー?!

 あの黒髪の人に妹が居たの?

 でも、髪の毛敵に違うこの子は青の髪だ。



 「ミツバちゃん、今は黙って私に着いてきて。

 ママ達が心配してるかもしれないし」

 私はそう答える、すると



 「ほんと?じゃあ着いていく」

 私に抱きつくミツバ。


 ?!

 記憶が蘇る、



 小さい頃、私もお母さんに抱きついていた。

 温かい温もりを感じていた。



 「サクラ?」

 リュウが聞いてきた。



 「ううん、なんでもない。

 行こう、バレる前に」

 私達は出口へと向かった。




 そしてなんとか出口の扉を見つけ扉を開ける。


 誰もいない・・・・嫌な予感がする。


 急いで出なきゃ!


 私達は家から一斉に出たその時



 すた!


 空から降りてくる一人の女。



 「どこに行くつもりかな?行ったでしょ?逃がすわけ無いって」

 スリー!



 「なんでこの人たちを捕まえたの?」

 

 「コイツラは私達の話を聞いてしまったの、だから捕まえた。

 そのまま餓死させるつもりだったのに、逃がすなんてね」

 スリーは剣を抜いた。



 「悪いけど、対象以外は全て殺す。

 それでいいかしら?」



 「いいわけ無いでしょ!私が貴方を倒す!」

 私は武器を構えようとした。


 あ!?

 そうだ武器は!


 「そうでしょ?武器持ってないじゃん。

 何で戦うつもり?手?なんて言わないよね?笑わせないでよ?」

 スリーはクスッと笑う。



 「サクラ、剣使えるか?」

 リュウが小さな声で言う。


 「え?使ったことない、短剣しか」


 「僕はみんなを守らなきゃいけない、戦えるのは精々サクラしかいない。

 チカも、武器を取られちゃったしミオリさんだって魔法で援護してもらうけど多分魔法は効かないだろう」 

 

 ・・・・・



 「分かった、剣、貸して」


 「うん」

 リュウは空間から剣を取り出した。



 ?、今のは空間収納か、なるほどでも相手は剣ね。



 「やるしかないなら、やるきゃない」

 剣を構えるサクラ。



 「神速!!」

 

 ?!

 ぐっ!


 強い!速い、見えないほどに速い。


 「ほらほら!やってみなよ!技あるんでしょ!やりなさいよ!」

 スリーは私に向かって言う。



 「スラッシュ!」

 

 カン!

 弾かれた?!


 「そんな弱い技効くわけ無いでしょ?」


 「終わりよ!」


 ずぶ!


 カラン


 「サクラ!」

 スリーの剣が私の腹を貫く。


 「がはぁ!」

 ズボっ!


 バタリ。


 「対象を潰してしまったわ、まぁまだ生きているし自己回復を付与しとけばなんとかなるでしょ」

 スリーは私に自己回復の付与する。



 「さてと、後はあんたたちよ」

 スリーは血の付いた剣で迫ってきた。


 


 「させるか!」


 ?!


 カン!


 「お前は?!」


 「危なかったなお前ら、俺が居なければ死んでたな」

 一人の男が攻撃を防いだ。


 「貴様はレオン・ハート!!!情報屋がなぜここに!」

 スリーが睨む。



 「わりーな、この所黒フードの情報が高く売れるんでね。

 それでここを狙ったというわけさ」

 レオンはそう答える。



 あ、あれはレー君。

 な、なんでここ・に。



 「?!サクラをやりやがったな」

 レオンは倒れるサクラを見てスリーを睨む。



 「対象が襲ってきたのよ、それなりの相応をしただけよ、それに生かしてあるわ」

 スリーはそう答える。



 「そうかよ、サイテーだな。

 それでも、お前・・・・・・・サクラの元担任かよ」

 

 担任?!


 「なんだって!先生なのかこいつは!?」

 リュウは驚く。


  

 や、やっぱりそうだよね。

 あの感じ思い出した、スリー先生だ。



 「うるさい!過去を掘り下げるな!!!私は今は先生ではない!

 黒フードの一人だ!生きては返さない!

 全員殺して、サクラの前で一人づつ皮を剥いでやる!」

 スリーはそう答え力を込める。



 「ふん!貴様の負けだぜ?」


 「は?何言ってるの?ここからあなた達は負けるのよ?」

 スリーは相手をバカにするような顔で言う。



 「時間稼ぎありがとう!

 しばれ鎖よ!」

 ミオリさんが唱える。


 ?!

 突然地面から這い出る鎖がスリーの手足を拘束する。



 

 「うグッ!これは拘束魔法!」


 「悪いが悪の夢を吸わせてもらうぜ!ドリームイット!」

 レオンはスリーに向かって近づきスリーの頭に手を当てて息を吸い込んだ!



 「ウグ!あ、あああ!!!」

 スリーは悲鳴を上げる。



 「な、何が」

  

 「ドリームイット、夢を持つ者の記憶を吸い取る魔法さ。

 こいつから出る夢の力は絶大だからな」

 レオンはそう言い吸い尽くす。



 そして、


 「あ、ああ」

 ぐったりとするスリー。


 「先・生?」

 サクラはスリーに向かって言う。



 「さ、サクラちゃん。

 久しぶりね」

 ?!


 あの優しい頃の記憶が思い出される。

 

 「先生!!」

 私はスリーに抱きついた。


 

 「ふぅ~、これで一見落着といったところか?」

 レオンはスリーの頭から手を離す。



 「あの、ありがとうございますレオンさん」

 リュウはお礼を言う。



 「いやいや、俺は情報を取りに来ただけさ。

 人助けはおまけなもんだよ、じゃあな〜」

 そう言いレオンは何処かへと走っていった。

 


 すごい人だなレオンさんは。

 周りのことを見ているし。




 

 

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