第十五話 突然
私とミオリさんは夕方になるまで特訓を続けた。
全ては、自分自身を守るために。
宿屋へと戻るとリュウと女の子、そして大人の女性が居た。
「え?この人たちは?」
私はリュウに向かって聞く。
すると、女の子が急に私の方に来て
「貴方がお兄ちゃんのお嫁さん?」
え?
私はタジタジしながらもはいそうですと答えた。
「へぇ~、やるねお兄ちゃん」
女の子はリュウに向かって言った。
お兄ちゃん?
「あ、ごめんなサクラ。
こいつは、僕の妹のチカ、それでこの人はアミルさん。
アミルさんはチカの友達だって」
リュウは私に向かって答えた。
「そうなんだ、私はサクラ・ソラノ。
そして隣に居るのは、ミオリ・テスラさん私の特訓をしてくれた人だよ」
私はそう答えた。
自己紹介を終えると私達は酒場へと向かいご飯を食べた。
そこで色々な話をした、どんな暮らしをしてたとか、自分の事とか、それと黒いフード達の事とか。
リュウはミオリさんとお酒を飲んで完全に酔いつぶれてしまっていた。
チカちゃんは、まだ子供と言うこともあるし少し話していたら眠たくなって寝てしまった。
すると、アミルさんが声をかけてきた。
「ねぇサクラちゃん、黒いフード達は貴方たちを襲ってきたの?」
「はい、私が一人で外を出たとき一人の黒いフードの一人と出会ってそれで急に襲ってきて。
私が抵抗すると捨て台詞を残してどこかに行ってしまいました」
私はこれまでのことを話した。
「なるほどね、要するに何も関係が無いのに襲われたってこと?」
「そうなんです、なんで私を捕まえるのかよくわかりません。
母の形見の半月の首飾りは取られちゃったし、また来ると思うと怖いから、ミオリさんに特訓をしてもらって一人だとしてと戦えるだけの事はしてもらいましたし」
私はアミルさんに言うとアミルさんが私に近づいてきて
「そう、でも油断は行けないよ?」
「え?」
アミルさんに口を布で封じられそしたら急に眠くなって寝てしまった。
ふふふ、目標を確保したわ。
こんなにも簡単だとは思わなかったわ。
他の三人も少し薬を入れただけで直ぐに眠るなんてね。
他の三人も何か使えそうだし連れていきましょう。
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「流石だなスリー。
こうも簡単に捕まえてくるなんてよ」
エイトがスリーに向かって言う。
「簡単なことよ、これくらいの事は雑作も無いわ。
それよりも、この子が私達も目的の為に必要なの?
そうは思えないけど?」
「いずれ分かると思うよ。
ちなみに俺も分かんねぇけど」
エイトもそう答えるのだった。




