第十四話 武器練習
私とミオリは街の外へ移動し、少し広い場所にたどり着いた。
「ここなら、本気を出しても問題ないね。
じゃあ始めようね」
そう答えると空間から武器を取り出す。
銀の剣。
「私も頑張ります」
ウォーターハンマーを構える。
「いくよ!」
「スラッシュ!!!」
?!
よっと!
危ない、剣技は速いから注意しないと。
「スタンプ!!!」
おっ!やるね、確実に当てに来てる。
でも、使い方がなっていないわね。
「武器落下!!!」
あ!?
ミオリさんの速い攻撃がウォーターハンマーに直撃し吹き飛ばされる。
?!
首元に銀の剣が。
「あ、負けました。
強いですねミオリさんは、私はまだまだということですね」
私は武器を拾い上げる。
「ねぇ、本気を見せてほしいの?強い技はあるの?」
ミオリさんが聞いてきた。
「え?あるにはありますけど」
「じゃあ私に向かって攻撃してきて、避けもしないから」
ミオリさんはそう言い少し離れる。
強い技、あれだけだよね。
スライムを倒したときに覚えた技。
「行きますミオリさん!ジャンプ強化!!!はあー!!」
私は思いっきり飛び上がり
「これが私の一撃、クリティカルプレス!!!!」
私はミオリさんめがけて突っ込む。
クリティカルプレス?!剣で止めようかと思ったけどこれは避けたほうがいいかも?
でも、あれくらいなら。
「はあああ!!!!」
「止める!」
ガキン!
くっ!!!!
パキッ!
ま、まさか!
「いっけ!!!はああ!!!」
私はハンマーに力を込める。
「ちょ!サクラちゃん!あ!」
パキン!
「うわあー!!!」
遂に銀の剣が折れてしまった。
そしてクリティカルプレスの衝撃波で吹き飛ばされるミオリ。
「はぁ、はぁ、あれ?ミオリさん?」
私はミオリさんの方を見た。
は?!倒れている!
ま、まさか!こ、殺してしまったの?!
「うっ、流石やるわねサクラちゃん。
私の剣を折る程のその力」
「いえ、それよりもミオリさんは大丈夫ですか?」
「これくらいは平気よ、それよりももっと特訓しましょ」
「はい!」
私はそれから夕方になるまで武器の特訓をした。
その頃
「チカ、ついてくるのは駄目だ。
家に帰りなさい」
リュウはベッドに寝転がるチカに向かって言う。
「嫌よ、私はお兄ちゃんと一緒に居たいの。
だめなら、私お兄ちゃんを拘束して地下で監禁くらいするよ」
ヒィ!監禁って、コイツやばいな。
「分かった、だけど僕と一緒に居ると危ない奴らとも戦うことになるぞ?
危険を承知の上でついてくるのか?」
「うん、お兄ちゃんに危害を加えるやつはみんなみんな殺してやるの」
チカは笑顔でそう答える。
「それよりも、その何だ、扉からジーと見てるやつは誰だ?」
リュウはチカに向かって言う。
そう、チカと話していたときずっと視線を感じていたのだ。
「あの人は、私のお友達のアミル・ババルさんだよ。
はずかしがりやさんなんだ。
ほら、アミルこっち来て」
チカに言われてコクリと頷くアミルは部屋へと入ってきた。
服は、キレイな水色をしていてひらひらのスカートを履いていた。
背中には武器を収めていた。
それも二本の剣を。
「あ、あの。チカさんのお、お兄さんですか。
私、アミルです、足手まといにはなりませんので。
よ、よろしくお願い致します」
少し震える声でリュウに向かって言うアミル。
「よろしくねアミルさん。
それよりも二本の剣を使うんですね。
なら、はやぶさ斬りって使えますか?」
リュウはアミルに向かって言う。
「ええ、はやぶさ斬りは得意です、よく魔物の討伐時にはよく使用する技なので」
アミルさんは答えた。
「なら、教えてほしい人が居るんだよね。
多分、今は仲間と武器の練習をしているはずだし戻ってきたら紹介するから」
リュウは優しく答えた。
「分かりました、それよりもお兄さんの武器は?
もしかして武道ですか?」
「いや?僕はドラゴンになるのと短剣、そしてビームキャノン、杖かな?」
リュウはそう答える。
「ビームキャノン、昔、別の世界からやってきた人が英雄と呼ばれているとかいないとか?
まぁ、そこの大陸は遠いから噂程度ですけどね」
アミルはそう答える。
「へぇ~、どこかで出会えるといいね。
そのビームキャノンを使う人を」
リュウはそう答えるのだった。
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「スリー、悪かったよ。
昼飯は俺が奢るから機嫌直してくれよ」
フォーはスリーに向かって言う。
「じゃあ!沢山頼むけど大丈夫だよね?」
スリーはフォーに向かって言う。
「じゃあ俺も奢ってくれよ」
「あ!私も奢って〜」
セブンとナインもこちらに向かって言った。
「お前らは自腹じゃ!」
フォーは二人に向かって答える。
「えー!!!!」
セブンとナインはため息を吐いた。




