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 生贄のサクラ、ドラゴン男の嫁となる。  作者: 花冠椛(はなかんむりもみじ)
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第十三話 ゼロとの出会い


 私達は眠りへとつき明日を迎えた。


 眠い体を起こし、いつも通り武器に水をあげようとする。


 ポタ、ポタと。


 この武器なら、あのファーストさんも倒せるんだよね。

 でも、私は・・・。




 横を見るといつの間にか帰って寝ているリュウが。

 隣を見るとミオリさんも眠っていた。



 朝の空気でも吸いに行こう。


 私は二人を起こさないように扉を開け宿屋を出る。


 街はまだ人気はおらず静かな風が私の頬を撫でる。


 ふぅ~。


 一呼吸し宿屋へと戻ろうとしたとき木を背もたれとして本を読んでいる男が。

 黒い髪が静かにたなびいている。



 なんだろう、なぜか寂しそうな顔をしているような。


 するとこちらに気づく男。


 優しくこちらに笑顔をして近づき


 「おや、こんな朝から女性が居るとは何をしているんですか?」

 男が私に聞いてきた。



 「え?あの、朝の風を浴びたくて」

 私はそう答える。

 声もキレイだなぁ。



 

 「そうですか私も本を読んでいてね、味方の為に研究をしているのですがずっと研究ばかりしていては疲れてしまいますからこうして休憩を取っているんです」

 男はそう答える。



 「あ、そう言えば名前言ってなかったです。

 私、サクラって言う名前です。

 貴方の名前は?」



 「私の名前はゼロだ。

 仲間からもゼロと呼ばれている、そう言えば実は昨日かな?  

 アイテムを渡してもらってね、半月の首飾りと言うアイテムなんだ」


 ?!は、半月の首飾り?!

 

 「どうしたんだい?そんな驚いた顔をして・・・・まるで半月の首飾りの持ち主が君だと言わんばかりだね」


 ?!

 私は辺りを見渡すと建物の陰から何人もの男が。



 「な、なんですかゼロさん。

 この人たちは?」

 私は震える声でゼロに向かって答える。



 「もう、気づいているんじゃない?私が黒いフードの一人だってことに」


 やっぱりこの人。



 「手荒な真似はしたくない、着いてきてほしいんだ。

 どうかな?衣食住も心配しなくていい」


 ゼロは私に向かって提案してきた。



 「・・・・・悪いけど着いて行かないよ」


 ?!


 「貴方達は世界を支配する目的があるのよね、私はそんな悪いことに手を貸したくないの。

 私は世界を知りたいだけ、それだけよ」

 私はそう答える。



 「ククク、そうか嫌だというのだな?」


 うん?


 「それなら、悪いけど痛い目を見てもらって無理矢理にでも連れて行く。

 文句は言わせないよ」

 ゼロはそう言い背中に収めていた二本の剣を構える。


 二刀流?!、これは、まずいかも。

  


 「行くぞ!サクラ!!」


 ?!速い!


 ザシュ!

 痛!?斬りつけられた。

 この人もファーストさん並に強い。



 だけど負けるわけにはいかない!


 「スタンプ!大回転!」


 あの武器は・・・なるほど呪い武器とは。

 生贄の巫女は呪い武器とともにか。



 「サクラよ、今日は帰る。

 また、会うことになるがその時には今日よりも強い事を祈る。

 じゃあな」

 ゼロはそう言い数人の男と共に街中に消えていった。


 

 「な、何なのあの人?でも、はぁ~助かった」

 私はへにゃりと地面に座る。



 「・・・・まさかあの子は」

 建物の陰から見つめる一人の女性。



 数時間後


 「まじかよ!この街にも黒いフードの一人が居たのか。

 それでそのゼロ?ってやつはどこへ?」


 リュウは驚いた顔で私に聞いてきた。



 「何処かへ行った、でもまた会うことになると思う。

 その時はもっと私も強くならないと」

 私はリュウに向かって言う。



 「じゃあ私と戦おっか?」

 

 え?!

 私とリュウは驚いた顔でミオリさんの方を見る。



 「もちろん、ドラゴンにはならないよ。

 私だって人間として生きてきたから武器だってある程度は扱えるわよ」

 ミオリさんはそう答える。


 「分かった、どこでやるの?」

 私はミオリさんに向かって聞く。



 「街の外に戦える程の広い場所があるの。

 そこなら街の被害もないし、変な気も考えず戦えるわよ」

 ミオリさんは私に向かって言った。



 「分かった、リュウはどうするの?」


 「うん?僕か?僕は、この街を調査してみるよ。

 案外この街広いからさ」

 リュウは、そう答える。



 「じゃあ行きましょ?サクラ」

私はミオリさんと共に部屋を出るのだった。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  

 「さてと、部屋に居ることは分かっている。

 出てこいよ」

 リュウはそう答える。


 すると、ふすまが開き


 「バレちゃったか、よく気づいたね」

 一人の女の子が出てきた。



 「チカ、どうしてここまで着いてきたんだ」

 

 「いいじゃん、お兄ちゃんについていくのは妹の役目なんだから。

 それに心配していたよママが」

 そうこの子はリュウの妹のチカなのだ。


 

 「困ったものだ、兄好きな妹を持つのは」

 リュウは呆れため息を吐いた。





 



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