1日目 昼2
ぜひよんでください
『おいおい兄ちゃん、なんだこの美味しさは』
「ありがとうございます。じまんの丼弁当でございます。」
騎士風のお客さんが買われたのは、トロトロの玉子と甘い玉ねぎが特徴のカツ丼だ。
『こんな初めてだ。このトロトロの黄色いソースに甘い野菜 それにこれはオーク肉か?その下に米。1つ1つ美味しいがそれらを一緒に食べると、それぞれの持ち味を邪魔せず高めて更に美味しくなる。』
「ありがとうございます。黄色いソースは卵 甘い野菜は玉ねぎ 肉は豚肉にパン粉をまぶしからっと揚げたものです。お客様の世界のオークを食べる為だけに飼育されたものです。」
『オークを飼育だと。あれは飼育できるものではないぞ。』
「はい。ま、オークといっても私達の世界のオークは危険性はほぼありませんので。」
『そうなのか…………お兄さんまた来るよ。ごちそうさん』
「ありがとうございます。ぜひまたいらしてください。」
騎士風のお客様は満足そうに帰っていった。異世界第1号のお客様だったが満足してもらって何よりだ。
そのあとはなかなか人がこなかった。外からチラチラもの珍しさに見てくる人はいるが入ってこない。数人入ってきたが店内を一回りして何も買わずに帰っていった。
ま、ガラス張りの店なんて他にないだろうし売ってるのもみたことないものばかりだしから怪しがって入ってこないんだろうな。
今日は早々にしめて、対策をかんがえよう。
コンビニですが、24時間ではありません