ちょこっとだけ!そこのお兄さん寄っていく~。
ここね、『あなたの心を癒すバー』 ですよ。
ちょっとそこのお兄さん? 寄って行かない?
見るだけでもいいのよ~
癒されるわよ~
そんな殺し文句のようにおばちゃんが外で呼び込みを
していた。
明らかに僕はおかしいと思い、見ないようにして横を横切ろうと
したその時、まさか!? おばちゃんに捕まってしまった。
『なになに? 今横切ろうとしたでしょ? お兄さんたら?
いけない子ねぇ~ さあさあ! お店に入って~!』
ヤバい! 捕まってしまった。お店の中は案の定薄暗くて、
あやしい雰囲気だ。ぼったくられないか不安で仕方がない。
『あら? こちらのお兄さんイケメンじゃないの~』
『ホント、カッコいいわねぇ~』
若くて可愛らしいお姉さんが2人、僕についてくれた。
でも? あなたの心を癒すバーと言われたけど......?
普通の飲み屋のような...?
おっとここで! まさかの!?
可憐な綺麗なお姉さんたちがステージ上で躍りだした。
そしてどんちゃん騒ぎになり綺麗なお姉さんにうっとり。
気が付けば、お酒をガンガン飲まされて僕はぐっすり眠って
しまったら...? 『ここは何処?』
神社かな? しかも狐の置物が......まさか!? この時代に!
キツネに化かされた!? 財布の中は空っぽになっていた。
完璧に化かされた! あの雌キツネめぇ~~~
確かに心は癒されやけど...? 懐は寒い。
最後までお読みいただきありがとうございました。




