第9話 ルーミス王国に来てすぐに…
俺は馬車などを乗り継ぎ、1週間ほどかけルーミス王国の首都に着いた。
ここに着くまでの1週間で俺は、様々な情報を手に入れた。
まず1つ目が、勇者はレベルが上がりやすい事。成長補正みたいなのが付いてるらしい。
2つ目は、その勇者のレベルだ。〈剣聖〉スキル持ちの勇者は、何とレベル45らしい。それに、男みたいだ。
3つ目が、魔族には上級、中級、下級があるそうだ。上級が60レベル以上の魔族、中級が40以上で、下級が20以上だそうだ。魔族は、レベル20以下が存在しないらしい。これを聞いた時、俺は日本に帰りたくなってしまった。俺が相手にしたのは、67レベルだったからだ。さらに噂では、魔王はレベル100を超えているらしい。
そして4つ目が、魔族に勝つにはその魔族のレベルの倍は無きゃ倒せないらしい。それを聞いた時、軽く気絶しかけた。俺はあの魔族に130レベルくらい無きゃ勝てないのに、たったのレベル6で挑んでたからだ。
そこで魔族には強いスキルを持った、レベルの上がりやすい勇者が活躍出来るらしい。
5つ目は、英雄級という奴らの情報だ。英雄級はレベル100を超えた人間の事を言うらしい。これについては、ほとんど情報を得られてない。
そして着くまでの1週間で、情報収集をしながら俺はレベルを上げたのだ。なんと、レベル12になった。だが、10を超えた辺りから若干上がりにくくなった。一様勇者なので、レベルは上がりやすいはずなのにだ。他の奴らはもっとレベルを上げるのに時間がかかると思うと、職業が勇者でよかったーと、思った。
ステータスは、こんな感じだ。
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職業:勇者
レベル:12
HP:16
MP:0
力:14
守:14
速:13
スキル
〈眠る97〉
〈歩く67〉
〈あくび無効Max〉
〈手の潤い91〉
〈アイテムボックス3〉
〈食物鑑定〉
〈索敵〉
〈短剣使い〉
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下級魔族を倒すのにも、40必要なのでまだ先は長い。
そして、今日はタイミングのいい事に、ルーミス王国の勇者が、下級魔族が占拠していた町の魔族を殲滅して、帰ってくるらしい。勇者を一目見ようと、大通りは人で大混雑だ。俺も何とか見ようと、人混みを掻き分けて前に進む。
「おっ、来たみたいだ。あいつが、勇者か?………おいっ。何だよあいつ………。ずり〜だろぉ〜マジでよぉ〜。」
あいつの周りには、女、女、女、女女女…かなりの数の綺麗な女性がいた。あの勇者は、俺が苦労してる間にすでにハーレムを作っていたのだ。俺はスキルを使ってないのに、目から血涙がでていた。
「くそぉっ。予定変更だぁっ。俺は魔族を倒して倒して倒して倒して倒して、そして魔王も倒して世界中の女性からモテモテになってやるわぁっ〜。こうしちゃおれん。手始めに下級魔族殲滅じゃぁ〜っ。」
こうして俺は着いたばかりのルーミス王国をすぐに出て、魔族の殲滅を心に決めるのだった…。




