第7話 再生の魔法使い様
「知らない天井だ。」
ふふっ、一度は言ってみたかったセリフを言ってしまった。そういえば、本当にどこだここ?
「ここは、私めの家でございます。再生の魔法使い様。」
えっ今、じーさん再生の魔法使いっていったの?恥ずいけど、嬉しいぞ。異世界きて初めての二つ名だ。魔族とのやり取りを聞いてたのかな?けど、残念ながら、魔法も、〈超再生〉もつかえないんだよな。
「えっと、あなたは?」
「この村の村長をしております。マーソルと言います。この度は、この村をお守りいただきありがとうございます。なんと、お礼を申していいやら。」
むむっ、お礼だとっ、ここは可愛い子を1人と言いたいところだが、冒険者ランクのことを言おう。上げるのめんどくさいし、ランクの高いギルドカードは身分証になるからな。
「お礼は、良いですよ。強いて言うなら、冒険者ランクを上げて欲しいですかね。」
「はい。再生の魔法使い様の言う通りでございます。本来は、魔族を退ける力のある冒険者は、Aランクでごさいます。ですが、この村では、Cまでしか上げられず……。」
おおっ、かえって好都合だぞ。Bランクから、ギルドの直接依頼があるらしいから、Cの方がいいぞ。
「いや、そっちの方が都合が良いので、Cランクで、お願いします。」
「Cランクまでしか上げられず、申し訳ありません。再生の魔法使い様が魔族を退けたお陰で、村は今お祭り騒ぎです。再生の魔法使い様も是非楽しんでいって下さい。」
へぇー。まぁ俺頑張ったからな。お祭りでも楽しむかな。
「わかりました。よしっ、俺もいこう。」
村長の家を出たら、夜なのに何故か明るかった。キャンプファイヤーのようなことをしてるみたいだ。
「おぉ、魔法使い様これをお食べ下さい。」
「えっ、あぁ、ありがとうございす。」
鶏肉っぽいのを貰った。俺がでてきたら、ガヤガヤしてきたぞ。
「この村の英雄、再生の魔法使い様に乾杯〜。」
「「「「「カンパーイ」」」」」
そして俺は異世界きて初めてこんな歓迎された。
ーー魔族サイドーー
ヒュン
「くそっ。次は、必ず殺してやる。」
「どうしたんだいトルギネス?もしかして、負けたのかい。暇だから、村を潰してくるとか言ってなかったかい?」
「うるさいっ。負けてない。今回は引き分けだったが次は必ず殺す。」
「……へぇ、トルギネスを退けるなんて、勇者か英雄級かい?」
「違う、〈超再生〉持ちの魔法使いだ。」
「ふぅ〜ん。レアスキル持ちか。気になるな。」
「奴は、渡さんぞ。オレの獲物だ。それに、再生速度が速かった。もしかしたら〈超再生2〉かもしれん。」
「ますます気になるねぇ。才能限界を超えたレアスキル持ちか、その魔法使いは。凄く見てみたいよ。初めてじゃないかい、魔法使いが上級魔族を退けるなんて。凄く気になるよ……。」
勇太の知らぬ間に、魔族の敵が増えるのだった……。




