第23話 ゲーム
俺は今、非常に苦戦していた。相手は魔王で邪神から貰ったチートの効果が全く分からない。タイムリープで戻るたび、やられてる。
あれから100回以上タイムリープしてるのに、全く勝てない。俺は途中で、勝つのではなく逃げる事にしたのに結局逃げられなかった。何回もズタボロにされるうちに、逆に冷静になってしまった。
「魔王ちょっと質問いいか?」
「ダメだ。」
ザシュッ
「ぐぺっ」
俺はまた繰り返す。
「魔王降参だ……。魔王軍に入るから許してくれ。」
「ダメだ。」
ザシュッ
「ぐぎゃあっ。」
俺は繰り返す。
「魔王どうしたら、見逃してくれるんだ?」
「見逃しはしない。」
ザシュッ
「あべしっ。」
俺は繰り返す。
「魔王様、イケメンで、強くて最高にイカす魔王様。どうか見逃していただけないでしょうか?」
「………ダメだ。」
ザシュッ
「ぐぴゃっ。」
おっ、少しだけ間があったぞ。
俺は繰り返す。
「最高にカッコいい魔王様。道端に転がる小石に慈悲を下さいませんか?」
「……ダメだ。」
ザシュッ
「ごるぱっ。」
俺は繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す繰り返す。
「なぁ〜っ。戦ってもダメ。逃げてもダメ。命乞いしてもダメ。おだててもダメ。何ならいいんだよっ。どんどん、どんどんスキルが無くなってるよっ。どうしてくれんだよっ。」
「貴様を殺すのみだ。」
ザシュッ
「ぐぎゃーっ。」
俺は繰り返す。
そして、俺は考えるのをやめた。何をしてもダメなら、もう諦める事にしたのだ。そして、何度も繰り返した。
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そしてついに………。
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職業:勇者
レベル:86
HP:90
MP:0
力:88
守:88
速:87
スキル
〈タいムreーぷ〉
〈眠る〉
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「あと一回か……。これが終わったら俺は死ぬのか……。最後の方は痛みも感じなかったな……。」
ザシュッ
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俺は、なぜか真っ白い空間にいた。
「あれ?あと一回残ってたと思うんだけどなんでだ?もしかして、死んだのか?」
「いいえ、あなたは生きてますよ。」
「あんたは誰だっ。」
「私は、女神です。」
はっ?女神?確かこいつが介入したから魔王が邪神にチートを貰ったとか言ってたよな。
「おいっ、お前が介入したせいで、魔王がチート貰ったとか言ってたんだよ。答えろっ。」
「そうですね。そこも含めて答えましょう。」
おっ、良かった。答えてくれるみたいだ。
「これは、邪神とのゲームです。」
「…………はっ?」
「ゲームです。」
この世界で起こったことは、邪神と女神のゲームらしい……………………はっ⁇




