第21話 俺が居なくても世界は回る
俺はあれから1ヵ月ひたすら、怠惰に過ごしていた。目標にしていた奴隷ハーレムを諦めて、ダラダラしていただけで、運命の彼女と出会える事もなく、1ヵ月立ってしまったのだ。今は酒場でミルクを飲んでぐうたらしている。
「あー動きたくねぇ〜。面倒いよ。どっかに金になりそうな話しないかなぁ〜。」
「あれっ、お前こんなとにいたんだ?久しぶりだな。」
突然喋りかけてきたので、振り向くと赤髪イケメンがいた。世界に愛された主人公野郎だ。
主人公はお呼びじゃねぇーよ。と思いながら返事をする。
「あぁ、久しぶりだな。上級魔族何処まで倒したんだ?」
「最後の上級魔族を倒して、宝玉がやっと揃ったところだ。これでやっと魔王を倒せるよ。」
早いなオイ。やっぱりこの世界の主人公は違うな〜。クソッ。俺が居なくてもポンポン話が進んでいってるじゃねぇーかよ。やる気でねぇーよ。
「随分早いな。いつ魔王倒しに行くんだ?」
「数日以内かな。お前の方はどうなんだい?」
「まぁ、ぼちぼちかな…。」
何も進んでいませんし、やってもいませんよ、この野郎。
俺は、この場から逃げたくなったので、話しを切り上げ出て行く事にした。
「じゃあ、この後俺用事あるから、また機会があったら会おう。」
「あぁ、そうだな。じゃあな。」
俺は思った。勇者召喚で主人公だろと思っていた。なのに、違くて他に主人公がいた。その後何か出来ることあるだろ、と思ってたが違かった。
この世界は、俺が居なくても勝手に進む。俺が居なくても世界は回るんだ。




