第2話 処分されそうになる
「勇者には、この国を救って欲しい。この国は、魔族に脅かされている。この国の民の為に、魔王を倒して欲しいのだ。」
俺は、放心状態だった。王様は、その後もなんか言ってるが全然耳に入ってこなかった。
「〜〜だ。その為に勇者よ、お主のスキルを教え欲しい。」
ああそうだ。 最後に召喚された時のスキル、まだ確認してないや。それ次第では、ワンチャンあるかも。
「はい、わかりました王様。ステータスオープン」
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職業:勇者
レベル:1
HP:5
MP:0
力:3
守:3
速:2
スキル
〈眠る97〉
〈歩く67〉
〈あくび無効Max〉
〈手の潤い91〉
〈アイテムボックス3〉
〈食物鑑定〉
〈索敵〉
〈短剣使い〉
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おっ、やっとまともそうなのがあるぞ。確認しよう。これ次第で、ハーレムや俺Tueeeeができるかもしれないぞ。詳細を見てみるか。
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短剣使い
効果
短剣使用が上手くなる。
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これだけだった…。終わった。これじゃあ、俺Tueeeeなんてできない。これも、全て〈タイムリープ〉が消えたせいだ。もうダメかも。
とりあえず、誤魔化して言っておくか。勇者は本来スキル1つだけだからな。だから、言うのも1つでいいだろう。
「えっと、スキルは〈短剣使い〉でした。」
「〈短剣マスター〉ではなく、〈短剣使い〉と言ったのか?」
急に顔が怖くなった。まずいかも。とりあえず返事しとこう。
「はい、そうです。」
「ちっ、もう4人めだぞ。勇者は、ただでさえMPが無いから魔法が使えなのに、1つしか無いスキルが、村人でも持っているような雑魚スキルとは、どおいうことだっ。すでに隣の国では、〈剣聖〉スキル持ちの勇者が出てきておるのだぞ。…もういい、処分しろ。」
えっやばい。騎士っぽいのが、10人ほど来て囲まれた。殺されるのか。ヤバいヤバい、逃げなきゃ
「動くな勇者、貴様のような、召喚されたばかりの勇者は弱い。その上使えないスキル持ちだ。抵抗するなよ。苦しむだけだ。暴れなければ、痛みのないように、殺してやる」
騎士っぽい奴に槍を突きつけられながら言われた。俺は、失禁しそうになるのをこらえ、スキルを発動した。
「〈眠る97〉発動、発動、発動」
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眠る97
効果
1日に98回発動可能。使用すると、ごく稀に眠らせることができる。
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とにかく発動しまくり、周りの奴らを眠らせる。だいたい4〜5回で、1人眠らせることができるようだ。
俺は周りを眠らせた後、必死に逃げた。幸いなことに、勇者召喚は、極秘らしく人が少なくて助かった。その後も〈眠る97〉を駆使して必死に逃げた。そして、ついに城を逃げ出すことに成功した。俺は、その日のうちにナーブ王国から逃げ出した。




