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365回目の勇者召喚  作者: コカゼリオン
16/31

第16話 俺は主人公じゃなかった




かなり辛い思いをして、トルギネスを倒して上がったステータスはこれだ。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

職業:勇者


レベル:86

HP:90

MP:0

力:88

守:88

速:87


スキル

〈タいムreーぷ〉

〈眠る89〉

〈歩く60〉

〈手の潤い83〉

〈あくび無効75〉

〈アイテムボックス2〉

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



だいぶ上がったな。これで、中級魔族にダメージが通る。



だが、よく分からないことがあった。トルギネスを倒したら、何故か野球ボールぐらいの大きさの赤い玉が手元に急に現れた。これをどうするか考えていると、



ヒュン シュタッ


「はっ?いないぃ?どおーゆことだ?トルギネスの気配がしたんだけとなぁ〜。……おい、そこのお前っなんで、赤の宝玉持ってる?……お前まさかっ、トルギネス倒したの?おかし〜な〜確か主人公が倒す筈だったけど。まぁアイツならあり得るか。奴は四天王の中で最弱って感じの立ち位置だからな。……あっ、もしかして、トルギネスに滅ぼされてる筈の村が残ってたのもお前?てか、日本人だったりする?もしかして転生者?」



急に現れ魔族かと警戒したが、ただの赤髪のイケメンだった。しかも、まくしたてるように喋る弾丸トークだ。…………はっ?てか今日本人って、しかも転生者とか言わなかった?頭がついてこない。もしかして、コイツも日本人?いやないな。てことは、本当に転生者ってやつか?よく分からん。警戒はしとこう。


「なんなんだ、いきなり現れて。そもそもお前は誰なんだよ。先に名乗れよ。」


俺がそう言うと、赤髪は直ぐ謝ってきた。


「あー、すまん。俺は、転生者。そしてこのキャラの名前が、ボルザークだ。ちなみに、転生前の名前は、秘密だ。これでいいか?お前のことを教えて欲しい。」



マジで転生者だったんだな。勇者召喚以外にもいたんだ…。まぁいい。俺も答えよう。




「日本人だ。転生者ではなく、勇者召喚の方だ。」


よく分からんが、そう答える。





「へー、日本人いたんだ。それで教えて欲しいんだが、ナーブ王国とルーミス王国どっちなんだ?」




赤髪イケメンが聞いてくる。まぁ多分、誤魔化す必要は無いかな。



「ナーブ王国だけど…。」



「へー。じゃあ、ナーブ王国の5回目に召喚された〈双剣マスター〉スキルを持ってる勇者か〜。でも尚更おかしい。トルギネスと戦うのは、もう少し先だし、散々俺Tueeeeした後あっさりトルギネスに殺される、咬ませ犬ポジションだった筈だったはずだけどなぁ…。」




また、一人でポンポン喋る赤髪イケメン。そもそも俺は、4番目に召喚された勇者だ。その後のことは、分からん。だから、俺は答えた。


「たしか4番目の勇者だと思うんだが…。」




「へっ?4番目って、「スキル無いです。」っていって殺された奴じゃん。このゲーム1番の残念勇者で死に際の言葉が「うぎゃー」じゃなかったけ?なんで生きてるの?」



「ゲームって何なんだよ。意味わかんねぇーよ。そもそもスキル無いなんて、答えてねぇーよ。てか何で死んでると思ったんだよっ。」



「はぁっ?そんなのゲームのストーリーがそうだからにきまってんだろぉ。」



何だよそれ。すげえ大事な話かもこれ。聞かなくちゃならん。


「その話詳しく教えてもらえないか?」



「じゃあ、その赤の宝玉をくれたら、少し教えてやるよ。」



「分かった。この赤い玉だな。ほらっ、やるから教えてくれ。」



「うーん…。少しだけだからな。この世界はゲームとすごく似てて、俺は死んでゲームの主人公に転生したんだ。それで上級魔族を順番に倒して、赤、青、緑、黄の宝玉を集めて、魔王の間に行くと、魔王の張ってる結界が解けて、魔王と戦えるようになるんだ。」



コイツは、この世界の主人公ってことか?ムカつくな。まぁいい、ストーリーが分かるなら〈剣聖〉スキル持ちのハーレム野郎のこと聞いてみるか。



「じゃあ剣聖の勇者は、どうなるんだ?」



「あぁーあいつは、ホモっぽい上級魔族がいるんだけど、そいつに殺される。」



まさかあいつか?あいつに倒されるのかフフ。ハーレムなんか作ってるからだよ。ザマァ。………一様詳しく聞いておこう。



「こんな喋り方か?きみがすごく気になるよ とかいってる優男風なやつか?」



「あぁーそうそう似てる似てる。てかそいつにも会ったのかよ。よく無事だったな。勇者はあからさまにもてはやされてるけど、スキルも一つ、MPも無い。咬ませな立ち位置だった筈なのに。おかしな状況をだぞ。そー言えば、お前スキルなに?」


「あぁ、〈短剣使い〉だよ。」


俺は、もう無くなってしまったスキルを答える。




「へぇーよくそのスキルだけで倒せたな。まぁいいや、トルギネスが弱いだけだろ。赤の宝玉が手に入れば、ストーリーにそんな影響ないはずだ。よしっもう行くか。じゃあな、転移発動。」



そして奴はきえた。嵐のような奴だった…。この世界は、ゲームと同じ流れなのか……。俺は、本来非常に情けないな死に方をするはずだったらしい。そこで偶々、スキルのバグを見つけ、今まで生き残ってしまったようだ。それに今もスキルがバグったまま残ってる。俺はこれからの事を考えなきゃいけないみたいだ。









「あっ、ゲームの題名とかもっと色々聞いとけばよかった……。」


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