第14話 命乞い
やばい。タイムリープは、一度使うと100年使えなかったはずだ。今度こそ殺される。
手足をもがれた感覚が蘇る。俺は失禁してしまった。俺じゃあ勝てない。降参しよう。そうだ…それがいい筈だ。
「こっ、降参だ許してくれ。お願いだ。この通りだ。まだ死にたくないんだ。」
俺は、情けなく地面に頭を擦り付けながら、死にたくないという。もしかしたら……という思いを込めて。
「おいおい情けないな。泣きながら命乞いか?お前にプライドは無いのか?」
「はい…。プライドなんて無いです。どうか見逃しては、貰えないでしょうか?」
俺は、土下座の姿勢で震えながらそう言った。
「……気分が変わった。お前には、スキルの実験台になってもらう。」
はっ?スキルの実験台?結局俺は、殺されるのか?もうお終いか……。
「オレは、〈アイテムボックス〉スキルを持っている。今まで疑問だったんだ。アイテムボックスには、生きてる奴が入らない。けど、肉は入る。何が基準なんだってな。そこでオレは思ったわけだ、心臓が動いてるかどうかなんじゃないかってな。今からそれをお前に試す。」
今なんて言っただよ…。生きながら、心臓を止めるって事だよな。見逃してくれないのかよ。
「くそぉっ、〈歩く67〉×68発動。」
直ぐに、回復効果のある〈歩く67〉を使い逃げようとした。
「おっと、逃げるなよ。」
ベキョ
パキッ
ボキ
ブチッ
すごい手際の良さで、手足の関節を砕き、下顎を引きちぎられた。
「ーーーッ」
声すら出ない。出ているのは涙だけだった。トルギネスは、ゆっくりと胸を貫きそっと心臓を握った。文字通り心臓を握ったのだ。
「コヒュッ、ヒュッ、ゴハッ。」
無理矢理心臓の鼓動を止められた。
「よし、〈アイテムボックス〉発動。……成功みたいだな。アイテムボックスに心臓を入れられた。」
心臓が無くなって命が流れ落ちていく。
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職業:勇者
レベル:41
HP:45
MP:0
力:43
守:43
速:42
スキル
〈タいムreーぷ〉
〈眠る97〉
〈歩く67〉
〈手の潤い91〉
〈あくび無効Max〉
〈アイテムボックス3〉
〈索敵〉
〈短剣使い〉
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タいムreーぷ
こウ加
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はっ?まただ。どう言う事だ…。
そしてまた、俺は繰り返す。




