表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界放浪記~ここは異世界テラフォーリア~  作者: ai-emu
【第5章】オークド村の異変
69/139

【05-12】ダンジョンを攻略します(その5)

翌日、朝食を取ってから私たちは、例のモンスターハウス攻略を行う。

なお、外と中の時間差は、中の方が5時間ほど早く時間が進んでいるようだ。空間が捻じれているダンジョン内に時間は、あまり気にしない方がいいのかもしれない。

そう考えた私たちは、外の時間がどうであれ、マキの能力で表示されてる時間で、(戦闘などで前後はするだろうが)約12時間探索をして約8時間の就寝休憩(長時間休息)を取る事にした。起床と共に2時間ほど休憩(朝食+ミーティング+その他諸々)して、途中には、30分ほどの休憩を2回。その中間位に食事休憩として1時間。その間、各3時間ほどの探索を計4回、最後の探索の後は、2時間ほどの休憩(夕食+ミーティング+その他諸々)を取ってから就寝となる。休憩中は、移動時の野営でお世話になった例の魔導具『簡易安全区域設置具』を使用している。ダンジョン内でも使用できるかどうかは不明だったが、問題なく発動できているのは幸いである。

1日が26~27時間ほどとなるが、どうせ(ダンジョンの)外と中では時間の流れが違うのだ。1日の長さが2~3時間違っていようとも、あまり変わらない気がする。


「それじゃあ、絶望と希望が渦巻くモンスターハウスの攻略を始めようか。」

『お~~~~~!!!!』


という事で、モンスターハウスに突撃である。

まずはヨシナリの)能力スキル、【守護者の鎧ガーディアンアーマー】を使用して、全員の防御力を底上げする。ここにいる8人全員が、この能力スキルの恩恵を受けれたので|潜在意識下で仲間認定(懸念されていた問題)は解決である。

あとは、ナオミチのスキル、【一夫多妻強化(ハーレム大王)】もやりたかったが、肝心のナオミチ君が動かないとね。

あの場所でこんなスキルが出てきたんだから、ナオミチ君もわたしたちとはそういった関係になりたいという事なんだけどね~~~~~。

まあ、いいや。

時間が解決してくれるでしょう。


モンスターハウスは、通路の先にある1段(5mほど)下がった場所にあった。広さは200m四方ほど。私たちのいる場所よりも先にある1段(5mほど)上がった場所には、この先へと続く通路が穴をあけている。

そして。

200m四方の部屋には、身動きできないほどに今まで出てきた魔物や、新たな新顔の魔物たちでぎっちりと詰まっている。何がどれだけいるのかは、数えるのが億劫なほどだが・・・・・・、1000匹は超えていると思う。


「じゃあ行くよ。【全属性無制限マルチマジック親子爆弾型放出属性槍クラスターシャリベン】」


魔物大暴走スタンピートの際に使用した範囲攻撃魔法を、今回は”弱めに”1回だけ放つ私。

そう・・・・・。弱めに、・・・・・だ。

私1人で殲滅すると、あとで皆に文句を言われかねない。特に、なんかウズウズしているナオミチとコトリ(脳筋2人組)にね。

とはいうものの、200m四方を範囲指定しているので、これだけでも約3割の魔物が死滅していく。天井のある空間故高所から落下していないため、物理的な威力が上乗せされる属性槍に関しては、あまり効果がないように見受けられる。


「【拡散風烈弾ウエブインパクト】」


私が放った魔法の効果がある中、即座にマキが広範囲にまき散らす風属性の散弾を放つ。

その結果、私の魔術に耐えた魔物のうち、私たちの近くにい賜物がその風圧によって後方に吹っ飛ばされる。さらに、くすぶって今にも消えそうだった炎が、風に煽られてその勢いを取り戻し、近くにいた魔物を炎の渦に巻き込んでいく。


「コトリ、いっきま~~~~す!」


いつかやった何かのモノマネをもう一度かましたコトリが、弾丸のような速度で魔物の群れに突撃していく。その道すがら、やっつけ仕事のごとく両サイドや目の前にいる魔物たちを、その手に持っている剣で、斬り倒していき、反対側の出口までいっきい駆け抜けていく。

コトリの手に握られている剣がいつもと違うところから、あの時貰ったスキル【聖剣・魔剣・神剣召喚サモンマルチソード】で、どんな能力があるのか知らないが、テラフォーリアに存在するあらゆる聖剣・魔剣・神剣(刀を含む)の内の1振りを召喚したんだろう。

・・・・・いつの間にか。

コトリによってやっつけ仕事のごとく斬られていく魔物は、斬られていった場所によって、すでに事切れているモノやそうでないモノとに別れているが、そのあたりはコトリは気にしていないようだ。

コトリによって、その命を刈り取られた魔物が、幸せだったと感じてしまう。

両足が切断され、その場で身動きが取れないた魔物は、背後の魔物たちによって押し潰されたり、オーガたちの投擲武器にされたりしているのだから。

又は追撃とばかりに、ナオミチが突貫して斬り倒していくのだから。


そんな中、壁際を疾走して魔物を斬っていくミオは、薄く・浅く・大量にをモットーに、音速に近い速度で動き回りながら、進路上の魔物たちに無数の傷を与えていく。

魔物によっては、1つ1つの傷は致命傷にならない事もあるが、無数に斬られていく中で血を流しすぎてその命を刈り取られていく。

音速近くで動き回るミオに対しては一切の攻撃が通じず、自分たちには無数に傷を与えていくミオに対して、苛立ちを感じているらしい。


そんな感じで、いら立っている感情をむき出しにしている魔物たちに、さらなる追い打ちが来る。

満身創痍な魔物たちに、100トンハンマーや重量武器の応酬がぺニアによって巻き散らかされていくからだ。ぺニアもやはり、例のスキルオーブで手に入れたスキル【衝撃波増殖ギガントショック大打撃インパクト】を駆使して、魔物の1体を打ち据えた瞬間、その衝撃を20~100倍にしているみたいだ。さらに、その武器が持つ破壊力を、衝撃波として周囲にまき散らしており、その衝撃波によって周囲の魔物たちが吹き飛んでいる。


「マキ、ハルナ。私たちは、中心付近にいる魔物を相手にしようか。そうしないと、みんなに迷惑がかかるからね。」

「そうだよね~~~~。中心付近は誰もいないからね。」


という事で、部屋の中心付近にいる魔物に対し、範囲攻撃魔法をチビチビと当てていく私たち3人。ちょうどいいとばかりに、あまり攻撃魔術が得意ではないハルナに対し、特訓がてら攻撃魔術をレクチャーする事にした私。その傍らではマキが、ひたすら槍系統(〇〇シャリベン)矢系統(〇〇アロー)の魔術を放ち続けている。・・・・・無詠唱で。


「・・・・そうそう。回復や治癒系統の魔術が放てるという事は、地属性以外の属性が使えると同義だからね。あとは、どんな魔術を使用したいのかを明確にイメージすれば、その属性の魔術が放てるという事だよ。

槍系統(〇〇シャリベン)矢系統(〇〇アロー)の魔術を最初に放ってみようか。ちょうどマキが使っているから、イメージしやすいと思うよ。」


光属性ベースの回復・治癒系統の魔術・・・・・・。

回復魔術は、4属性(光+闇+風+無)を必要とし、治癒魔術は4属性(光+闇+水+無)を必要としている。あと、ここでは必要ないが、オークド村(今ではすでにオークドの町かもしれないが)では、病癒魔術(光+闇+火+無)を使用していたので、地属性以外はすべて使用できる事になっている。

地属性については、本人も使用できないと言っていた。


「まずは、詠唱込みで放ってみようか。詠唱があると、イメージしやすいからね。」

「ヒカリちゃん、詠唱って、定型文みたいなモノはあるの?治癒魔術を使用する時私は詠唱しないから、そこら辺の事は解らないんだよね。」

「詠唱に定型文は存在しているみたいだけど、あまりそこらへんは考えなくてもいいよ。要は、自分が放ちたい魔法をイメージできる言葉に、魔力を乗せて発するだけだからね。今回は、私の後に続いて詠唱して見ればいいよ。


 我は放つは風神の放つ天上の怒り

 怒りの衝撃はすべてを穿つ無風の球となれ

旋風の弾丸ウイングショット】」


私がお手本として放った【旋風の弾丸ウイングショット】は、中心付近にいたオークの顔面に着弾して首から上を爆散させた。


「我は放つは風神の放つ天上の怒り

 怒りの衝撃はすべてを穿つ無風の球となれ

旋風の弾丸ウイングショット】」


それを見ながらハルナが、同じ詠唱で同じ魔術を放つ。

しかし、同じ魔術のはずなのに、ハルナが放った【旋風の弾丸ウイングショット】は、目標として設定したらしきオークをミンチにしてしまった。さらにには、周囲3mほどの範囲にいた魔物が、足田の半分をミンチにして、グロテスクな彫像と化した。


「少し、魔力を込めすぎているね。オーバーキル過ぎて、周囲に被害が出ているよ。広範囲を殲滅する場合は、もうなってもいいかもしれないけど、・・・・・・今はダメだね。究極的には、隣に前衛がいても、魔物だけを爆散させる事だからね。・・・・こんな感じで。

旋風の弾丸ウイングショット】」


と言いながら私は、ぺニアの背後から襲い掛かろうとしていたオーガに対し、【旋風の弾丸ウイングショット】を放ってその後頭部を爆散させる。頭半分だけを爆散させたため、グルテスクな脳みその破片をぺニアにかけないで済んでいる。

もちろん即座にオーガの両膝に対し、弱めの【旋風の弾丸ウイングショット】を放って膝カックン状態にして、ぺニアの方に倒れないようにする配慮もしている。


「今のハルナには、ここまで求める事はしないけど、せめて全身ミンチにするのだけはやめようね?」

「・・・・・うん。わかった。」


その後ハルナは、何度も【旋風の弾丸ウイングショット】を放っては、十数体の魔物を全身ミンチに変えていく。そうして何度も試行錯誤を繰り返し、それぞれの魔物の種類?種族?に対して最適な魔力の量を模索していった。

そんな、あまりに一方的な蹂躙劇をひたすら続ける事約2時間。やっとこさモンスターハウスの掃討作業を終えた私たちは、奥にある通路を通って、ダンジョン攻略を再開する。今回は、あまりに数が多いので、魔石の取り出しなどは行わずに、魔物の死体は放置していく。

その後、数回モンスターハウスを突破し、何とか11階層の探索を終える事ができた。


続いて12階層は、階層の構造は同じだが、出てくる魔物はムカデとゴキブリとアリの魔物だった。

どれもこれも巨大な体格であり、とてもグロテスクである。蟲系の魔物を、巨大化させてはダメだという見本市みたいなモノである。

ムカデとアリは、・・・・・まだ見た目的にも、・・・・・・何とか許容範囲だが、・・・・・・ゴキブリはダメだ。そのため、ゴキブリを発見した瞬間問答無用で焼き殺し、灰にしてから風魔法で灰すらも何処かに追いやっていく。

ちなみにこれを行うのはゴキブリだけであり、ムカデとアリについては普通に戦って討伐している。


そんなこんなで、12階層をくまなく探索して13階層へと突入。

13階層は、カブトムシやクワガタと言った、昆虫が巨大化した昆虫天国?地獄?の階層だった。

ゴキブリが出てこないだけ、精神的にも安定しているため討伐には支障はない。

14階層は、昆虫系の魔物と同時に、蜘蛛系の魔物がわんさかと出てくる階層だった。ゴキブリも出てきたが、もちろん発見即殲滅である。なんでか知らないが、全員がゴキブリに対し、生理的・精神的に非常に強い嫌悪感を持っている。


そうしてこうして、15階層である。

そう・・・・・、階層ボスさんがいらっしゃる階層だ。

なお、階層ボスがいる部屋へと続く1本道。その両サイドにあるモンスターハウスには、・・・・・・無数のアリがいた。


「これは・・・・階層ボスは女王アリと見た方がいいのかな?」


先頭を歩くミオが、そんな事を口走る。ここまで露骨にアリしかいないとなると、この先のボス部屋には十中八九、女王アリさんがいるだろうね。

それも、卵が無数にある感じのボス部屋の中に、兵隊アリさんと共に鎮座していらっしゃるとみるのが正解だ。


ボス部屋の扉を開け中の様子を窺う間もなく、私は壁際に這わせるように青白く光る炎を這わせていく。まずは、何時孵化するのか解らない壁にある卵を、問答無用で灰にしてしまうのだ。

確かこのアリの卵には、とんでもない値段が付いていたような気がする。それも、産みたての卵に・・・・・。何か、卵白か卵黄を乾燥させたモノを鉄鉱石と混ぜて作られた剣は、鞭のようにしなやかに曲がるらしい。何に使うのか知らないが、結構な需要があるみたいだ。そんなモノを使用する環境は、ある程度限られるので予想は出来るが。

しかし、私にはどれが産みたてで、どれが付加寸前なのかの判断は付かないので、今回は問答無用で焼いてしまう事にする。


その後、取り巻きである兵隊アリ(数は数えていないが、500匹近くいたと思う)をすべて殲滅し、女王アリへとその矛先を向ける私たち。

さて、今回はとても固い甲殻の持ち主なので、ぺニアを中心に討伐を行い、他の前衛陣はサポート役に徹する。魔術に関しても、何故かその固い甲殻によって弾かれてしまうので、後衛陣もサポート役となっている。

打撃武器で女王アリ全体を押し潰し、100トンハンマーでお尻の部分を圧殺して卵を産むのを阻止していくぺニア。ゴブリンキングから奪った愛刀で、6本ある足をすべて斬りおとし、その後は前衛陣でタコ殴りしていく、・・・・・いつものパターンに持ち込んでいく。

こうして討伐された女王アリを【アイテムボックス】を放り込んで、何時ものように宝箱の中身を漁りに行く私たち。


さて、今回の宝箱には、何が入っているのかな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ