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異世界放浪記~ここは異世界テラフォーリア~  作者: ai-emu
【第4章】まったりとした日常風景
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【04-02】それぞれの魔力属性

元学友のために鎮魂歌レクイエムを歌い終えた私は、皆を集めて神々の権能を使いこなす訓練を始めていく。その一環として、まず初めに魔法についての基礎を確認する。

ついでにここいら一体に漂っていた(いろいろな種類の)浮遊霊や悪霊になり損ねていたモノ、ゾンビやレイスになっていた動物(魔物を含む)の死骸などが一気に浄化されてしまったのはご愛敬だ。まあ、こいつらの討伐は、冒険者としてやらないといけない最優先事項であり、さらにただ働き同然(討伐証明がややこしく、売却できる素材もあまりないため)だけどね。

まあ、誰からやらないといけない事を、私が一気にかたずけてしまったようなモノだ。さらに、こいつらには傍迷惑となりそうな置き土産も用意しておいたからね。


閑話休題。


「魔術に関しての詳しい事柄は、今回に限りさくっと無視してもいいので、まずは己の中にある魔力を制御していきましょう。魔力制御ができないと、神々の権能を使いこなす事もできませんので。」

「しかし・・・・・何で今は、魔術に関する詳しい話は割愛するんだ?俺だって魔術を使ってみたいんだよな。あのゲームでも何故か使えなかったし、・・・・今でもそうだ。やっぱり、ファンタジーと言ったら、魔術だからな!」


そんな事を言ってきたのは、魔術の”ま”の字も使えない事を気にしている、剣術特化のナオミチ君。どうも、あのゲーム内でも使う事ができなかったらしく、魔術に憧れを抱いている模様。


「・・・・・まあ、魔術に関しては、約半分の人たちがゲームの中でも使えなかったからね。この世界にでも約半数が使えないけど、さらに『実践レベルでは』と付くと、その半分になっちゃうからね。」


昔はどうだったかは知らないが(調べようともえば調べれるが、どうでもいい事なので調べていない)、現在では魔術が使える人の割合が非常に低く、全体の5割程度しか使う事が出来ない。

その使えるという人物でも、日常生活が少し楽になるレベルが大半であり、実践レベルとなるとさらに4割程度まで減少してしまうのだ。

その魔法が使える5割の内訳は、日常生活が少し便利になる程度の魔術が使用できるのが約4割。日常生活において、快適環境にできるほどの魔術が使用できるのが約2割。戦闘時において、魔術を部分的に併用できるのが約2割。魔法特化として、戦闘に参加できるのが約2割となる。


し・か・し!


すべての人が魔力を保有しており、その保有魔力には何かしらの属性がある。その保有している魔力を使って、魔法と呼ばれる現象を発動できる人が圧倒的に少ないのだ。

そのため、魔術師と呼ばれている『実践レベルで魔術使用可能』な人物は、何処の国でも大切にされており、その者の意向を無視する事は出来ないのがこの世界の常識になっている。まあ、常識というだけであって、やろうと思えばいくらでも無視する事は可能なわけだが、それをやった人物には不幸が舞い降りているのだ。


「魔力属性は、光・闇・風・水・地・火・無の7属性が基本となり、これに派生属性と呼ばれる2つ以上の属性を掛け合わせた属性が加わる。ただし、無属性を持っていないと、派生属性を使う事は出来ない。基本誰でも持っている無属性を除き0~6属性が本人の適正に合わせてで付与される。なお、派生属性に関しては、構成する基本属性を持っていれば、自動的に付与される仕組みになっている。ここまではいいよね?」


持っている魔力属性は、全体の約8割は1~3属性で、残りの約2割の内、5割弱が4属性持ち、約4割が5属性持ちとなり、約1割が6属性・・・つまり全属性を持つ事になる。これは、付与される属性は、陽属性(光・風・水)と陰属性(闇・地・火)のどちらか一方に偏っている事が多く、これは、人の体質が陰陽どちらかである事が大きく関わっているためだ。つまり、陰陽併せ持った者たちのみが、4属性以上を持つ事になる。

ただし何事にも例外はあるモノで、基本誰でも持っている無属性を持っていない者が、数百人に1人の割合で存在しているのも確かだ。なお、無属性を持っていないと、派生属性を使う事ができなかったのも事実である。


この辺りは、ゲームと同じだ。


とはいうものの、私は魔法に関する基本情報を、確認のために説明していく。この辺りは、魔術を使う者もそうでない者も、基本的に知っていて当然の事柄である。

そして、改めてみんなの魔力属性を調べる私。


「しかしヒカリちゃん、どうやってその魔力属性を調べるんだ?冒険者ギルドでも、神殿でも魔力検査みたいなそういった事はやっていなかったよな?」


改めて魔力属性を調べてみましょうといった私に、魔力検査みたいなそういった事はやっていなかった事を思いさしてこう言ったナオミチ。

たしかにそうだ。そもそも、この世界においても『魔術師』を全く見た事のない私たち。そのため、そもそも『魔力属性』という言葉を、この世界にもともといる住民が知っているのかどうかすら知らない。


「それは知っているよ。もともと私も、『魔力属性』という言葉をこの世界にもともといる住民が、はたして知っているのかどうかすら知らない。魔術師という人種?をこの目で見た事もないからね。

サクラピアスに入る前に行政の人たちと話していた時、この辺りの事も話題になったけどね。

魔術師自体は、サクラピアスの住民の約3割程度いるみたいだけど、彼らがどうやって魔術を発動しているのかは、あまり深く知られていないみたいなんだよね。私も他人の事なんてどうでもいいから、彼らの事は詳しく調べる気はないけどね。何かの仕事で一緒になったら、(忘れていなかったら)その時にでも聞いてみるよ。」


私のこの言葉に、私の事をよ~~~~く見知っている彼らは、苦笑いするだけだ。私が「何かの仕事で一緒になったら、(忘れていなかったら)その時にでも聞いてみるよ。」等と話した時は、たいていの場合はそのまま放置されるのが多いからだ。

なお、魔力属性を調べる方法は、創生記世界記録版アカシックレコードにアクセスした結果、魔力属性を調べる方法はいろいろある事を私は知っている。例の古代遺跡で発見して回収している本の中にもそれらは書かれており、その中で一番簡単な方法はすでに確認済みだ。


「今回は、ちょっとした装置を使って、魔力属性と、それぞれの持っている魔力量を調べていこうと思っているの。魔両量を調べる事自体は、まだまだ改良余地があるけど、保有している属性の中で、『どの属性が最も得意な属性』なのかは、はっきりとわかるようにできたからね。」


そう言って私が【アイテムボックス】から取り出したのは、1枚の大きな布に七芒星を基本とした複雑な文様の魔法陣が刺繍されているモノだ。私はこれを地面の上に敷くと、七芒星の頂点に1ⅿほどの背の高い燭台を置き、その上に魔法陣が内部に刻まれた7つの水晶を置いていく。なお、燭台と水晶は、サクラピアスの朝市で購入しておいたものである。

この装置は、例の古代遺跡から回収してきた本の1冊に書かれていたモノを再現したモノであり、その本には『魔力検査盤』と書かれていた。現在でも、これと同じ物があるのかどうかは知らない。仮になかった場合は、この装置を再現した私に開発した権利があるかどうかも。


そのため、この装置を再現した際に、創生記世界記録版アカシックレコードのアクセスして確認している。

その結果、現在ではこういった魔力を調べる装置自体何処の国にもない事が判明。さらに、過去に存在していたモノを再現した場合は、所謂特許みたいなモノを習得でき、再現した者にそのすべての権利が与えられるみたいだ。

そのため、過去の文献などから、魔力検査盤等こういったものを再現する試みが各地で行われているみたいだが、結果は芳しくないみたいだ。作ってみてわかったが、いろいろと使うからね~~~~。スキルにしても、魔法にしても。


閑話休題。


こうして調べた結果、私達『ご主人様とメイドさん』の保有している魔力属性は次の通り。


《主に前衛陣》

ミオ・・・・・光・風・無

得意属性は『風』と出ているが、魔術を使った事がないので何もできないミオである。


コトリ・・・・闇・火・地・無

特異体質は『闇』だ。というか、持っている属性自体が陰属性寄りの体質で、『6大神の黒巫女』となったんだろうとは思う。


ナオミチ・・・水・無

ヨシナリ・・・地・無

この2人は、無属性以外はそれぞれ1属性しか持っていないので、得意不得意といった事はない。


《主に後衛陣》

ヒカリ・・・・光・闇・風・水・火・地・無

私はどっちつかずなところで、得意属性もなければ不得意属性もない体質であるが、どちらかといえば陽属性寄りの体質である。これがコトリとは逆に、『6大神の白巫女』となったんだろう。そして、もともと特異体質だった事が、こんな結果になっているんだと思うが・・・・・。


ハルナ・・・・光・闇・風・水・無

得意属性は『光』と『水』で、不得意属性は『闇』である。この事からハルナは、陽属性寄りの体質という事が判明する。


マキ・・・・・風・水・火・地・無

得意属性は『火』で、不得意属性は『水』である。この事からマキは、ハルナとは逆に陰属性寄りの体質という事が判明する。


ちなみに、それぞれの属性を掛け合わせた派生属性は、次の通りになっている。なお、かけ合わせる属性が増えていくほど希少価値のある派生属性となり、扱える魔術師の数は比例して少なくなっていく。

なお、基本属性が扱えれば、その属性に属している魔法を扱う事は可能である。ただし、派生属性において使用する同種の魔法と比較して、使用する際の魔力がけた違いの増加する傾向がある。そのため緊急時を除いては、なるべくならば派生属性の魔法は使わない方が得策である。


=1属性+無属性=

強化(光+無)・弱体(闇+無)・雷(風+無)・氷(水+無)・炎(火+無)・樹(地+無)


=2属性+無属性=

①光属性ベース

結界(光+闇+無)・解呪(光+風+無)・解毒(光+水+無)・浄化(光+火+無)・感知(光+地+無)

②闇属性ベース

呪詛(闇+風+無)・毒物(闇+水+無)・死霊(闇+火+無)・隷属(闇+地+無)

③風属性ベース

嵐(風+水+無)・熱(風+火+無)・飛翔(風+地+無)

④水・火属性ベース

爆(水+火+無)・潜(水+地+無)・煉獄(火+地+無)


=3属性+無属性=

①光属性ベース

回復(光+闇+風+無)・治癒(光+闇+水+無)・病癒(光+闇+火+無)・転換(光+闇+地+無)

干渉解呪(光+風+水+無)・技能(光+風+火+無)・改変(光+風+地+無)

聖製(光+水+火+無)・育成(光+水+地+無)・鍛冶(光+火+地+無)

②闇属性ベース

干渉(闇+風+水+無)・暴走(闇+風+火+無)・取り寄せ(闇+風+地+無)

合成(闇+水+火+無)・退行(闇+水+地+無)・錬金(闇+火+地+無)

③風・水属性ベース

天空(風+水+火+無)・陸地(風+水+地+無)・金属(水+火+地+無)


=4属性+無属性=

①光属性ベース

反射(光+闇+風+水+無)・権能(光+闇+風+火+無)・魔眼(光+闇+風+地+無)

封印(光+闇+水+火+無)・蘇生(光+闇+水+地+無)・輪廻(光+闇+火+地+無)

②闇属性ベース

召喚(闇+風+水+火+無)・錬生(闇+風+水+地+無)・錬魂(闇+水+火+地+無)

③風属性ベース

転移(風+水+火+地+無)


=5属性+無属性=

①光属性ベース

創造(光+闇+風+水+火+無)・空間(光+闇+風+水+地+無)

重力(光+闇+水+火+地+無)・時間(光+風+水+火+地+無)

②闇属性ベース

破壊(闇+風+水+火+地+無)


=6属性+無属性=

次元(光+闇+風+水+火+地+無)


それぞれかけ合わせてできる派生属性の詳細は、私でも知らないモノもあるし、実験で確認した事もないモノもある。実際、(あのゲームの中でも)使用した事のない派生属性すら存在している。

中には明らかに『禁呪指定』されていそうなモノも存在しているため、大っぴらに使用するのを躊躇ってしまう。まあ、知らず知らずの内に、使用してしまっている事もあるかもしれないが・・・・。

この事を考えると、神々の司っている権能を十全に使用出来てしまうと、(いろいろな意味を含めて)とんでもない未来しか想像できなくなってしまうのが怖い。まあ、これらを含めて、神々の権能が一部でも使用できる者は、そういった『力の怖さ』を十分に理解できており、尚且つ自ら使用する際の禁足事項リミッターをかけれる人物だと思っている。


かくいう私も、一部知らない属性は実験がてら使ってみようとは思っているが、中にはよほどのことがない限り使いたくない属性もある。たとえば光+闇+水+地+無の5属性を掛け合わせてできる『蘇生』属性とか、なんかやっちゃいけないとひしひしと感じる『輪廻』属性(光+闇+火+地+無の5属性を掛け合わせたモノ)

とか、死者蘇生どころか、「お前は神の片割れか!」と本気で言いたくなりそうな『錬生』属性(闇+風+水+地+無の5属性を掛け合わせてできる)や『錬魂』属性(闇+水+火+地+無の5属性を掛け合わせてできる)とかね。


閑話休題。


私たち7人が持っている、魔力属性についてはこのくらいにしておいて。


「じゃあ早速だけど、属性云々の前に、各自の体内にある魔力を感じ取っていこうか。魔術のあれこれについては、また暇な時にでも説明する・・・・・かもしれないから、それまでは『割愛』という事で!

・・・・まあ、各自で調べてくれても構わないよ?

それが正しいか間違っているかは、私は知らないけどね。」


こうして、まずは魔力を感じ取り、それを自由自在に扱える事にする事を当座の目標に、神々の権能を使いこなす特訓が始まったのだった。


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