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秘密基地の何でも屋  作者: 姫元 元樹 
始めるための行動
9/15

始めるための活動内容決め

「改めて、私は山科(やましな) 杏子(きょうこ)。気軽にキョウコって読んで欲しいな」


どこか満足した顔で話す暴力少女こと、キョウコ。何でこんなに自慢気なのでしょう。腹立つわー。


「どうも、大和(やまと) 恭典(きょうすけ)です。キョウスケでいいです…、はい。お願いします」


「なんでそんな敬語っぽいのよ。もっとフランク?にいこうじゃないの」


視線をそらし、乾いた笑いをだすキョウスケ。


「にしてもすごいね、ここ。世界征服を目論む結社の秘密基地みたい!」


キョウコは部屋の内部を小さな子供のごとく駆け回る。


「でも、なんか殺風景なのよねー。どうしたらいいものか」


さっきからコイツの言葉遣いが変な気がするんだけど、何なんだろう。


「そうだ、模様替えついでにそれっぽい組織作ってみようよ!」


「いや、みようよ!、じゃねえよ。なにを話勝手に進めてるの!?ねぇ!」


「きゃっ!キョウスケ君こわーい」


「きゃ、じゃねーよ。さんざん人をボコっといてよく言うよ!」


コイツと話してたら胃に穴があきそうでつらい。


「まーまー、楽しくいこうじゃない。ね、キョウスケ」


笑って誤魔化すかのようにキョウコがなだめる。



「楽しく、楽しく……ね」



「……!」


その笑みにキョウスケはひどく恐れ。ひどく惹かれ。そして、ひどくワクワクした。


「そうだねー。やる内容としては……」


先ほどとはうって変わって無邪気そうな笑みでこう言った。


「何でも屋とかどう?」

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