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秘密基地の何でも屋  作者: 姫元 元樹 
始めるための行動
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始めるための加入者

くそぅ……。足がしびれてきた……、というかもう崩したい。ん?顔がアザだらけ?ボコボコにされたんだよ。


キョウスケは新たに作った扉に向かい、少し離れたところで正座をしていた。というかさせられていた。


「ふー、助かったわー。すごいねー、ここ」


扉から出てきた少女はスッキリした顔でキョウスケに向けて言う。


「もう許してください、まじで」


「仕方ないね。トイレまで借りたし、面白そうな所に連れてきてもらったしね」


キョウスケが向かっていた扉とはトイレであり、この少女━━外に出たときに出会った少女に命令され新造したものである。


「あんなとこで野ションしてる方が悪いんだよ……」


「ああ!?」


キョウスケの溢した小さな一言に少女はしっかり反応し、胸ぐらをつかみあげる。


「すいません、ホント許してください」


「はぁ、本当に仕方ないわね。条件付きで許したげる」


「何をすれば?」


キョウスケはおそるおそる少女に尋ねる。


「私をこの秘密基地の一員にしなさい!」


「は?」


その突然な条件におかしな声をあげる。


「ここに居座らせろってこと。どーゆーあんだすた?」


「うーん……」


首をひねるキョウスケに対し、語気を強め少女は再度口を開く。


「するか!しないか!殺されるか!どっち!?」


ポキポキと指をならしキョウスケを脅す少女。


「せめて二択でお願いします!」

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