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秘密基地の何でも屋  作者: 姫元 元樹 
始めるための行動
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始めるためのカイソウ

「思ってた以上に広そうだな」


キョウスケは言われた通り━━いや書かれた通りか?━━箱がもとあった場所の下を探り今に至る。


もとあった場所の下を探ると、入り口のようなものが見つかり、そのまま吸い込まれるように中へ入っていった。

そこは何も無い空間ではあったが、反対側が見えにくい程度には広さがあった。


「ん?これは……、封筒?」


キョウスケが二三歩進むと足になにかしらのモノを踏む感触があった。入り口からの光かつその光が入る量が少ないため、この封筒に気がつかなかったようだ。

それを手に取り、封をきる。


「何が書いてあるのか……」


『いやはや、申し訳ない。


この中についてのことを書き忘れちゃった。ごめんね。』


そんな文言で始まっていた文章にキョウスケは無くなっていた気力と苛立ちが再燃したのである。


何このテヘペロと付きそうな文章。書いたやつ、デテコイヤァ!


『いやーホントごめんね。テヘペロ。』


書いてあるんかーい!


キョウスケはその場で大きくのけぞる。


『さて、本題だけど、そこって何も無い上に土くれ、というよりは石っぽい感じのものしか見えていないと思うんだ。見えにくくても触るとわかると思う。


そこで、私が、この天才である私が!そういう機能も着けておいたよ。』


すごい云々置いといてすごい上からだな、おい。

何このすごい文章、ある意味すごいな。


『では、その方法だけど、まず、紋章の出る部分を思い出して、壁とかの変えたい部分に向かって。


次にどんな風に変えたいか念じてみて。強く、とても強く。そうすれば、アラマビックリー。変えたいと念じた部分が変化しているはずだと思う。

仮定形でごめんね、検証してる暇はなかったの。


これを応用すると広さや部屋数とかも変えれるはずだから、頑張ってね。』


ここで終わっていた。


「ま、実践してみないとわかんないし、やってみますか……」


キョウスケはまず、今の背中がわ━━入り口のようなところに向かう。


右だったっけ?紋章が出たのって。それを壁に向かって、変えたいモノを想像しながら……。


キョウスケは目をつぶり、右手を壁に向かって出す


「んー!………んー?」


強く念じたはずだが……。


キョウスケはそっと目を開く。


目に前にはタイルのような壁があった。


「おおー!!」


すっご!マジで天才だなこの人!構造?理論?んなもん知らん。


これを続けていけばいいのか。

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