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見回り2
大きな瞳が輝いていた。
それは差し出された、菓子に向けられており、興味深く観察している。
その仕草が、表情が、愛らしいと。そう思う。
食べるように、とそれをフォークに刺して差し出す。食べた時の表情たるや。
これは、手放せないと、改めて感じた。
◇
「またいたしてくださいね!」
そう言いながら、手を振って店主が見送りをしてくれる。カステラを食べ終わって一息ついた私たちは、再び里の見回りに出発した。
「美味かったか?」
「とても」
「そうか、また来よう」
「はい」
次の約束をする度に、嬉しさが心を覆う。それに、最近は会話のやり取りも増えた。今までよりも、ツクヨミ様の様々な表情を見ることも増えた。その度に、なんとも言えない感情に翻弄されていた。




