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一一月は黄玉(一八)

「あぁ、あれ、拾ったんだって、言ってたねぇ。」

「どこでッ?いつッ?」

もうどうしようもなくムキになっている希依をたしなめるように里見と降谷は落ち着いた口調で聞いた。

「あれ、坂下先生が失くしたモノに良く似てるらしいんですよ。」

「いつ頃でした?榊田さんがアレを拾ったって言ってたの。」

「えーと…いつ頃だったかしらねぇ…」

「変わった色だって、コイツも気になったらしくって言ってみたら、拾ったんだって…」

「そうだわ!参観日の次の日!だったか…、その次の日か。」

高校の参観日なんて、年に一回しかない。例年一〇月の第一週。確かにあの日の朝はあのネックレスをしていた気がする。あの日やその後だったら、いつも以上に慌ただしくってネックレスを失くしたことにしばらく気づかなくっても不思議はない。

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