表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
110/129

一一月は黄玉(一六)

「榊田さんは?」

希依の背後でそう言ったのは降谷だった。

「えーと…」

東海林さんはなんだか訳の分からなそうな顔をして、辺りを見回すようなふりをしてみせた。

「ほら、あの子のことよ。」カウンターの奥から奥さんが顔を覗かせながら言った。「しえちゃん!」

「ああ、しえちゃんのことかい。」

「あ…、はい、…えぇ。」

希依は自分のフルネームと似ている奇妙さをどこか不快に感じてしまうのを否めなかった。「さかしたきい」と「さかきたしえ」。しかも、降谷もそれに気づいたらしかった。

「月曜と木曜でしたっけ?榊田さんが仕入れに来るの。」

「そうそう。」

「どうかしたのかい、しえちゃん?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ