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一一月は黄玉(一一)

里見は逃げ道がないのを悟り、希依に向かってこういった。

「ごめんなさい。」

希依は訳が分からなかった。

「もう、関わりたくないの。」

「…榊田さんと、どうかしたんですか?」

里見はしばらく黙ったままでいた。自らの右と左の手を腹の前でつなぎ合わせ、うつむくようにそれを眺めていた。

「黙ったままでは分かりません。」

里見はとりあえず希依に顔を向けて見入った。なにかを言おうとして、でもやっぱり口を閉じてしまった。そこへ、準備室の扉が開ける音が響いた。


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