次の日の遭遇
ちゃんとしたやつ
ショッピングモールに来た。
アイスを食べて、タピオカジュース?と言う物を飲んで、服を見て回った。
古賀さんのはもちろん、僕のも。
気に入ったのがあったので、試着したり、着せ替え人形にされたり、購入したりした。
ここまでの出費は僕が持った。
さすがに悪いと言われたけれど、男を見せさせてくれと懇願すると、何とか許しを得た。
僕的には満足だけど、古賀さんがもう少しと言うのなら、最後まで付き合うことにした。
が、大体昼時で、人もそろそろ混み合ってきた。
僕一人できたら、迷子になりそうだ。…
食べ物屋さんが並んでいる一階を歩いていた。
「あ、・・・千堂君。私ちょっと、手を洗ってくるね。」
なぜか、顔が赤いような?
急いでいるようだったので、僕も考える。
「ん?古賀さん。流しなら、ココにあるよ。」
そう言って指したのは、飲食店の前にある小さな流し。
一人用というか、こじんまりしたものだ。
・・・それがいけなかったみたいだ。
「千堂君、付いてきて。」
少し歩いて、人通りの少ない非常階段の近くまでやってきた。
「千堂君。前見て」
「なっ!」
「そういう事」
意味を理解した。
「・・・い、いってらっしゃい」
気付けば、目の前に女子トイレがあったのは、誰にも言わないでおこう。…
と、言う事は、また、からかわれたわけだ……い、いや、まて、これは、おあいこだ。
フフッ、自動攻撃完了。のち、完全迎撃食らう…
これ、何の話?…
※
古賀さんが、トイレに入ってすぐの事。
それは起きた。
二人の女性が楽しそうな声とともにやって来る。
僕は、壁に背を預けている状態で、少しカッコつけているといった感じだった。
そんな僕に、何の前触れもなく話しかけてきたのだ。――――
「うおっ!・・・・・・そ、そこのお兄さーん?」
金色に髪を染めて、長い髪をお洒落な三角や星の形のヘアピンを付けている女性だ。ピアスもしているし、怖い印象が持てる。
う、うわあ。
・・・・・・じ、実は、去年こういうのありました。
その時は、何だったかな?
恐喝で終わったけど、酷いときなんかは、暴力もあった。
本当に嫌だ。
まさか、その可能性を考慮していなかった。…
く、で、もう一人の女性は――――は?・・・・・・さくら、さん?
見えるのはそう、僕を振ったクラスメートであった。…………
意味わからないのありますよね?
どうでしょうか?
感想,アドバイス等ありましたら、よろしくお願いいたします。