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振られたその日から逆転するラブコメ  作者: スクールストライカー
ぐちゃぐちゃな好き
2/59

プロローグ2

どうぞよろしくお願い致します。

短いです。

前回とは、ギャップ萌え?


 


 


 「・・・・・・・・・・・・えっ・・・・・・。」


 僕は、口に出した言葉を曲げない。

 真っ直ぐに彼女を見据える。


 が、途端恥ずかしくなる。

 顔が熱くなるのが感じて、人差し指で頬をかく。わかりやすい照れ隠しだ。と、自分でもそう思うのだから、古賀さんもそう思っているに違いない。

 

 だから、


 「・・・・・・もし、よければ、古賀さんが、良いと言うのなら、・・・今から夕飯食べに帰ろう。・・・・・・」


 僕は、言い切った。しっかりと

 僕は、逃げなかった。

 そんな僕は、自分で言うのはなんだけど、誇らしいと思った。


 古賀さんは、瞳孔が激しく揺れた。それから、ゆっくりと口を開く。


 「・・・・・・い、いいの?」

 「うん。・・・って、まだ親に許可は貰ってないけど…いいよ。」

 「・・・・・・私、お金なんて、数えるほどしか持ってないよ?」

 「知ってる。」

 「・・・私、まだ高一だよ?」

 「知ってる。」

 「・・・・・・私、恩の返し方とか、わからないよ?」

 「うーん。じゃあ、何してもらおっかなあ。」

 「・・・・・・。」


 ジト目を向けてくる古賀さん。


 「い、いや、そういう意味じゃないよっ!」

 「うん。分かってる。・・・わかってるよ。」


 と言っては、また泣き出してしまった。

 僕は、気の利いた言葉を言えなければ、涙が、笑みに変えられる冗談は言えない。


 ただ、僕が言えるのは――


 「嫌?」


 もう一度問う。

 彼女の意見が最優先だ。




 古賀さんは、涙を吹き飛ばすかのように笑った。

 そして、


 「・・・・・・追い出したくなったら、追い出してくれてもいいです。だから、・・・どうか、宜しくお願いします。」


 そう言った。

 古賀さんは、真面目だ。

 こんな僕にも頭を下げて、こちらの心配までしている。だけど、追い出したくなったらってのはちょっとずるいなあ、と思った。

 

 親に許可は取ってない。でも、たぶんうちの親は、お人よし過ぎるから大丈夫だと思う。

 それに、「昔から女の子には優しくしなさい。」と言ってきたのは、二人だ。だからきっと、優しくすればいいんだ。

 それが、僕にできる事。

 

 「じゃあ、帰ろっか。」


 僕は古賀さんに、手を差し伸べる。



 「・・・ありがとう。ありがとう。・・・ごめんね。……」――――――――――


 古賀さんは、手を取った。

 僕に対する感謝の表れか、悲しさからの表れか、見つけた居場所をを離さないという思いの表れか。そんなのどれかなんてわからない。

 ただ一つ、握る手に自然と力がこもっていた。





 それから、僕たちはあんなにも遠かった帰路に着いた。

 今度は、最短距離で。


 

 


 

 

どうでしょうか?

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ついでに、評価もしていただけると嬉しいです!!!


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