加速しだす日常
本日九回目。
溜め回
授業の内容は、全く入ってこなかった。
家に帰ったら、復習確定かな。…
というのも、朝の激闘が全校に広がってしまっていた。
だから、肩身が狭いやら広いやら…しかし、噂を聞いている限りでは、そんなに悪い評判はない。
どれも、「おのれ、俺の古賀さんを…」とか「千堂君可哀想ー。」みたいな感じです。
そして、もう一つ。
古賀さんの発言以外で、なんと、女の子に告白されちゃいました~。
な、なんですってー。な、展開でしたが、余計に授業に集中出来なくなりました。
というような、・・・そんな軽いものではなかった。
負った傷の深さは、辛さは、良く知っているから…
もちろん、断った。…
「僕は、この前告白したばかりだから。」と、でもその時、「・・・やっぱり、古賀さんには勝てないや…」と言ったのを、聞き逃さなかった。
なんか違うと思った。
僕の言葉で人を悲しませるのは、なんか違う。…
憧れは、ただの憧れ…
・・・僕は、古賀さんが家族として好きだ。
けど、助けられてばっかりで…女の子として好きかと聞かれれば、すぐには出ない。…
出なくていい…出たら、やっぱり、怖い。
そこは、簡単には変われない。
あと、変わりたくない…家族だから…今の関係が崩れるのは嫌だ。
臆病でも、今が楽しい。
古賀さんは、もう、家族でいなくてならない。そう、縛るようなものが胸で拮抗する…
「人気者の千堂君や、帰ろ~。」
後ろから聞こえる明るい声。
今まで悩んだこともなかった難しいものが、一瞬で吹き飛ぶような声。
面白いと思った。
だから、形を成していない純粋な結論が出る。
フッ、そんなことはなかった。古賀さんは、家族として好きだ。
たった一つの事実。
「それは、古賀さんが言うかな~。いいよ。」
僕思う。今は、今までに出来なかった青春を送りたい!古賀さんと。
※
玄関の扉を開けて、声がそろう。
「「ただいまー。」」
今の僕たちは、双子のようだ…僕が、弟かもしれないけど、頼られる男の子になりたい。
今は無理でも、いつか。……
いや、今日から――――
古賀さんに、お礼を返し過ぎるまで…いいや、気が済むまで。
僕の日常は、僕自身が加速させる。
どうでしょうか?
主人公の気持ちのぐっちゃぐっちゃさが分るでしょうか。
評価をお願い致します。




