リョウ
俺の名前はリョウ。エルダント王国王都から少し離れた森の近くで半自給自足の一人で暮らしている。
いや、正確には一人と6匹の狼とだ。
俺はたまにだが毛皮や肉を売り行ったり調味料などを買いに王都に行っている今日はちょうどその日だ。
王都につくといつもよりも人が多く賑わっている
「なんだ?今日は何かあるのか?」
独り言のつもりだったが隣の男が答えてくれた。
「なんだ、知らないのか?今日召喚された勇者様が俺達の前に現れてくれるらしいぜ!」
「そうなのか勇者様が召喚されたのか」
「あぁこれで魔物に怯えることがなくなるぜ!」
「そうだな」
その男と何度か話したあと街をブラブラと歩きながら俺は商店にいった。
古賀日和視点
私は古賀日和昨日から勇者やってます!今日は私のお披露目をするらしい。そして今日から勇者として活動する予定よ。
私の召喚された世界は地球で例えると中世ヨーロッパみたいな感じ?って言うのかしら。そんなことを考えていると王様に前に出るように言われた。私が前にでると街人たちが私を見てざわめいた。多分勇者がこんな小さくて可愛い美少女とは思っていなかったのね!
「私は古賀日和!もう魔物たちに好き勝手にはさせないわ!安心して私に任せなさい!」
私の発言に街人が歓喜し、私のお披露目は無事終了した。
お披露目が終わった私は一式装備を貰い、すぐに冒険者ギルドに向かった。
その間私は街人や騎士っぽい人のステータスを見てみた。
平均的に街人と騎士っぽい人のステータスはこうだ。
街人
レベル 2
体力 50
攻撃力 50
防御力 50
俊敏 50
運 50
スキル 無し
騎士っぽい人
レベル 10
体力 150
攻撃力 150
防御力 150
俊敏 150
運 70
スキル 剣技 護身術
ってところだった。
ちなみに私は
レベル 1
体力 120
攻撃力 120
防御力 120
俊敏 150
運 250
スキル アイテムボックス 鑑定眼
まぁレベル1で10レベルの騎士っぽい人たちより少し低いくらいのステータスで運はなんと3倍以上よ!ま、私は勇者だからまぁまぁね。さっ私の冒険譚はこれから始まるのよ!私は近くの森に経験値を探しに行った。
リョウ視点
商店に着き、俺は今日売る毛皮を商人に渡した。
「これを買い取ってくれるかい?」
「ウサギの毛皮かそれもなかなかの量と質だな、ちょっと待ってな」
「これで売る物は終わりか?なら、合計で金貨4枚だ、いいか?」
と商人が聞いてくる。
ちなみにこの国の通貨の割合は
鉄貨1000枚
=銀貨100枚
=金貨10枚
=大金貨1枚
となっている。
「あぁ、その金で塩を買いたい、金貨3枚でどれだけ買えそうか?」
「そうだな、100グラム金貨一枚で金貨3枚なら300グラムってとこだな」
「わかったその値で買おう」
俺は野菜や畑を作り育てているし肉などは森で狩っている。だから王都で買うものはなにか道具が壊れない限り塩などぐらいしか無いのだ。
買う物をか俺は「ちなみに噂の勇者様はどんな感じなんだったんだ?」
俺は買い物も終えたのでふと気になったことを商人に聞いた。
「さぁ?まぁ勇者様として召喚されたんだ俺なんかよりは強いだろうよ‥それにやる気もあるみたいですぐに冒険者ギルドに行ったよ」
「へぇ‥まぁ俺には関係の無い話か‥ありがとよまた来月に毛皮を売りに来るよ」
「あぁ毎度あり」
そう言い俺は商人に言い商店を出た。「ちなみに噂の勇者様はどんな感じなんだったんだ?」
俺は買い物も終えたのでふと気になったことを商人に聞いた。
「ちなみに噂の勇者様はどんな感じなんだったんだ?」
「それがなぁ‥なんと美少女だったんだよ!」
「美少女のねぇ?そいつはほんとに魔物と戦えるのか?」
「さぁ?まぁ勇者様として召喚されたんだ俺なんかよりは強いだろうよ‥それにやる気もあるみたいですぐに冒険者ギルドに行ったよ」
「へぇ‥まぁ俺には関係の無い話か‥ありがとよまた今度毛皮を売りに来るよ」
「あぁ毎度あり」
そう言い俺は商人に言い商店を出た。
家に帰った俺は狼達の見回り(お散歩)を見送り塩を片付け昼寝をした。
「ウォン!、ウォンウォン!」
俺の昼寝はたった10分で一匹の愛狼の鳴き声によって中断された。
「お前ひとりか、どうしたんだ?何かあったのか?」
狼は俺が起きたのを確認して、ひと鳴きすると森に向かった。
「着いてこいってことか?」
俺は狼の後に続いて森の中へ向かった。するとすぐモンスター達と対峙する一人の少女がいた。
「ゴブリンね!私の初経験値になりなさい!」
少女はゴブリンに向かって発破をかけている、‥‥どうやら後ろから狙っている他のゴブリンにはきづいていないらしい‥‥。