それいけ!魔法少女めたぞんちゃん!
「ふええっ! 遅刻遅刻!」
ぱたぱたと自分の足音が響くのを置き去りにして、私は通学路をひた走る。
それはもう、息切れしながらの全力だ。乙女のスカートが翻ることに気を配る余裕すらない。
私の名前はめたるぞんび。なろう学園初等部の五年生だ。
趣味は小説とお絵かき。好きな動物は鳥とエルフ。どこにでもいる、ごくふつうの小学生。
「とおうっ」
通学路の途中、いつもの階段をお上品に下ることがまどろっこしくて、ひとっ飛びで降りてしまう。
着地の衝撃で弾かれるようにして、私はさらに前へと足を動かした。
まるで陽の光から逃れるかのように、桜並木の隙間から降る木漏れ日を、私は駆け抜けていく。
四月も半分をすぎて、散っていく頃の桜。本当なら足を止めてのんびりと眺めたいけれど、時間はそれを許してはくれない。
かちゃかちゃと鳴るランドセルの留め具と、ぱたぱたと暴れるストラップが、私の焦りをつつき回しているみたいだった。
「はぁ、はぁっ……春の陽気を楽しむ暇もないよぉ……!」
「陽気なんて難しい言葉知ってるね、めたぞんちゃん!」
「そりゃ、小説が趣味だし……はっ……なろう学園の理念は、『言葉を楽しむ』だもの……って、へち子!?」
急いでいたので、声をかけられても一瞬疑問に思わなかった。
全力疾走を続ける私の隣でぱたぱたと羽ばたいて並んでいるのは、私が飼っているセキセイインコだ。
正確にはインコのようでインコでは無かったっぽいのだけど、とにかくうちで飼っているのは間違いない。
ずざざ、と砂煙をあげるほどの勢いで、私は急停止。手近な桜の木の影に隠れ、へち子に注意する。
「ダメじゃない、家から出てきたら! あと、外で喋らないでよ! 目立っちゃうでしょ!」
「そんな場合じゃないよ! 奴らが……奴らが現れたんだ!」
「ええっ、またぁ!? 勘弁してよぉ!」
へち子から告げられた言葉に、私は泣きそうな声をあげる。実際泣きそうだった。
通学中、しかも遅刻ギリギリのタイミングで『敵襲』を告げられたということは、相手をしていたら遅刻は確定ということ。
そうなったら先生からは睨まれ、教室でクラスメイトからは笑われ、お母さんからはおやつ抜きにされてしまう。
「うう、聞かなかったことにしたい……」
「ダメだよ! 奴らは、奴らは私の故郷を滅ぼしたんだ! 奴らをこのままにしておいたら、きっとこの星もめちゃくちゃにされてしまうっ!!」
おそらく人間だったら力強く拳を握っているような感じで、へち子は力説してくる。
そう。彼女がふつうのインコと違うところは、実はセキセイインコはオウムの仲間だとか、そういうところではない。
彼女は宇宙人(宇宙鳥?)で、遥か遠い宇宙の向こうから、この星にやってきたのだという。
彼女本人がそう言っているだけなので、本当なのかどうかは分らない。
そして彼女を拾ってしまった私は、へち子の故郷を滅ぼしたらしい宇宙人たちと戦うことを宿命づけられてしまったのだけど――
「――うう、やりたくないよぉ」
正直、ものすごーく気乗りしない。
はじめは女の子の憧れ、魔法少女というものにドキドキワクワクした。けれど、現実は私が思ってたのと、ちょっとかなりすごく違った。
「そんなこと言わないで! ほら、ここから近いよ! 2丁目の方! さっさと片付ければ、きっと学校にも間に合うから!」
「ちょ、やだ! 待って、行く! 行くからスカートは引っ張らないでぇ!?」
結局拒否しても、最後にはこうして無理やりやらされてしまう。
うう、私って押しに弱いなぁ……。
◇◆◇
2丁目は、いわゆる住宅街だった。
なろう学園に通っているお友達で、ここに住んでいる子は結構多い。知り合いのお母さんにすれ違わないかとヒヤヒヤしながら、私はへち子の案内で目的の場所までやってきた。
「ほら、あそこだよ、めたぞんちゃん」
さすがに敵の近くに来ているからか、へち子もいつもの大声はなりを潜めている。
いつもこれくらい、ボリュームを下げてくれると良いのだけど。
「……なにアレ」
相手を見て、とりあえず出てきた感想はそれだった。
とりあえず大きい。たぶん身長は2メートルくらいあると思う。うちのお父さんより全然大きい。
全身の筋肉は細くて、身長が高いせいで針金のような印象を受けた。
サイズの合う服なんてどこで売っていたのか、スーツらしきものを着ている。
「あれって……調味料、だよね?」
針金さん(仮名)は、長いお手々いっぱいに調味料を持っていた。お味噌とか、お醤油とか、お砂糖とか。
それらを抱えるようにして、針金さんはふらふらと住宅街を歩いている。
「……ねえ、へち子。あれってそんなに悪いことなの?」
見たままの感想を言うと、大荷物を抱えて大変そうという感じだ。
少なくとも調味料を運んでいて星が滅びるなんて、まったく想像ができない。
「騙されちゃダメだよ、奴らはああやって、少しずつこの惑星を滅ぼす気なんだ!」
へち子からは力説されるけど、ちょっと言ってる意味が分からない。
今までの敵もほとんど変だったので、今回もそうなのかもしれない。けれど、今回は相手が持っているものがあまりにも家庭的すぎて、私はあまり危険を感じなかった。
「調味料でできるのは、料理くらいのものだと思うんだけど……?」
私も料理はできるので、針金さんが持っているものでなにが出来るのかはだいたい分かる。
あれはどう見たって、料理をするだけのもののはず。
ただ、見た目は不審者なので怪しいのは本当だった。周りをきょろきょろと気にしながら、ひょろひょろの身体が歩き回るのは、ちょっと怖い。
「……あのー」
とりあえず、なにをしているのか話しかけてみよう。そう思って、私は背後から声をかけた。
びく、と相手の方が跳ね、飛び退くように私から距離を取る。そうしながら百八十度反転して、お互いの目が合った。
ぎょろりとした瞳に、まんまるのお口。鼻と耳はなく、どうみても地球人ではありえない外見だった。
「ググ、見つかってしまったか!」
「えーと……なにをしているの?」
「グググ、バレては仕方がない! 私はこの星を滅ぼすために遣わされた、悪魔の手先……!」
どうやら、へち子の言う通りだったらしい。
両手いっぱいに調味料を抱えてそんなことを言われても、ぜんぜん説得力がないのだけど。
「……調味料でどうやって滅ぼすの?」
一応聞いてみると、相手は自信満々に胸を張って、
「この星のすべての調味料を奪い取り、食の楽しみを奪う! そうすれば人間たちは生きる気力をなくし、自らの命を絶つに違いない!」
「気の長い計画……!」
もしかしてバカなんじゃないだろうか。
今までの敵もだいたいこんな感じだったけど、やっぱりこのノリは彼らの共通らしい。
「手始めにこの住宅街の奴らから滅ぼしてやるのだ!」
「えーと……泥棒騒ぎにはなると思うけど、みんなまた調味料買いに行くと思う、よ?」
「ふっ……残念だったな。近隣のスーパーから調味料は買い占め済みだ!!」
「そこは盗まなかったんだ!?」
「当たり前だ! 監視カメラに映ったら大変なことになるだろうが!」
「なんでそこだけきちんとルール守るの!?」
本当にこの人たち、世界を滅ぼす気があるのだろうか。
「くうう、なんて悪いやつなんだ……こいつは強敵だよ、めたぞんちゃん!」
「ええ……これ、真面目にやらないとダメなやつなの……?」
「当たり前だよ、この星の未来がかかってるんだよ!」
「あんな地域新聞を騒がせる程度で滅びてたら、星がいくつあっても足りないよ!?」
むしろこのテンションの相手に滅ぼされたって、へち子の星はどんな感じだったのだろうか。逆に気になる。
「グググッ! 計画の邪魔をするものは、排除せねばなるまい!」
「えっ……きゃあっ!」
危険を感じて、身体が勝手に動いた。
その場で身を低くして屈むと、少し前まで私の頭があった場所を、針金さんの手が通り過ぎていった。
ぶん、と空気が揺れる音が聞こえて、取り落とされた調味料が地面に身を投げ出した。
「ひえっ……!」
きちんと避けたのに、髪が何本か切れてしまう。
避けていなかったらと思うと、ぞっとする。それと同時に、思うことはひとつ。
「絶対これ、ふつうに侵略した方がいいよぉ……!」
調味料を奪い取るなんてことしなくても、ただ暴れるだけで十分に星がピンチになる。
どうしてこの宇宙人たち、身体はものすごく強いのに頭はものすごく弱いんだろう。
「めたぞんちゃん、変身だ!」
「うぅ、分かったよぉ!」
とにもかくにも、このままだと危ない。
世界の平和より先に自分を守るために、私はランドセルに吊り下げた桃色の輝きを手に取った。
一見するとただのストラップのように見える小さなコンパクトは、へち子に与えられた不思議アイテムだ。
『美少女エネルギー、フルチャージ!』
響き渡る電子音にいろいろとツッコミを入れたいけど、もう慣れてしまったので放っておく。
既にげんなりし始めたわたしをおいて、開かれたコンパクトから光があふれた。
まばゆい光が、あたりを包み込んでいく。
「これは……結界か!」
「そう! これこそ私たちの科学の粋を結集して生み出された、美少女恥辱空間!」
宇宙人ふたりがノリノリになっているうちに、変身が進んでいく。
空間を包んだ光が、今度は私に降り注ぐ。
学園の制服は光に触れた途端に絹のようにほどけて、輝く糸の群れになった。
ほどけた糸が全身に絡みついて、私は人形のように勝手に動かされる。
まるで、ダンスを踊るかのような動き。軽やかなステップを踏み、くるくると回る。
そうしているうちに、光の束が私を彩っていく。
しゃらりん、とポップな効果音がどこからともなく響く。そして音が鳴るたびに、私の身体が新しい服に飾られる。
制服を基本としながらも、制服よりももっと華やかに、もっと可愛らしく。
およそ戦いに向いているとは思えない、丈の短いフリルスカートとリボンを振る。胸元にコンパクトがセットされるのを見届けて、私は高らかに叫んだ。
「愛とメタルのセーラー服美少女魔法使い! 魔法少女めたぞん☆だぞん!」
「魔法、少女だと……!?」
「星に代わって、成敗しちゃうんだぞん!」
……うん。毎回これ、すごく恥ずかしい。ちょっと死にたい。
宇宙人からこの星を守る。そう決めたときにへち子から渡されたコンパクトの形をした道具は、彼女の星の技術によって造られた、『魔法少女変身アイテム』。
へち子が言うには、年頃の女の子が放つ乙女心とか、チョコパフェとかなんだか素敵な匂いとかをエネルギーに変えることで変身するらしいのだけど……。
「いつもいつも、変なポーズ決めさせられるし、恥ずかしいカッコにされるし、なんなのよこれ……!」
「でも、めたぞんちゃんくらいの女の子ってそういうの好きでしょ?」
「そうだけど、魔法少女を始めてからそうでもないよ!!」
確かにクラスでは魔法少女ものが流行っているし、しょっちゅうある作文の授業で書いてくる子も少なくない。
けれど、やってみると思っていたのとだいぶ違っていた。
想像と現実は違う。そういうことだ。
「なってみたら現実見えちゃうものなの!」
「小五が放っていい言葉じゃないよ!?」
「そうさせたのはへち子でしょうが……!」
「随分、余裕を見せてくれるなァ!」
言い争っているところに、再び手が飛んできた。
指をくの字に曲げて、水をかくような横振りの打撃。ぎらりと光る爪の行き先は、私の顔面だ。
変身前は見えなかったけど、今の私にはきちんと見えている。
「とおっ!」
まるで通学路の階段を降りるような気軽さで、私はステップを踏む。
針金さんの手の長さを見切り、十分な距離を取った。
「避けた……!?」
「ふふふ、ここは美少女空間トワイライトゾーン! この結界の中では美少女の能力は三倍に! 怪人の能力は半分になるのさ!」
肩の上でへち子が得意げだけど、どっちが悪役なのか分からないテンションだった。
「私としては、人に見られないことが大切なんだけどね……!」
こんな恥ずかしい格好、知り合いに見られたら明日から町を歩けなくなってしまう。
「ググ、人知れず世界を救う正義の味方を気取るか……!」
「人に知られたら私の人生が救われなくなるからだよ!」
「ならば、これでどうだ!!」
リーチの外から、相手の手が掲げられる。
次にまばたきをしたと同時に、それがやってきた。
「ツメミサイル!!」
春の陽気を切り裂いて、言葉通りに爪が飛んできた。
……連射できるっぽい!
相手の爪が再び生えるのを確認しつつ、私は対応のために動いた。
魔法少女の衣装に飾りのように取り付けられたたくさんの絵筆。その中から必要なものを選んで、手に取る。
「ええいっ……!」
私の指の動きに合わせて、空中に張り付くようにして魔法の絵の具が広がった。
私の魔法少女としての武器は、魔法の筆と絵の具。
その力で、私は身を守るための力を描き出す。
「ミラクルペイント、シールド!」
高速で描いたのは、私とへち子をすっぽりと覆うほどに、大きな盾。
描かれた盾は一瞬でその姿を現実のものにする。きちんと形を持って、私たちを守ってくれる。
がりがりと引っ掻く音が何度も響くけど、盾はびくともしない。揺らぐこともなく、ただそこにある。
かなり大きな音と、弾かれた爪によって周りの家も壊れていくけど、問題は無い。
難しいことは分からないけど、位相が違うとかで、結界の中で起こることは現実に影響がないのだそうだ。
「やるな、魔法少女めたぞん! しかし……!」
「にゅ……!?」
明らかに爪で引っ掻く音とは違う音色が、耳に届いた。
階段を駆け上がるような、軽い音の連続。嫌な予感がして上を見ると、そこに相手がいた。
おそらくは私の描いた盾をかけ登って来たのだろう。
空から、針金が降ってきた。
「天空ペケ字クロー!!!」
「ふええええ!?」
重力込みの引っ掻きが、私の頭を狙う。
さすがに絵を描いてる暇がないので、慌てて回避した。
「ひゃうぅっ!」
避けきれずに、魔法少女の衣装が荒く引き裂かれる。
魔法少女の不思議パワーとやらで守られているから肌は傷つかなかったけど、春風が肌に触って、恥ずかしい。
「ふええ、服がボロボロに……」
「やったねめたぞんちゃん! 間違えた、大丈夫めたぞんちゃん!?」
「今本音出てたよねぇ!? あとで覚えてなさいよへち子!」
たぶんへち子自作のインコサイズのビデオカメラをデコピンで吹っ飛ばしてから、私は相手に向き直る。
「もう許さないんだから……!」
連射を警戒して大きめの盾を作ってしまったのは私のミスだけど、それとこれとは話が別だ。乙女の服を破くなんて許せない。
私の心に応えるように、胸のコンパクトがまばゆい光を放ち始める。
『充填完了。最終形態に移行します』
「なんだ……!?」
「ふふん! 説明しよう! めたぞんちゃんの羞恥心がマックスになったとき、乙女心のオーバーヒートを検知した変身コンパクトは真の力を解放し、めたぞんちゃんは究極美少女フォームへと進化するのだ!」
めんどくさくて意味不明な説明はへち子がしてくれるので、私は自分がやるべきことをやる。
コンパクトから溢れた光が渦を巻き、私に集まる。
はじめに変身したときと同じように、魔法少女としての服がほどけ、もう一度生み出される。
もっともっと華やかに、もっともっと綺麗に、そしてもっともっと恥ずかしい格好に。
フリフリが豪華になりつつも、身体のラインと肌をしっかりと出した衣装。いわゆる番組後半の姿。
恥ずかしさをより感じられるように努力した、へち子がそう語る意味の分からないデザインの衣装だけど、その能力は折り紙つきだ。
「全力集中、清書モード!」
羽のように、小さな筆がいくつも生成される。
現れた筆の群れはそれぞれが意志を持っているかのように、ありとあらゆる攻撃手段を描いていく。
剣、槍、斧、弓、マスケット銃、2tトラックにロードローラー。爆弾にゴルフクラブ、大きな灰皿までなんでもござれ。
とにかく思いつく限り、インスピレーションが赴くままに、私の想像通りのものたちが描き出されていく。
「な……んじゃこりゃあ!?」
「想像力よ!」
創作をする人特有のアレだ。
だからこそ、私の武器は筆になったのだから。
「お絵かき爆弾、行くよぉ……! ミラクルペイント完成原稿、入稿……だ、ぞん!」
描きあがったイラストたちが、桜が咲くように色付いていく。
私の想像力の限りを尽くした、フルカラーイラストたち。
桜並木ではなく、武器の並木が降り注いだ。
「わ、私が倒れても、第二、第三の刺客がっ……!」
「何度来てもいいけど、せめてもう少し緊張感多めでお願いね……!」
捨て台詞を残して、相手が攻撃の雨に飲まれるのを、私は見届けた。
すべての攻撃が終わる前に、光の玉のようなものが空に昇って行くのが見えた。へち子いわく、あれは宇宙人が使う緊急の離脱手段らしい。
「くっ、逃したか……!」
「いいじゃない、元々手加減してるし」
いくら違う星の人で侵略者でも、命を奪ってしまうのはちょっと怖い。
元々気絶程度の威力になるように魔法も調節しているので、逃げられてしまっても気にしない。
「……はあ、なんとか終わったぁ」
「やったね、めたぞんちゃん! 世界の平和をまた守ったよ!」
「放っておいても、せいぜいご近所の食卓の平和が乱れた程度だと思うけどね……?」
なんだろう、どっと疲れてしまった。
きっとこれからも、あんな感じでよくわからない敵がたくさん送り込まれてくるのだろう。
げんなりしつつ、ぺたんと座りこめば、春風に冷やされたアスファルトがちょっと心地いい。
「とりあえず変身と結界を解いてなろう学園……そうだ学園! ふええ、とっくに遅刻だよぉ!」
「世界の平和を守ったんだから、遅刻なんて些細なことだよ!」
「私にとっては大きなことなの! もおおお! また先生に怒られるーーー!!」
使命のことを話すわけにはいかないし、かといって学業をおろそかにもできない。
世界を守るって、テレビで見るほど楽じゃないなとしみじみ思う。
面倒なことを背負ってしまったとは思うけど、引き受けてしまったのだから、どうしようもない。
「頑張れ、めたぞんちゃん! 負けるな、めたぞんちゃん!」
「ううう、分かったよぉ! 頑張るよぉ!」
押しに弱い私の、正義の味方としての道は、たぶん長く険しそうだった。