第二十一章
広場には1台の馬車が止まっており、その周りを囲むように村の人たちが集まっていた。
あれから1台の馬車がやってきたのだ。
馬車の中から、ちらりとサーカス団らしき人が数名乗っていたのが見えた。
暫くして、リアムが家まで迎えに来て一緒に広場に来たのだが...
「見えないね…」
「うん」
村の人たちで見えないのだ。
ジャンプしてみたり掻い潜ろうとしたが無理だった。
そうこうしてると「おや?」と後ろから声が聞こえ後ろを振り向くと
神父様が立っていた。
「「神父様」」2人の声が重なった
「リアム、シェリーこんにちは…凄い人ですね~」
「うん..全然前にも進めないし!サーカスの人見れないんだぁ~」リアムはがっかりしたように話す
「私も見れると思ったんだけど…人が多すぎて見れないや」そう話す私達に神父様は何か考えるように首を傾げる。
ふと何か思いついたように私達に手招きをした。
「「‥?」」私達はお互いに目を合わせながら神父様のもとに向かうと
「よっ…と…これなら見えますか?」
神父様は近づいた私達を抱きかかえ肩に乗せたのだ
「うわぁー神父様凄い!高い!」リアムは驚いたように何処か嬉しそうに声を上げる。
それもそうだろう二人の子供を両肩に乗せてるって...
見た目が華奢だが意外と力があるんだと思い知らされた。
私はただただ唖然としたが、お陰でサーカスの人たちが見えた。
「これなら見えるでしょう?」爽やかな笑顔で言う神父様
「うん!変な格好の人がいっぱいで面白いよ!」子供ながらに正直だ
「確かに変な格好だけど...ん?」サーカスの人の近くにカイル達が居た。
こっちに気づいたのか、驚いて指差しているように見える。
リアムの方を見ると指を指してるカイルに気づいたのか何故かドヤ顔してる
サーカスの人達もこっちに気づいたのか何名か手を振ってくれた
リアムは、大きく手を振って私は小さくお辞儀した。
そんな私達を見て神父様は笑っていた。




