第十一章
ドアを数回ノックし部屋へと入る。「長老様。失礼します。お体の具合はどうですか?」神父は目の前に横たわる彼に声を掛けた。
まだ20歳半ばに見える彼は、600歳は超えている歴としたご老人だ。
種族が違う彼等は、人間よりも長く生きゆっくりと老いていくその最中若いままで、見目が止まってしまう人もいるようだ。
「うむ・・今日は調子が良い」
「それは良かった・・いつもの薬を置いておきますね。調子が良いからと言ってご無理はなさらないようにして下さいね」
「分かっているよ神父殿。所で村の様子は・・・何も変わりはないかね?」静かに目を開けて神父殿の居る方角へと目を向けそう問いかけた。
神父殿は少し考える素振りを見せながら「そうですね・・・これと言って変わったことはありませんね」そう答えると再び長老は目を閉じて「そうか・・・」と一言呟いた。
「そうそう変わり事ではないですが、最近シェリーとリアムが勉強しに協会へ来るんです。」ふと思い出したように呟いた
「ハースト家とオーランド家の子供らか・・・」
「ええ・・2人とも特にシェリーは、他の子と一緒に遊ぶ様子もなくて・・大人びてるというかそれが心配で・・・」
神父は窓の方を見ながら呟く外では、楽しそうに遊んでいる子供達の姿が目に映っていた。
赤い服を着た男の子「なぁなぁ!今日は違ったことしないか!」
「違ったこと?」緑の服を着た男の子は不思議そうに首を傾げた
「違ったことって何するの~?」女の子は赤い服を着た男の子に問いかける
赤い服を着た男の子「最近リアムがシェリーとばっかで付き合い悪いじゃん?だから今日は2人何してるかこっそりついて行って脅かそうぜ!」こっそりと赤い服の子が話すと緑の子は、何所かつまらなそうな顔をした。
緑の服を着た男の子「えーリアム達について行ってもどうせ協会にしか行かないじゃん」
ピンクの服を着た女の子「うん・・・教会行っても神父様と話を聞いてたり何かしてるだけだもん」女の子も何所かつまらなそうだ
赤い服の着た男の子「そーれーが!今日は教会じゃなくて、違うところ行くみたいだぜ!」




