れぽーと
私は命について研究している。
近年3秒に一度、爆発が起こっている。地下に避難した人類も多い中、私は地上で爆発の発生とイレギュラーについて研究している。爆発に関しては命が失われる瞬間に起こることが確認されている。その中でもイレギュラーなのは、病が完治する現象が起こっていることだ。この範囲は爆発と同じで「県」一つと同じくらいの範囲だ。「県」とは爆発が起こる前の日本で使われていた街の区間を表す言葉だ。病人の病が完治するだけではない。完治した人達は不死身になる。死ぬことなく今も荒廃した地上で生き続けている。彼らは無限労働力として需要が約束されており国の貴重な財産となっている。これらのデータは地下に転送され教育機関、生存研究機関に転送される。
私はもう自分の年齢を覚えていない。
これからも研究は続く。