超ネタバレを含むかもしれない、200回特別記念回
「はぁ……」
俺は、温泉に来ていた。凄い広い湯船だなぁ~。湯加減も丁度いい。惜しいのは、俺以外に誰一人も客がいないということだろうか。まぁ、男湯だからな。皆がいるはずもないか。そう思っていると……。
「……」
お湯の中から、頭の先のようなものが顔を出した。水色の髪? ミズキかな? それは、タオルを頭に折りたたんで乗せたまま、こちらにゆっくりと近づいてくる。
「……」
そして、俺の目の前でゆっくりと止まった。
「ぷっは~~!!!!……わしじゃ!!」
「……誰?」
俺の目の前に、大質量のおっぱいがぶるん!! と、顔を出す。あれ、おかしいな? こんな近いのに、肝心の部分が湯気で見えない。おかしいぞ、どうなっているんだ。
「うん、わしのことを忘れたのかの、ベイ・アルフェルト?あれか、焦らしプレイとか言う奴かの?」
「……」
俺は、今一度記憶を探ってみた。水色の髪、褐色の肌、ミルクにも並びそうな見事なロリ爆乳。……まったく、見覚えが無かった。
「何じゃ、そんな難しそうな顔をして?……ほう。つまり、わしのこのおっぱいが気になるわけじゃな。うーん、まぁ、良いぞ。どうしても、触らんと思い出せぬというのなら触らせてやろう」
目の前で、褐色のたわわな果実が、謎の少女の手によってグニグニ・たぽたぽと形を変えていく。……触っても思い出せない。そんな気はする。でも、触りたいじゃん? 触りたいです!!!! 俺は、ゆっくりと自分の手を目標物に向けて伸ばした。その時だった……。
「ストォォォォォォォォオオオオオオオオオオップ!!!!」
「何じゃ、いいところで。うるさい牛じゃのう……」
突然俺の横らへんのお湯の中から、ミルクが飛び出して来た。これまた、たわわな果実がブルンと揺れる。
「本編にも出てきてない奴が、何故、ご主人様といちゃついているんですか!!」
「出てきて無い?何を言っておるんじゃ、お主は……。ちゃんと、全話読んだのかのう?わしも、出ておるじゃろうが?」
「まだ本編は、完結していませんよ!!!」
「むっ、何じゃと……。つまり、わしは過去の世界に来てしまったと、そういう訳か……。通りで、ベイ・アルフェルトが変な反応をするわけじゃ」
「そうです!!分かったら、さっさと帰りなさい!!」
「とは言っても、帰り方も分からんからのう……」
褐色の少女は、うーん、と腕を組んで考えている。その後、俺の隣に腰を下ろし、おっぱいを腕に押し付けてきた。
「分からん。じゃから、今は温泉とやらをゆっくりと楽しもうではないか。のう、ベイ・アルフェルト!!」
「えっ。ああ、そうだね……」
「ご主人様!!こいつは、仲間になるかも分からない超危険な奴なんですよ!!」
「えっ、そうなのか……」
そうは、見えないけどなぁ。俺は、少女の頭を撫で撫でする。嬉しそうに、少女は笑みを浮かべた。
「わしの許可無く頭を撫でるなど……。他の者なら死んでおるぞ。じゃが、今は許そう。温泉で気分も良いし、それに、わしも気持ちが良いしな!!褒美に、わしのミルクをすすっても良いぞ?」
少女が、俺に向かってその豊満な胸を持ち上げて見せる。うーん、やはり肝心な部分が湯気で隠れて見えないな。どうなっとるんだ、これは。というか、ミルクが出るですと!!!!
「あざといアピールはやめなさい!! 本編で、仲間にもならない奴が!!」
「それは、まだ分からんじゃろう……。読者の反応が、10通ぐらい褐色ロリ爆乳仲間に入れて下さい!! と来たら、仲間になるやも知れぬ。まぁ、作者が気まぐれを起こしても、なるんじゃろうがの」
「いえ、あなたはキャラが、私と被ってるんですよ!!ご主人様の為の、ロリ爆乳枠は私1人で一杯一杯なんです!!だから、速く帰りなさい!!」
「……いちいちうるさい牛じゃのう。躾が、必要かのう」
「ああ?」
「何じゃ?」
「2人共、まぁまぁ落ち着いて……」
俺は、2人を抱き寄せる。俺の膝の上に、2人の柔らかいお尻が密着した。
「せっかくの温泉なんだ。楽しまないと損だよ。なっ、ミルク?」
「えっ、ええ、そうですね!!ご主人様!!」
「君も……」
「むっ、君とか、馴れ馴れしいのう。じゃが、その通りじゃ。ゆっくり楽しむとしよう。こんな、牛のことは忘れて……」
「……私も、こんな○○のことなんて忘れて、楽しみますかね」
うん? 今ミルクは、なんて言ったんだ? 聞き取れなかった。いや、聞こえなかったのか? 分からんが、なにかがおかしい。
「ふむ……」
少し、大人しくしたかと思うと少女は、俺の首に腕を回してきた。俺の胸板に、彼女の胸が押し付けられる!! ふぉぉぉぉおおおおおおおおお!! 柔らかい!!!! でかい!!!!
「って、こら~~!!何をしているんですか~~!!」
「何って、何じゃが?」
「!!」
「わしという者がおるのにもかかわらず、怯えるどころか抱き寄せて諌めるなど、なかなか男らしい物じゃと思ってな。少々、火が着いてしまった……。ベイ・アルフェルトに、責任を取ってもらうのが正しいじゃろう?じゃからこうして、やる気を出させようとしているわけじゃ」
スリスリと、胸が俺に押し付けられていく。……やばい。まじでやばい。理性が、崩壊しそうだ……。
「ご主人様!!するならこの私に!!このミルクに!!」
ミルクも、俺におっぱいを押し付けてくる。ミルク~~!! お前が、とどめを刺しに来てどうするんだよ~~!!!! 2つの爆乳が、俺の胸で形を変えていく。もう無理だ……。俺は、そう思った。
「……離れて下さい」
不意に、2人が俺の前から引き剥がされる。アルティ?
「ふぅ、危ないですね。いいですか、お2人共。この作品は、健全作品なんです!!本編外とはいえ、そのような振る舞いは困りますよ」
そう言うと、アルティは俺の膝の上に腰を下ろした。
「ほぅ……。とか言って、抜け駆けする気じゃろう。わしには分かるぞ」
「私には、その気は有りません。マスターのご意思を優先するのが、この私ですので。ですが、マスターが求められるのであれば、それも仕方ないでしょう」
そう言うと、アルティがされに俺に密着してくる。……いや、駄目でしょアルティ!!!! お前が、俺にとどめを刺しにきても駄目でしょう!!!!
「やはりな、この牝狐が……」
「私は、シデンさんじゃありませんので」
「たわけたことを!!」
「アルティ、あなた!!」
ミルクも、少女も再度、俺に近寄ってくる。そして、アルティと競いあうように、俺に密着してきた。
「選ぶのは、ベイ・アルフェルトじゃ!!異論はないな!!」
「ええ、良いでしょう。受けて立ちますとも!!」
「ご主人様を、一番満足させられるのは、このミルクです!!」
三者三様に、俺は3人に揉みくちゃにされた。ああ~、何だ、この天国のような地獄わ。アリー……、助け……。そう思うと俺は、次第に意識が遠くなっていく。そのまま俺は、ゆっくりと目を閉じた……。
*****
「……」
朝か……。何か、夢を見ていた気がするなぁ。褐色の幼女が……。あれ、アルティだっけ? 駄目だ。思い出せない。とにかく、そんな夢を見たような……。取り敢えず、起きることにしよう。俺は、寝ている皆を起こさないように、浜辺に出て行った。
200回めになります!!いやぁ、長々と続きましたね…。でもまぁ、色々と進んではいますし。頑張って、執筆していこうと思います!!さて、200という節目を迎えました。評価点、感想など入れたり、送ったりなどしていただけると嬉しいです。それ以前に、皆さんに楽しんで頂けているのでしょうか…。多くの人に楽しんで頂ける作品を書くのは、とても難しいことですが。まぁ、そうなるよう頑張って書いていこうと思います。ではでは、今後共、召喚魔法で異世界踏破を、よろしくお願い致します。