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召喚魔法で異世界踏破  作者: 北都 流
第二章・五部 夏と商家の娘?と
200/632

超ネタバレを含むかもしれない、200回特別記念回

「はぁ……」


 俺は、温泉に来ていた。凄い広い湯船だなぁ~。湯加減も丁度いい。惜しいのは、俺以外に誰一人も客がいないということだろうか。まぁ、男湯だからな。皆がいるはずもないか。そう思っていると……。


「……」


 お湯の中から、頭の先のようなものが顔を出した。水色の髪? ミズキかな? それは、タオルを頭に折りたたんで乗せたまま、こちらにゆっくりと近づいてくる。


「……」


 そして、俺の目の前でゆっくりと止まった。


「ぷっは~~!!!!……わしじゃ!!」

「……誰?」


 俺の目の前に、大質量のおっぱいがぶるん!! と、顔を出す。あれ、おかしいな? こんな近いのに、肝心の部分が湯気で見えない。おかしいぞ、どうなっているんだ。


「うん、わしのことを忘れたのかの、ベイ・アルフェルト?あれか、焦らしプレイとか言う奴かの?」

「……」


 俺は、今一度記憶を探ってみた。水色の髪、褐色の肌、ミルクにも並びそうな見事なロリ爆乳。……まったく、見覚えが無かった。


「何じゃ、そんな難しそうな顔をして?……ほう。つまり、わしのこのおっぱいが気になるわけじゃな。うーん、まぁ、良いぞ。どうしても、触らんと思い出せぬというのなら触らせてやろう」


 目の前で、褐色のたわわな果実が、謎の少女の手によってグニグニ・たぽたぽと形を変えていく。……触っても思い出せない。そんな気はする。でも、触りたいじゃん? 触りたいです!!!! 俺は、ゆっくりと自分の手を目標物に向けて伸ばした。その時だった……。


「ストォォォォォォォォオオオオオオオオオオップ!!!!」

「何じゃ、いいところで。うるさい牛じゃのう……」


 突然俺の横らへんのお湯の中から、ミルクが飛び出して来た。これまた、たわわな果実がブルンと揺れる。


「本編にも出てきてない奴が、何故、ご主人様といちゃついているんですか!!」

「出てきて無い?何を言っておるんじゃ、お主は……。ちゃんと、全話読んだのかのう?わしも、出ておるじゃろうが?」

「まだ本編は、完結していませんよ!!!」

「むっ、何じゃと……。つまり、わしは過去の世界に来てしまったと、そういう訳か……。通りで、ベイ・アルフェルトが変な反応をするわけじゃ」

「そうです!!分かったら、さっさと帰りなさい!!」

「とは言っても、帰り方も分からんからのう……」


 褐色の少女は、うーん、と腕を組んで考えている。その後、俺の隣に腰を下ろし、おっぱいを腕に押し付けてきた。


「分からん。じゃから、今は温泉とやらをゆっくりと楽しもうではないか。のう、ベイ・アルフェルト!!」

「えっ。ああ、そうだね……」

「ご主人様!!こいつは、仲間になるかも分からない超危険な奴なんですよ!!」

「えっ、そうなのか……」


 そうは、見えないけどなぁ。俺は、少女の頭を撫で撫でする。嬉しそうに、少女は笑みを浮かべた。


「わしの許可無く頭を撫でるなど……。他の者なら死んでおるぞ。じゃが、今は許そう。温泉で気分も良いし、それに、わしも気持ちが良いしな!!褒美に、わしのミルクをすすっても良いぞ?」


 少女が、俺に向かってその豊満な胸を持ち上げて見せる。うーん、やはり肝心な部分が湯気で隠れて見えないな。どうなっとるんだ、これは。というか、ミルクが出るですと!!!!


「あざといアピールはやめなさい!! 本編で、仲間にもならない奴が!!」

「それは、まだ分からんじゃろう……。読者の反応が、10通ぐらい褐色ロリ爆乳仲間に入れて下さい!! と来たら、仲間になるやも知れぬ。まぁ、作者が気まぐれを起こしても、なるんじゃろうがの」

「いえ、あなたはキャラが、私と被ってるんですよ!!ご主人様の為の、ロリ爆乳枠は私1人で一杯一杯なんです!!だから、速く帰りなさい!!」

「……いちいちうるさい牛じゃのう。躾が、必要かのう」

「ああ?」

「何じゃ?」

「2人共、まぁまぁ落ち着いて……」


 俺は、2人を抱き寄せる。俺の膝の上に、2人の柔らかいお尻が密着した。


「せっかくの温泉なんだ。楽しまないと損だよ。なっ、ミルク?」

「えっ、ええ、そうですね!!ご主人様!!」

「君も……」

「むっ、君とか、馴れ馴れしいのう。じゃが、その通りじゃ。ゆっくり楽しむとしよう。こんな、牛のことは忘れて……」

「……私も、こんな○○のことなんて忘れて、楽しみますかね」


 うん? 今ミルクは、なんて言ったんだ? 聞き取れなかった。いや、聞こえなかったのか? 分からんが、なにかがおかしい。

  

「ふむ……」


 少し、大人しくしたかと思うと少女は、俺の首に腕を回してきた。俺の胸板に、彼女の胸が押し付けられる!! ふぉぉぉぉおおおおおおおおお!! 柔らかい!!!! でかい!!!!


「って、こら~~!!何をしているんですか~~!!」

「何って、何じゃが?」

「!!」

「わしという者がおるのにもかかわらず、怯えるどころか抱き寄せて諌めるなど、なかなか男らしい物じゃと思ってな。少々、火が着いてしまった……。ベイ・アルフェルトに、責任を取ってもらうのが正しいじゃろう?じゃからこうして、やる気を出させようとしているわけじゃ」


 スリスリと、胸が俺に押し付けられていく。……やばい。まじでやばい。理性が、崩壊しそうだ……。


「ご主人様!!するならこの私に!!このミルクに!!」


 ミルクも、俺におっぱいを押し付けてくる。ミルク~~!! お前が、とどめを刺しに来てどうするんだよ~~!!!! 2つの爆乳が、俺の胸で形を変えていく。もう無理だ……。俺は、そう思った。


「……離れて下さい」


 不意に、2人が俺の前から引き剥がされる。アルティ?


「ふぅ、危ないですね。いいですか、お2人共。この作品は、健全作品なんです!!本編外とはいえ、そのような振る舞いは困りますよ」


 そう言うと、アルティは俺の膝の上に腰を下ろした。


「ほぅ……。とか言って、抜け駆けする気じゃろう。わしには分かるぞ」

「私には、その気は有りません。マスターのご意思を優先するのが、この私ですので。ですが、マスターが求められるのであれば、それも仕方ないでしょう」


 そう言うと、アルティがされに俺に密着してくる。……いや、駄目でしょアルティ!!!! お前が、俺にとどめを刺しにきても駄目でしょう!!!!


「やはりな、この牝狐が……」

「私は、シデンさんじゃありませんので」

「たわけたことを!!」

「アルティ、あなた!!」


 ミルクも、少女も再度、俺に近寄ってくる。そして、アルティと競いあうように、俺に密着してきた。


「選ぶのは、ベイ・アルフェルトじゃ!!異論はないな!!」

「ええ、良いでしょう。受けて立ちますとも!!」

「ご主人様を、一番満足させられるのは、このミルクです!!」


 三者三様に、俺は3人に揉みくちゃにされた。ああ~、何だ、この天国のような地獄わ。アリー……、助け……。そう思うと俺は、次第に意識が遠くなっていく。そのまま俺は、ゆっくりと目を閉じた……。


*****


「……」


 朝か……。何か、夢を見ていた気がするなぁ。褐色の幼女が……。あれ、アルティだっけ? 駄目だ。思い出せない。とにかく、そんな夢を見たような……。取り敢えず、起きることにしよう。俺は、寝ている皆を起こさないように、浜辺に出て行った。



 


200回めになります!!いやぁ、長々と続きましたね…。でもまぁ、色々と進んではいますし。頑張って、執筆していこうと思います!!さて、200という節目を迎えました。評価点、感想など入れたり、送ったりなどしていただけると嬉しいです。それ以前に、皆さんに楽しんで頂けているのでしょうか…。多くの人に楽しんで頂ける作品を書くのは、とても難しいことですが。まぁ、そうなるよう頑張って書いていこうと思います。ではでは、今後共、召喚魔法で異世界踏破を、よろしくお願い致します。


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