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召喚魔法で異世界踏破  作者: 北都 流
第ニ章・二部 入学と新たな挑戦
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全力の結果

「うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 今までは防戦一方だった。今度はこちらから攻めに行く!!!!!!!気合と共に、剣に魔力を乗せ、巨人目掛けて剣を振るった!!!!!!!!!!


「グガアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 俺達の攻撃に対抗しようと、拳を振るい巨人も迎撃してくる!!剣と拳がぶつかり合い、再びすさまじい衝撃が辺りを包んだ!!!!!!!


「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 気合と共に、更に剣に力を込める!!!!!!!!強固な固さの、巨人の岩の皮膚に、大きく亀裂が走った!!!!!


「・・・グガ・・・!!!!!!!!」


 魔力と共に振りぬいた剣が、巨人の拳を跳ね上げ、その硬質化した皮膚を破壊する!!!!!!完全破壊には至らなかったものの、巨人は片腕から大量の血を流してよろめいた・・・・!!!!!!!!


「グガアアアアアアアアアアァァァァァァァアァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 怯み、すぐに巨人は回復魔法で回復しようとする。だが、もうそれはさせない!!!!!


「グガ!!!!??????」


 今の俺達なら、相手の回復魔法に対して相殺が使える。もう、巨人に回復する機会は与えない。一気に倒す・・・・!!!!!!!

 

「うおおおおおおぉぉぉおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 続けざまに魔力の斬撃を飛ばし、巨人の腕の皮膚にダメージを与えていく!!!!!巨人は避けようとするが、斬撃の量の多さに、腕に魔力を集めて防ぐしか出来なくなっていた・・・・。


「グガアアアアア・・・・!!!!!!!!!!!」


 削られ続ける自身の装甲を見て、巨人はこちらに特攻してくる!!!!フィーが進化していなければ、この行動を行っていたのはこちらだっただろう。だが、今の俺達なら、巨人が全力の一撃を撃ってこようと、やることは変わらない!!!!!!!!


「だいぶ装甲も削りました・・・。ご主人様、そろそろ決めましょうか・・・!!!!!!!!!」

「ああ・・・・・・!!!!!!!!」


 中腰になって、両手で剣を構える。腕と剣に、莫大な魔力を込め、巨人の攻撃を待った・・・・。


「グガアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 巨人の8本の腕に、全力の魔力を乗せた攻撃が、俺達目掛けて振り下ろされる!!!!!!!!!!!


「行きましょう、マスター・・・・!!!!!!!!!!」


 フィーの合図で、背中の魔石から、魔力の放出が開始された!!!!!まるでロケットのように、その魔力が俺達を押し出し!!!!!!巨人の拳に向かって加速する!!!!!!!!!


「うおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 俺は、剣に乗せた魔力を、腕力に任せて全力で振りぬいた!!!!!!!!!!!!!!!!!強力な魔力の斬撃が、まるで剣が巨大化したかのように伸び、一筋の閃光となって巨人を切り裂く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァアッァアアァァアアァアァァァァァァァアァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


 巨人の腕が、仮面が、俺達の斬撃によって切り裂かれ、真っ二つとなる!!!!!!!加速の威力を抑えるため、俺達は巨人の後方で、身体を捻りながら着地した。


「ア・・・アアッァァ・・・・」


 魔力の粒子となって、巨人が消えていく・・・・。周囲の魔力の壁も無くなり、俺達は一体化を解いた・・・・。


「・・・・・・、うわーー!!!!!すごい危なかったー!!!!!!!!」


 俺は、たまらずその場に寝転んだ。巨人の拳を避けている時も、敵の装甲が削れなかった時も、俺は精神がすり減る思いだった。・・・・こんな奴よりも強い相手が、創世級・・・・。これ本当に勝てるのか・・・・?戦闘中は、思わないようにしていた考えが、俺の頭をよぎった・・・・。


「お疲れ様です、マスター!!!!今日は、転移で早めに帰って休みましょう!!!」

「ああ。フィー、今回はフィーのおかげで助かった。ありがとう・・・・」

「いえ、私が進化しただけでは勝てない可能性もありました・・・。皆で努力した結果です!!・・・さぁ、アリーさんが待っている部屋に帰りましょう!!!」

「・・・・、そうだな!!」


 俺は腰を上げ、立ち上がる・・・。すると、一体化を解除した時に出てきていたシデンが、堪らず俺に抱きついた。また恐怖で震えているらしい・・・。俺は、よしよしと背中を撫でてあげた。


「む!!!!!ずるいですよ、シデン!!!!!ご主人様、頑張った我々にもご褒美を!!!!!!」

「あたしも、主様に抱きつく!!!!!」

「えっ、おっと!!!!」


 背中にカヤが覆いかぶさる。うーん、いつ背中に感じてもいい胸だ・・・・。じゃなくて!!!!!皆、確かに頑張った。俺に出来るねぎらいなら、なんでもしよう!!!・・・・・言葉に出すと、ミルクが暴走しそうだから、言わないけど・・・・。


「むっ!!!!!!!ご主人様!!!!!私は子供が欲しいです!!!!あなたとの愛の結晶!!!!!!さぁ、お願いします!!!!!!!!!!!」


 言葉に出してもいないのに、感するどく察知して発現するミルク・・・・。侮れないなぁ・・・。取り敢えず、頭を撫でてごまかしといた。・・・・・、アリーが成長したら、その内な・・・・・。


「お!!!今、すごい幸せなことが起きませんでしたか?そんな気がします・・・!!!!!!」


 やはりミルクは感が鋭い・・・・。というか、俺の心でも読めるのか?的中率が高過ぎる・・・・。


「こら、皆。主も疲れているんだぞ・・・・」

「ああ~、主様の汗の匂いが・・・・・」

「・・・・・なん・・・だと・・・!!!!!!!」


 ちょっと、レムもこっちに近づいてきている。いや、恥ずかしいんだが・・・・。


「いい匂いですわ・・・。ご主人様・・・」

「うむ。そうだな・・・・」


 ミズキも、いつの間にか近づいている・・・。いや、ちょっと待ってくれ!!!フィーもそんな神々しい衣装で、顔を近づけないで!!!!


「わ、私も・・・・!!!!!」

「・・・・・ミエル様達は元気っすねぇ・・・・・・。私も、ベイさんと同じで疲れたっすよ・・・」

「私も・・・・・。あれだけの力があっても、押し負けるなんて・・・・・。今までに感じたことの無い疲れを感じるわ・・・・・」

「確かに・・・。ベイさんが攻撃を防いでくれたから良かったものの・・・、やばかったですね・・・。我々では、相手の攻撃を見きれずにまともに食らっていたでしょう・・・。勉強になりました・・・・・」

「・・・・・、ふぅ・・・。今度から、また頑張らないとっすね・・・・」

「ですね。我々も、フィー姉さんのように強くならねば・・・・・・」

「うん・・・・」


 そう、3人が呟く中・・・。俺は皆に、もみくちゃにされて、また疲れを貯めていた・・・。いや、嬉しいけども・・・・・・。




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