表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
召喚魔法で異世界踏破  作者: 北都 流
第ニ章・二部 入学と新たな挑戦
100/632

メタ発言あり、伏線あり、の本編と関係ないかもしれない百回記念回!!!!!

「いやぁ・・・、記念ですよ、ご主人様。記念!!!」

「記念?・・・・何を言ってるんだミルク・・・」

「ええ、そうでしょうとも、ご主人様には何を言っているのか理解できないと思います!!しかーし!!!このミルクには・・・、ミルクには分かります!!!今日は記念回なのです!!!」

「え・・・?だから、何の・・・?」

「ほら、あるじゃないですか。何回記念とか・・・。特に、人間は数字的に切りが良いとか、特別な日だからとかで記念日を作るじゃないですか。誕生日とか、建国記念とか・・・」


 そう言えば、うちの国も建国記念があって国民の休日になっているな。回数を数えながらやっているらしいので、何回記念とかもあるのかもしれない・・・。


「・・・まぁ、そうだな。・・・で、何の記念なんだ?」

「うーん、正確に言うのは難しいんですが・・・・。ご主人様が、歩まれた人生をまとめると。今回が百回目といいますか・・・・」

「・・・俺の人生が百かぁ・・・・。なんだか、ぎゅっと凝縮された気分だなぁ・・・」

「ええ、そうだと思います。でも、ここまで来てなお、後半戦にも入ってないとか、危惧している人がいるらしいですよ?」

「そうなのか?百回とかになると、結構、進んでそうなもんだが・・・」

「いえいえ、まだまだですよ。私とご主人様がベッドの上で、はじめての・・・・!!!とか、出産シーンとか、家族で仲良く暮らすシーンとか、まだまだやるところ盛り沢山ですからね!!!あ、やるってそう言う意味じゃないですよ。そう言う意味も含んでますけど!!!!!」


 俺は、久しぶりに、ミルクの頭をはたいた。


「痛い!!・・・・ああー!!でも、やっぱこれもいいですね・・・。ご主人様、昔を思い出しますよ・・・」

「そうだな・・・。あの頃からすれば仲間も増えたもんだ・・・」


 なんと、今は10人の仲間がいる。フィー、レム、ミルク、ミズキ、カヤ、ミエル、シスラ、サエラ、シゼル、シデン・・・。増えたなぁ・・・・。


「まぁ、まだ増えると思いますけどね・・・」

「今でも結構な人数がいるんだが・・・。これ以上増やして、俺は大丈夫なんだろうか?」

「ああー、子作り的な意味でですね・・・!!!大丈夫ですよ!!なんたって、ご主人様は回復魔法の専門家!!!何回だって、何人だって、どんと来いって感じです!!」

「・・・・・・・・」

「うひょー!!その蔑んだ目で見られるのも、久しぶりな気がしますね!!!いやー、惚れ直しますよ、ご主人様。結婚して下さい!!!!!」

「・・・・はぁ、もうしてるようなもんだろ。俺達は、もう家族みたいなもんだし・・・・」

「・・・・・・・」


 ミルクは顔を伏せてしまった。どうしたんだろう・・・。泣いてる・・・?


「うわあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!そのような感動的なセリフを、本編と関係のないところで言うなんて・・・・!!!!!嬉しいやら、もったいないやら・・!!!!ううっ、本編で聞くことはあるんでしょか・・・?楽しみです・・・・!!!!」

「ほ、本編?」


 さっきから何を言っているんだミルクは、よく分からないな。


「ところで、ご主人様。気づいておられないと思うんですが、ここがどこか分かりますか?」

「どこって・・・・。アリーと借りてる部屋だろ?」

「と、思うでしょう・・・。・・・・・違います!!!!」

「・・・・違うって言われても・・・・。どこが?」


 見回すが、何も違わない・・・。おかしいとすれば、俺とミルクしかいないことか・・・・。


「あ、気づきましたか?そう、ここには私達しかおりません。だから、ここでご主人様が泣こうが、喚こうが・・・・。ぐへへ!!!!さぁ!!!2人の愛の結晶を作りましょ・・・(スパン!!!)痛い!!!」


 今日のミルクは飛ばしてるなぁ・・・。思わず、俺のツッコミにも切れが出る。


「えー、コホン。冗談ということにしておきたい本音はさておき・・・」


 やっぱ、本音なんじゃん・・・・。


「簡単に言うと、これは夢みたいなもんです」

「夢?」

「そう!!だから、ここで初体験してもフィー姉さんたちに怒られることもありません!!!さぁ、ベッドに行きましょう、ご主人様!!!!私のドリームを疑似体験ですよ!!!」


 手を握って、俺を引っ張るミルク。


「なぁ、ミルク。夢で初めてより、現実でのほうがいいと思わないか?」

「え・・・?」

「俺は、そうがいいなぁ・・・。初めてのミルクと、少し戸惑いながら進めるんだ・・・。ミルクは、どう思う・・・?」

「・・・・分かりました。ご主人様が、そうおっしゃるのであれば・・・・。このミルク!!!初体験まで、我慢・・・・。我慢・・・・。我慢・・・します・・・・!!!!」


 めっちゃ、声を震わせながら我慢するミルク。・・・そんなにしたいのか。でも、待って欲しい。これが夢なら、そんな夢を見て起きた後の俺がやばいことになる。だから、今は許せ、ミルク・・・。


「うーん、するのが無しとなると、どう説明したもんでしょうか?そうですね、例えば玄関の扉を開けるとですねぇ・・・・」


 そこには、何もない空間が続いていた。一面の白い空間といったほうがいいだろうか。とても現実的ではない。


「とまぁ、こうなってるわけなんですよ。だというのに、一旦締めて、この扉を開くとですねぇ・・・」


 ミルクが再び扉を開けると、そこには黒い髪の少女が立っていた。和風で、短めの髪、手には漫画を持っていて、熱心に読んでいる・・・・。


「・・・・うん?なんだ主人。・・・そんな顔をして、どうした?」

「ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!あなたはまだ出てきてないでしょおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」


 慌てて、ミルクは扉を締める!!!!え、出てきてない?どういうことだ?


「あ、いえ、出てきてないは間違いでしたね。実は、もう出てきてはいますね。本編に・・・・。気づいている方はいないと思いますが・・・」

「え、そうなのか?というか、何の話なんだ?」

「まぁまぁ、いいじゃないですか・・・。先の話ですし、さっき見たままになるという確信もありません。この話はここで置いときましょう・・・・。おほん、では、気を取り直しまして」


 再びミルクが扉を開ける。そこは海だった。白い砂浜に、透き通るような色の海。こんな綺麗な海岸、今まで行ったことがない。


「あ、来たわね。遅いじゃない、ベイ」


 海岸には、皆が水着姿で待っていた。アリーに、フィー達、サラサ、レラ、ニーナ、シア、シュア、マリーさん、までいる。


「これで分かって頂けましたかね、ご主人様」

「ああ、確かにここは夢みたいだ・・・・。普通に、皆と、正体を見せたくない人が普通に遊んでいる・・・。いいなぁ・・・。こういうの・・・」

「え!!一面の水着美少女がですか!!確かに、前はご主人様。水着姿の我々に押されまくりでしたからねぇ・・・。ご主人様が望むなら、この場でハーレムも可能ですよ」

「なん・・・・だと・・・・。いや、せっかく皆が楽しそうなんだ。俺達も、普通に遊ぼう」

「そう言うと思いまして、すでに水着に二人共変えておきました」

「お、本当だ!!俺もミルクも、いつの間に水着に・・・・・。夢って便利だなぁ・・・」

「まぁ、夢ですからね・・!!!!という訳で、ご主人様!!今は滅びかけている世界を忘れて、のんびり海水浴と洒落こみましょう!!!!」

「ああ、そうだな!!!」


 俺達は、遊んでいる皆の元へと駆けて行った・・・。



「ぷはぁ・・・!!!!いやぁ、海って気持ちのいいものですねぇ!!!気温も天気もバッチシですし、夢さまさまですよ!!!」

「うーん、ミルクって土属性魔物なのに、泳いでも平気なのね」

「そうなんですよ、アリーさん。まぁ、魔法攻撃としてなら、他よりも痛いけど我慢、みたいなとこありますけど。このぐらい、人化したミルクちゃんにかかれば、脅威でもなんでもありません!!!」


 そう言って、ミルクはアリーの隣に座る。


「ところでアリーさん・・・」

「うん?」

「ご主人様には、いつ言うんですか?本当のこと・・・」

「・・・・・・・・」


 アリーは遠く、海を眺めて黙っている。


「それって、ここで言うことでもないでしょう?」

「まぁ、そうなんですが・・・・。せっかくの記念回ですからね。読者の皆様に、色々考えられる伏線でも置いておこうかと思いまして・・・・」

「そう・・・・」


 アリーはお尻の砂を払い、ゆっくりと立ち上がる。


「まぁ、遠分は秘密ね・・・」

「そうですか・・・・。まだ、やれてないこと、いっぱいありますからねぇ・・・・。皆さんが知るのはいつになるやら・・・・」

「200回目とかじゃないの?」

「そこまで行きますかねぇ・・・・。でも、なんか行きそうな気がしてきました・・・・、このペースだと」

「まぁ、なるようになるしかないわね・・・・。っと。そんなことより、今はベイと遊びましょう!!せっかくの夢なんだから!!!」

「そうですね!!真夏のおっぱい祭りで、ご主人様の性欲を高めまくりましょう!!!!」

「あっ!!!!そう言えば、ここって夢じゃない!!!ベイと初体験し放題だわ!!!!!」

「それは先程ご主人様に・・・・・」


 楽しそうに会話をしながら、2人はベイの元に駆けて行った・・・・。

いやー、無事に百回更新を迎えることが出来ました。今回は、ほとんどノリで書いています。キャラが暴れると、書いてても楽しいですね。・・・ではまず、ここまで見てくださった皆様、ありがとうございます。閲覧、ブクマや、得点、感想など、皆様に頂けたおかげで、ここまで書いてくることが出来ました。これからも、応援していただければ嬉しいと思います。また、今回は百回記念です。今までの話の感想、その内容を見ての得点など、入れていただければと思います。作者の励みになります。そして、今後共、皆様に楽しんでいただける作品になるよう頑張って書いていきますので、これからも、召喚魔法で異世界踏破をよろしくお願いします。ではでは。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ