移動
しつれいしまーす ミリナでーす リーダーはいますか~?」
うん 大きな可愛いボイスで叫んだし気づくだろう 私って完璧じゃない?なんて思ってると奥から
「うるせぇ やっぱお前帰れ うるせえから じゃーな」
不愛想でしかもさっらとした悪口が私の耳と心に直球で飛んできた 痛い こうなれば反撃しなければと私も対応してみる
「えぇ 私ぶっ飛んできたんで羽痛いです~ ちょっとおじゃましたいんですが~?」
「飛んで羽は痛まねーよ ほら帰れ」
くっ 顔もみせずに しかも正論で… でも飛んできて疲れたのは確かだし こうなれば…
「あっ…リ、リーダー 止めてください わ、私まだ心の準備が…あぅ…」
「その私襲われてますアピール止めろ きも… 趣味が悪いから」
この人は人を精神的に殺す方法を知ってるようだ 私の心はガラスなのよ!パリンって
「安心しろ お前の心は肉を喰らうライオン並に強いからな」
えっ まさかリーダー心を…もう私とリーダーは一つに…
「…///」
「よからぬ想像すんな 近所迷惑だしさっさと中入れ」
まるで降参しきったように頭をかきながら言った やった 私の勝ちだやっぱりさっきのちょっとやばい声がきいたのかな?なんて思っているとリーダーが
「その勝ち誇ったドヤ顔止めろ お前本当に追い出すぞ」
あ、また顔に出てた 直さないと さてさて それではさっそく…
「おじゃましまーす ここで私とリーダーの愛の物語が…はっ!」
や、やばい 後ろから明らかに人を殺すオーラが…
「いいから入れ じゃねーとここがお前の第二の墓場になる」
あ、やばいこの人まじだよ いるよね怒ると妙に冷静になる人 うん 私の元中学校担任の人がそうだった。うんなんど泣かされたか
「グスン 先生ごめんなさい…独身とか黒板に書いて…」
「なんか知らんが泣くな そしてなぜお前は天界にいる?」
知らないよ…犯罪してないよ私は…ただお茶目(?)が過ぎた人間だったよ。
「まぁ 取りあえずそこに座れ 話をする」
「はい…」
「おまえを呼んだにはわけがある まぁしっての通り仕事の話だ」
…しりませんよ 初耳ですよ 愛の告白かとおもってましたよ
「仕事ってこの部署のですよね?」
「あぁ 念の為ここの仕事についてもう一度説明をしよう」
そういえば私ここにきてまだ一年くらいしかたってないんだよな
「この天使の部署は大きくわけて4つにわかれてる それわもうしっているよな?」
「えっと確か 現世見回り 神の使い 天界の見回り 現世情報収集 ですよね」
あってるはず んで私のぞくするところは 天界の見回りなんだよね
「あぁ 基本的にだが天界の見回りは新米ぺーぺーがやる仕事だ」
「へーそうなんですか~始めてしりました」
「そして ある一時を過ぎると次の部署移動になる」
えっそれってつまり…
「おまえには明後日から他の部署で働てもらう」
や…やったあああああああああああああ とうとう天界の見回りから抜け出せる
今まで大変だった 雑用ばっかだった うん 飲み物買ってこいもざらにあった
「まじまじですか?」
「おまえに嘘言うバカはいねーよ つかれるから」
うぐ…相変わらず痛いところを…それより
「ちなみにどこの部署移動ですかね?」
「そうだったな お前の部署は」
現世の見回りだよ