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第一話 魔法少女のビデオ始まり

昔々、あるところに一人の魔法少女がいました。その魔法少女は世界の破滅を希い、それを成そうとしたものをバッタバッタとなぎ倒しついに世界平和に一歩近づけさせたのでした。そうして魔法少女はある国のトップのお嫁さんになり幸せに暮らしましたとさ。

「魔法少女ってなに。世界平和に一歩近づけさせた?、時代背景もどういう系の魔法少女かも書かれてないじゃん。」「このお話つまらない...」「まぁそういわないでよ。実際こういう人がいたってことなのよ。」「へぇ、じゃあ魔法少女は今もいるの?」「...昔々のお話よ。」「今はこういう人たちはもういないわ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これから先にあるのはとあるビデオに記されていたものである。このビデオはある魔法少女についていた悪魔の視点からその少女が残した偉大なる痕跡を赤裸々に語っている。


...ビデオが再生されたようだ。


~時は昔、今の日本と同じような名前の国、今の私たちの世界と同じような時代の中、魔法少女という存在がいた。悪魔との契約によりその身に余る力を用いて、訪れることのない世界の平和のため、戦争に軍事兵器としての扱いでいた。~

そして俺は悪魔という種族だ。悪魔である以上契約は絶対だ。すべての悪魔は悪魔の長とある契約を交わしている。人間それも約18歳までの見目麗しい女と契約し魔法少女にするというものだった。悪魔の長がなんでこんな契約をするかというと、人間と契約し力を与えるのであれば、無知で知識もあまりない見た目だけ取りえそうな女のほうが扱いやすく、そして悪魔は雄しかいない。魔法少女となったものと悪魔は契約するもの同士が18歳以上になれば、夫婦となりそして子孫を残すための契約を魔法少女とする契約とともにひそかに行う。この方法は画期的で、悪魔たちは大変喜んだ。悪魔は人間での感性だと美しい存在であるため、この契約は結構Win-Winなのだ。じゃあ魔法少女の監視とかそういったものはどうするかというと、もちろん魔法をかけて契約対象者と同じ屋根の下で暮らすことにするため、監視体制もかなりいいほうだ。昔の悪魔の長は魔法をいろんな奴に与えていたが、繁殖に関してみるなら全然駄目であった。だからこそ喜んだが、いかんせん見目麗しい女ってのがいない。はー、どうしたもんかね。あと、悪魔ってバレるといけないから、人間界に住んでいるのも、なんだかね...。

おっ、よさそうなの発見!

「お嬢ちゃん、力ほしい?」

「ほちい!」

「じゃああげるよ~」

「この紙に名前書いてね」

「...書けた!」

「じゃあ契約成立~」

「じゃあ試しになんかしてみよっか」

「...?なんかって?」

「ぐぐーってお腹に力込めてみて」

「ぐぅぐぐー」

パヒュンッ

そいつから出た"魔法"はでかいハサミで、俺の首を落とした。

でも悪魔はこれくらいで死にはしない。

~悪魔について、悪魔はまず首をもがれても足を切り落とされたりしても、両手両足、そしてその体の臓器とかがなくても、悪魔は存在する。悪魔の中にある1つだけ特殊な細胞がコアと呼ばれるものであり、それを破壊しない限り悪魔は殺せない。このコアを壊すには手段は3つ。コアに向かって超威力でかつコアを打ち抜けるコントロールを併せ持つ魔法を放つ。悪魔が自害したいと願うと、自爆する。最後悪魔が愛する者によってコアを触られる。これだけだ。この仕様を発見した際、最後の手段を見つけるのが非常に困難であった。また、この仕様を発見した当初、人間は悪魔を戦争の道具にしようとしたが、人間より知能が高く、頑丈である彼らを道具として扱うことは非常に難しく、たった1件しか成功例がいなかった。~

で、すごくあせったわけ。俺のコアは首の中にあるから。でもぎりぎり当たんなかったんだよね。当たって生きれる自信がなかったのよ。つまり、契約したこいつは俺と契約したばっかでこんな威力の高くかつ精密なコントロール力を持ってる。こいつは並大抵の魔法少女よりも当初から強かった。

「もう、俺に向けるなよ。」首と胴体が繋がってないまましゃべった。

「はぁい。」

俺はこれはいい契約をしたのでは、とその時は思っていた。

強い魔法少女ってのは、扱いにくいかもしれないがこいつは幼児。

幼児だったら、止める相手がいるはずだ。

そう、考えていた。

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