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第四話 集まれ〜!陰陽師の時間だよ!

お人形遊びもと言い訓練を始め、はや3年。

今日も順調に勤しんでいた。

3年と言うものは偉大で1人で出来なかったことが出来るようになり、成長した。

そして護符生成に使う文字をマスターしたり、平仮名を読み書き出来るようになった。

……平仮名は少々覚えるのに手間取ってしまったが…だって平安時代と全く形が違うからね!!

その分護符の文字は変化なくすんなり出来た。


「燿蓮〜テレビが始まるよ〜!」


「はーい!」


母の呼ぶ声が廊下から聞こえる。

もうそんな時間だったのか…我…俺は自室から出て居間へ向かう。

襖を開けてテレビの前に座りチャンネルを変える…画面には狩衣姿の男女1名ずつ映っていた。


「はーい!みんなこんにちは!(あん)お姉さんと」


(きょう)お兄さんだよー!」


「今日もお姉さん達と一緒に陰陽師について学ぼうね!」


そう。最近は陰陽師を目指す子供や興味がある子供に向けて放送している教育番組を観ているのだ。


陰陽師は特別珍しい職業ではないが、なる為の資格は必要だ。家系が陰陽師であれば子供に知識を与えていくのは簡単だが、陰陽師は忙しいので中々教育を施せないし興味も持ってもらえない。

それと、もし子供だけに霊力があって両親になかった場合、陰陽師なんて職業なんか説明出来ないだろう。だから視聴率は良いみたいだ。


俺もまだ父さんの仕事が落ち着かないので先に少し学ぶ為に観ているのだ。


「今日は怪と少し戦って実践していきたいと思います!」


ほう…戦闘している姿を見せて興味を持たせるのか…確かに子供はヒーローに憧れるからな。


「それじゃあ行くよ〜!」


「「出発〜〜!」」


場面が変わり何処かの公園が映る。

…形も取れない弱々しい怪達が大量にいるな…本当に異常発生している。

多分これくらいの存在感だと見える人と見えない人に分かれてくる。霊力が多い程霊視の力も変わってくる…ちなみにお姉さん達は見えていないようだ。先程から小さい怪の群生…見た目は小蝿の塊に突っ込んでいくからね…俺だったらあれくらいの量の塊だったら浄化の結界張るな…目とか耳に入るし…

少々気持ち悪い画面が続いた後ようやく形が取れる怪に遭遇した。


「……か、怪がいたね!今日は京お兄さんが祓うよ!」


怪の見た目は大きな蠅。お姉さん虫ダメだったんだね…すかさずお兄さんに押し付けた。


「…えっ?!…あっ…そ、そうだね!お、お兄さんが祓いたいと思います…」


お兄さんも虫ダメだったんだ…若干顔が引き攣っている。


「じゃあ…早速倒すね!今すぐ倒す!滅してやる…」


お兄さん…そんなにダメなの?あっお姉さん…離れていったけどそこ小蝿の軍団の中ですよ…もうお姉さん蠅が体中にくっついているよ…気持ち悪い光景だな…これもし小蠅の方も見えている子供が居たら、その子の精神大丈夫か…?トラウマ案件だよ…


お兄さんが震えながらポケットから札を取り出し呪文を唱える。


「火ノ行・獄炎(ごくえん)!!!」


大蠅に向かって渦を巻き炎が飛んでいく…いやいやいや!どう見てもオーバーキルだろ!!中々このレベルの怪に使わない技だ!

見事に蠅に命中したけど木まで燃えてるよ!…

急いでお兄さんは水の陰陽術を使って鎮火した。


「…ふぅ…どうだったかな!こうやって邪悪なる糞虫…じゃなくて!怪を札や印で霊力を技に変えて戦うんだよ!分かったかな!」


「…じゃ、若干オーバーだったけど…戦ってくれた京お兄さん凄かったね…」


おいおい…お姉さんもやり過ぎって思ってるよ…


「それじゃあ今日はここまで!」


「皆んなまた次の番組でね!」


「「またね〜〜!」」


番組が終わりお昼の料理番組に変わる。

いや…お兄さん頑張ったね…邪悪なる糞虫とか言っていたし…後で番組の人に怒られないか??汚い言葉とやり過ぎで…まぁ…大丈夫だろう。


「今日のテレビは凄かったね!お兄さん凄かった!!あの炎の塊…やり過ぎな気がしたけど…」


母さんのテンションが高い。

初めて陰陽師の戦う所を見たのかな?


「そうだね!凄かった!俺も頑張って立派な陰陽師になるよ!」


「燿蓮ならきっと出来るよ!」








そんなやり取りをしながらお兄さんの無事を祈るのであった…

もしかしたらまた今日更新するかもです!

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