召し上がれメイドさん
知さまの『ぺこりんグルメ祭』参加作品。
以前ひだまりのねこ様の『つれないメイド企画』向けに投稿した作品『つれますかメイドさん』の続編です。
「銘殿くん、今度の日曜って何か予定ある?」
大学の講義が終わって帰り際、そう声を掛けてきたのは、黒髪ショートボブの女の子。高校時代クラスメイトだった「阿尾上 伽羅」さんだ。
彼女とは当時から仲が良く、他三名ほどとよくつるんでいた。
「うん。一応ね。どうかした?」
あいにく、次の日曜日は予定が決まっている。僕がそう答えると、彼女は残念そうに言った。
「そっか、予定ありかぁ。いやその……、よかったらさ、い、一緒に遊びに行かないかなーって思って」
「そうだったんだ。ごめんね。また今度誘ってよ。あ、邦彦たちにもよろしく言っといてね」
あ、あれ? 阿尾上さん、何でそんな怪訝そうな表情?
「えーっと、どうして湧谷君たちの名前が出てくるの?」
「え? だって、あいつらと遊びに行くって話でしょ?」
「湧谷 邦彦」、「園田 大成」、「茂部 乃里子」。
ともに高校時代を過ごした仲良しメンバーだ。
全員が同じ大学に進学したわけではないので、この機会に会えないのはすごく残念ではあるのだけれど、もう予定を入れちゃってるからなぁ。
「あー。うん、わかった。よろしく言っとくよ」
そう言った阿尾上さんの表情が妙に真顔だったのは少し気になったけど、僕は彼女に別れを告げて、家路を急いだ。
僕の名前は「銘殿 益孝」。現在、地元の大学に通う一回生だ。
この春、無事志望校に合格出来たのだけれど、受験勉強に当たっては、ある人の全面的な協力があった。
それが、「銘殿 各務」さん。銘殿家の分家の娘で、本家の跡取り息子である僕のお世話をしてくれているメイドさんだ。
彼女も同じ大学の三回生で、メイドとして優秀なだけでなく、頭もとても良くて、僕の家庭教師を務めてくれた。そのおかげで、入試を突破出来たのだ。
というわけで、彼女に何かお礼をしたいと思い、先日、母さんに相談してみた。
最初は邦彦に相談したのだけど、俺に年上女性が喜びそうなものとかわかるわけがなかろうと言われ、次に茂部さんに相談したら、自分がもらって嬉しいものばかり並べ立てられた。役に立たないやつらめ。
大成には聞いてみなかった。推しアイドルへのプレゼントについて真剣に語られても正直困る。
それにしても、二人口をそろえて「阿尾上に相談するのはやめとけよ」、「伽羅っちには相談しちゃだめだよ」と言っていたのは何故なのか。
邦彦に「何でだよ」って聞いたら、「お前は知らなくていい。むしろ知らずにいてくれ、頼むから」と言われた。僕は何を頼まれたんだろう。
というわけで、母親に相談するのは少し恥ずかしいのだけれど、背に腹は代えられない。
「やっぱり、何かプレゼントするのがいいのかなあ。でも、何にしたらいいんだろう」
「そうねえ、物でもいいんだけど、やっぱり心がこもったものがいいわね、あ、そうだ。何か料理を作ってあげるのとかどうかな?」
僕の母――「銘殿 未来」、四十三歳が妙なことを言いだした。
「いやいやいや、あの料理上手の各務さんに、一体何を食べてもらうっていうんだよ? 僕にそんなの作れるわけないじゃん」
各務さんが作る料理は本当に美味しい。一生食べていたいと真剣に願うほどに美味しい。そんな彼女を満足させられるような料理を、僕に作れるわけがなかろう。そもそも、野菜炒めぐらいしか作ったことないのに。
「野菜炒め、いいじゃない。栄養バランスも良いし、冷蔵庫の在庫整理にもなるし、味付けのバリエーションで色々レパートリーも増やせるし。――まあでも、あらたまって人に振舞うメニューとしては、確かにパッとしないわね」
「じゃあどうするんだよ。言っとくけど、高級フレンチみたいなのとか絶対に無理だよ?」
「そんなの私だって作れないわよ。まあ、任せときなさい。そもそも、各務ちゃんの好きな食べ物は知ってるわよね?」
「ああ、和食が好きっていうのは聞いたことあるなぁ」
若いのに中々渋い好みだ。いやまあ、僕も各務さんが作ってくれる和食は大好きなんだけどね。
……母さん、何笑ってんだよ?
「ふふ。あんたも小さい頃はハンバーグとか唐揚げとかが大好きで、そういうメニューばっかり食べてたのにね、って思ったものだから」
そう言われてみればそうだなあ。もちろん、今でも好きではあるのだけれど。
各務さんがメイドとしてやって来てからは、和食のメニューが多くなり、何しろ美味しいものだから、いつの間にか僕も好きになってしまった。
結局、僕は母さんに丸め込まれ、各務さんのために料理を作ることになった。のだが。
「……ねえ、やっぱり無謀なんじゃないかな? あの料理上手な各務さんの舌を納得させることが出来るような料理なんて、僕には無理だよ」
僕の泣き言を、エプロン姿の母さんは一笑に付した。
ちなみに、今日は平日だけど母さんは非番日なので仕事は休みだ。
そして、各務さんは父さんの仕事の手伝いで、今日はメイドの仕事はお休みだ。
「何言ってるの。料理上手だからこそ、人が心を込めて作った料理の価値をわかってくれるのよ」
うーん、心を込めて、か。まあ、感謝の気持ちなら抱えきれないほど持ってるし、それに愛情も……。
「心配しなくても、とても人に食べさせられないようなものが出来上がったりはしないから。そのために私がコーチしてるんだしね」
いや、母さん言うほど料理上手くないだろ。まあ比較対象が各務さんというのは、少々気の毒だけど。
「で、何を作るの?」
本当はメニューも自分で考えるべきなのだろうけど、正直右も左もわからないからなあ。
「ふっふっふ。では、まずは私が学生時代に司さんの胃袋をがっちり掴んだ得意料理でいきましょう」
「司さん」、というのは僕の父親、「銘殿 司」のことだ。
二人は大学時代に知り合って恋に落ち、地方名家の跡取り息子と一般庶民の娘ということで色々悶着はあったらしいが、それらを乗り越えて今現在もラブラブだ。年頃の息子としては正直ちょっとウザい。
「母さんの得意料理?」
「けんちん煮よ。私が料理していたころはよく作ってたでしょ」
ああ、あれか。うん、確かにあれは美味しかった。
「というわけで、材料はこちらに用意してございます」
「料理番組みたいだな」
「はい、ツッコミはいいから。まずは牛蒡をささがきにして水に晒しておきまーす。そして、人参と大根は短冊切りに。豚コマも一口大に切ります」
「こんなかんじかな?」
「はい、上出来。木綿豆腐は包丁の腹で押し潰してね。深めのフライパンにごま油を引いて豚肉を投入。色が変わってきたら、野菜と豆腐も入れて、さっと炒めます。大体火が通ったら、ひたひたになるくらいまでだし汁を注ぎ、調味料を入れます」
「味付けって、砂糖と醤油?」
「砂糖、醤油、あと味醂ね。大体、一対二対一の割合で入れてあとは微調整ね」
「なるほど」
「そうそう、忘れちゃいけない。味付けしたら小エビをぱらぱら投入します。これが決め手」
そう言いながら、母さんは乾物の小エビ――アミエビってやつだ――の袋を僕に手渡した。そう言えば、母さんが作るけんちん煮にはこれが入っていたっけ。
「これって母さんの実家の味なの?」
「そうね。おふくろの味ってやつ」
なるほど、こうして代々受け継がれていくわけか。
灰汁が浮いてきたら丁寧にすくい、煮汁をちょっと味見してみる。
「こんなものかな」
「どれどれ? ちょっと全体に味が薄いかな。煮汁がちょうどいい味に感じるくらいだと、出来上がりはかなり薄味になっちゃうよ」
「そっか。中々難しいな」
などと言いつつ、大根や人参が十分柔らかくなるまで煮たらできあがり。
少し試食してみたら、結構いい味に仕上がっていた。
「うん上出来ね。さて、これだけというわけにはもちろんいかないから、お次はブリの照り焼き風だよ。がんばっていってみよう!」
「え? それはちょっと難易度高過ぎない?」
絶対焦がしそう。てか焦がす。
「大丈夫。確かに照り焼きは焦がしやすくて難しいけど、今回作るのは『照り焼き風』だから」
「『〇〇風』って、『〇〇っぽいパチモン』て意味だよね?」
「パチモン言うな。はい、材料はこれ。軽く塩を振って寝かせておいたブリの切り身。これをグリルで焼きます」
「このまま?」
「そう、このまま。そして、焼き上がったら、熱々のところをこれにジュっと漬け込みます」
「え、これって……ウナギの蒲焼きのタレ?」
「そ。『宇奈月』謹製のタレよ」
「宇奈月」というのは、銘殿家が贔屓にしている川魚料理メインの料亭だ。
タレだけの販売は本来していないのだけど、まあ裏ルートってやつだな。
焼けたブリをタレに漬け込み、出来上がり。確かに簡単だ。
大根おろしを添えて、さっそく試食。
「うん、美味しいね。このパチ……照り焼き風」
母さんにめっちゃ睨まれた。まったく、冗談が通じないんだから。
「はい、箸休めにはこれ。大根の皮と胡瓜の塩もみ二杯酢和え」
「おお、いいねえ、このパリパリした食感」
「そしてご飯は、茹でて刻んだ大根葉を混ぜ込んだ菜飯」
「うん、彩りも綺麗だし美味しい。――ところで母さん、一つ聞いていいかな?」
「はいはい、何かな? 益孝くん」
僕は母さんの顔をじっと見つめ、言った。
「何で全メニューに大根が入ってるんだよ」
「え? あはは~、いやその、菜園で立派な春大根が収穫できたものだから……」
そう、母さんはめちゃくちゃ大根が好きなのだ。
「いやぁ、若い頃は普通に肉とか好きだったんだけどね~。あるとき、豁然として大根を好むようになって、ね」
「聞かされた息子が反応に困るような告白はやめてよ、まったく」
「まあ、大根がメインの献立をねじ込まないあたり、これでも自重はしたのよ?」
自重、ねぇ。けど、まあいいか。各務さんも別に大根が嫌いではないはずだし、じゃあ自分でメニューを考えろと言われても困る。これで行くことにしよう。
「あ、そうそう。あと味噌汁はどうしようか」
「そうねぇ、具はやっぱり大こ……冗談よ。この時期なら新玉ねぎがいいかしらね」
うん、柔らかくて甘い新玉ねぎ、いいよね。じゃあ味噌汁はそれで。
よし、メニューは決まった。今度の日曜はいよいよ本番、各務さんに食べてもらうことになる。緊張するな~。
そして、今日は日曜日。僕がキッチンで食材たちと格闘している間、母さんが各務さんに用事を頼んで引き留めてくれる手筈になっている。
けんちん煮を鍋で煮つつ、ブリの切り身をグリルで焼く。
よいにおいが漂ってきて、なんだかわくわくしてきた。
各務さんが料理を作る時もこんな気持ちなんだろうか。
こんがり焼けたブリをウナギのタレにジュっと漬け込み、出来上がり。
けんちん煮もいいかんじに仕上がった。
先に作っておいた味噌汁の鍋にもう一度火を入れ、軽く温め直す。
冷蔵庫から胡瓜の酢の物を取り出して、と。よし、準備はこれでオーケー。スマホで母さんに合図を送る。
「あれ、坊ちゃま? キッチンで何を……」
母さんの用事から解放され、キッチンに入ってきた各務さんは、さすがにちょっと驚いた様子だった。サプライズは大成功だ。
マロンブラウンのセミロングヘアをまとめ、白いフリル付きキャップをかぶり、純白のエプロンを着けたヴィクトリアンメイドスタイルの各務さん。
いつも見慣れた格好なんだけど、あらためて向き合うと何だか緊張してしまう。
「各務さん。その……受験勉強を手伝ってくれてありがとう」
「はあ、それは合格発表の時にも伺いましたが?」
「まあそうなんだけどさ。あと、日頃の感謝も込めて、的なかんじで」
「はあ」
「各務さんのために料理を作ってみました。是非食べてください!」
その言葉を聞いても、各務さんのクールな表情にはあまり変化はなかった。
「坊ちゃまの手料理ですか。ちょっと怖いですが、これもメイドの務め」
「いや、ちゃんと味見もしたし。まあ、各務さんのお口に合うかどうかは自信ないけど……」
「合わせますのでご心配なく」
どこまで本気でどこから冗談なのか、クールで飄々とした感じはやっぱりいつもの各務さんだ。
いやまあ、「坊ちゃまが私のためにお料理を!? 感激です!」みたいな反応はないんだろうなと思ってはいたけどさ。
食卓に着いた各務さんの前に、料理を並べる。
菜飯に、玉ねぎとわかめの味噌汁。けんちん煮。ブリの照り焼き風。そして胡瓜の酢の物。
ちなみに酢の物は、大根の皮はやめておいて胡瓜と茄子を合わせてみた。
皮は後で母さんが食べるだろう。
「私の分だけですか? よろしければ坊ちゃまもご一緒にいかがです?」
え? いや、一応余分に作ってはあるんだけど……。じゃあ、お言葉に甘えて。各務さんと向き合うようにして、僕も食卓に着く。
「では、いただきます」
「いただきます」
まずは味噌汁から。新玉ねぎの甘みと、心持ち辛めのおつゆのバランスが中々いいかんじだ。うん、我ながら上出来。
そして、菜飯を一口。大根の葉っぱもこうすると美味しいよね。
各務さんの様子を窺うと、ブリに箸をつけたところだった。
「これ、『宇奈月』のタレですか?」
「さすが各務さん。わかっちゃうんだ。焼いてからタレに漬けただけの『照り焼き風』だけど……」
「いえ、美味しいですよ。ブリの脂とタレが溶け合って」
うん。焼き加減も悪くないし、本当に美味しい。
「けんちん煮はどう?」
「ええ、美味しいです。これは『おがわ』の豆腐ですね」
「おがわ」はうちの近所にある美味しいと評判の豆腐屋だ。我が家の豆腐はたいていそこで買っているのだけど、確かに一味違うんだよね。
「それにしても……。最近なんだか私に隠れて何かなさっているようだ、とは思っていたのですが。これは奥様に教わられたのですか?」
う、やっぱバレバレか。
「うん。まあね」
「料理にご興味が?」
「いや、そういうわけじゃないんだけど……。各務さんに感謝の気持ちを伝えたくて」
「お気遣いには及びませんのに。メイドの務めですから」
たとえそうだとしても、各務さんには感謝してるんだよ。本当に。
そんな話をしながら、二人して全部食べ終えた。
「ええっと、どうだったかな? 満足してもらえた?」
恐る恐る聞いてみる。
「美味しかったですよ。とても丁寧に作られていることは伝わってきました」
マジか。やったね!
「でも……。技術的にはまだまだ甘い点が目立ちますね」
うぐっ! しょ、しょうがないだろ、まだまだ初心者なんだから。
上げて落とされるとやっぱりへこむなぁ。
そんな僕を見て、各務さんはくすっと笑い、
「仕方ないですね。上手に作れるようになるまで、私がみっちり教えて差し上げましょう」
「あ、いやその……別に料理上手になりたいってわけじゃ……」
「何をおっしゃってるんですか。銘殿家次期当主たるもの、料理ぐらい上手に作れなくてどうします」
いや、そのスキル必要?
ちなみに、現当主の父さんはというと、謎のチキンライスマニアで、鶏釜飯からガオマンガイまで、休みの日には色々作ってくれたりするのだけれど、料理全般のスキルが高いかといえば別にそんなことはない。
でも……、各務さんに教わるっていうのは悪くない。指導は厳しいだろうけど。
次こそは各務さんを本当に満足させられるような料理を作ってみたい、という気持ちも無いわけじゃないしね。
それに何より、ちょっとだけ嬉しそうな各務さんの顔を見ていると、僕もなんだか嬉しい気持ちになってくる。
「とは言うものの、あまり坊ちゃまの腕前が上がりすぎて、私が用済みになってしまっても困るのですけれど」
「そんなこと絶対にないよ! 僕は各務さんの料理を一生食べていたい!」
思わず、勢い込んで言ってしまった。きっと冗談だったんだろうとはわかっていたのだけれど。
各務さんはちょっと面食らった表情を浮かべた後、大真面目な顔で、
「一生、ですか。となると、もう飽きたなどと言われないよう、腕を磨き直す必要がありますね」
小首を傾げながらそんなことを呟く。でも、その口元はかすかに綻んでいるように見えた。
――Fin
※※※登場人物紹介※※※
銘殿 益孝(めいどの ますたか):本作の主人公で語り手。大学一回生。学業成績はまずまず。容姿はそこそこ。運動神経は微妙。
各務さんのことが好きで時折アプローチめいた言動を取ったりもするが、基本はヘタレで鈍ちん。メイドのマスターか? 疑問形でなくなるよう、がんばれ益孝坊ちゃま!
銘殿 各務(めいどの かがみ):本作のヒロイン。大学三回生。銘殿家の分家の娘で、本家でメイドとして働くパーフェクトお姉さん。メイドの鑑。
ちなみに、和食好きになったのは、益孝坊ちゃまの栄養バランスを考えて美味しい和食をあれこれ模索しているうちに、自分もハマってしまったから(笑)。CVイメージは茅野〇衣さん
銘殿 未来(めいどの みく):益孝の母。銘殿本家当主夫人。大根が大好きなお茶目なお母さん。メイドさんの未来の姿、なのか?
大学時代に益孝の父・銘殿 司(めいどの つかさ)と出逢い、大学卒業後に結婚。夫が経営する会社とは繋がりのない会社で正社員として働いている。CVイメージは大原〇やかさん
阿尾上 伽羅(あおがみ きゃら):益孝の高校時代のクラスメイトで、現在は同じ大学に通う一回生。
彼に気があるのだが、益孝は仲の良い友人の一人としか思っていない。青髪キャラは負けヒロインの法則。いや実際は黒髪ショートボブですが。CVイメージは石原〇織さん。
湧谷 邦彦(わきや くにひこ),園田 大成(そのだ たいせい),茂部 乃里子(しげべ のりこ):益孝の高校時代の仲良しグループメンバー。脇役のその他大勢のモブの子。ちなみに、益孝たちと同じ大学なのは乃里子だけで、邦彦は別の大学、大成は専門学校に通っている。伽羅が益孝のことを好きで、そんな彼女のことを邦彦が想っている、ということは周知の事実。知らぬは益孝ばかりなり。
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メイドお姉さんとのやり取りより、母親との漫才の方がメインになってしまった……;
けんちん煮は我が家のレシピです。ネットで見てみると、いろんなレシピがあるようですが。
「あるとき、豁然として〇〇を好むようになって」というのは、池波正太郎先生の『剣客商売』が元ネタです。ちなみに元ネタはもっとひどい内容です(笑)。