第81話 日常は帰り来る…?
マ「じゃあメメ、広域救援隊のクエストを頼むよ。」
メ「任せて。そちらもつつがなくよろしくね。」
はなまるパーティは再び、クエストを攻略する部隊と稼ぎ部隊に別れて活動を始めることにした。
確かにウルスのことは懸念にあった。
しかしそれで本来の活動ができないのはよろしくない。
はなまるパーティは圧力に屈するチームではいけない、という強い意見がパーティ内で支持された。
ただ、まだはなまるパーティはミカへの護衛に慣れていない。
そのため当面は稼ぎ部隊(ミカと護衛役込み)を6人に増員、クエスト部隊を代わりに3人で編成して活動することにした。
必然、消化できるクエストはやや難易度が低いものになる。
セ「さぁ、ではフロニア洞窟から周って行きましょうか。」
ミ「あいー!」
ダ「あいさー!」
稼ぎ部隊はミカ、マイア、リオン、セシリア、ダフダフ、ナギサで構成されていた。
基本は女性が持ち回りで護衛にあたる。護衛の任についている者は戦闘には深く関わらず、常にミカと周囲に気を配る役目に就く。
戦闘のドタバタでミカを見失ってしまうことを防ぐためだ。
中でもセシリアはガネーシャに戦闘を任せつつ、見張りもしやすいということで、護衛の任務を少し多く任されていた。
数刻経ち、あらかたフロニア洞窟の敵を退治した一向。
マ「ミカ、ちゃんといるね?」
ミ「いるっスよ。悪い冗談はよしてくれっス。」
セ「確認はしつこいほどに。これも昨日決めたことですわ。」
リオンが戦利品を数えて呟く。
リ「ちなみに稼ぎの方だが芳しくはないな。先日狩りすぎて魔物の復活が鈍っているんだな。
これからはもう少し日を空けた方が良さそうだ。」
ナ「さすがによく見て、よく分析している。アレなだけに…。」
ダ「もうそこまで出たら言っちゃえばいいのにー。でへへ。」
ナ「スケベなだけに。」
リ「俺は考察もできんのか。」
その後も護衛の任を交代で受け持ちながら、はなまるパーティは稼ぎ用のダンジョンを練り歩いていった。
ダ「みんなおつかれさまー。予定していたところは全て終わったねー。」
セ「ずいぶん早く回れたわね。裏を返せば魔物が少なくて稼ぎとしてはイマイチでしたわ。」
マ「ところで、護衛の方はどうだったかな?やりにくかったり、手薄だと感じることはなかったかい?」
ナ「特に問題は感じなかったな。メンバーが減ればどうかということだろうが、まぁこなせなくはなさそうだ。」
リ「きっと俺たちのレベルも上がってるんだろうな。俺は護衛に就いてないが、今のダンジョンなら慣れたら護衛を入れても5人で回せるんじゃないか?」
うんうん、と頷くマイア。手応えがあったようで嬉しそうだ。
マ「今度はメメにも稼ぎパーティに入ってもらって、全員護衛に慣れてきたら数を減らすことも考えようか。
今日はお疲れさま。稼ぎを行う間隔などについてはまた帰って話し合おうね。」
そしてミルーに帰ってきた稼ぎ部隊はギルドでメメたちと合流した。
今日の成果について情報交換をしていたが、しばらくすると突然ギルドのドアが勢いよく開けられた。
入ってきたのはトールのヌマルルだった。柄にもなく険しい顔をしている。
彼女はつかつかとはなまるパーティの元へ歩み寄ると、ぺこりと頭を下げた。
ヌ「はなまるパーティのみなさん、どうか今からヌマルルと一緒にきてほしいにゃ。」




