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第74話 ボクサー、ナギサ その2


〜前回までのあらすじ〜


 新しいメンバー、ナギサによっていきなりスケベ呼ばわりされたリオンであった…!


〜あらすじ終わり〜


ミ「リオンがスケベ。やっぱりそうだったんスか?ミカも薄々そうじゃないかと思っていたんス。見る人がみれば分かるもんスね。」


ナ「当たり前だ。リオンから染み出ているスケベオーラは到底覆い隠せるものではない。スケベの権化だ。」


リ「なんで俺は初対面の相手に、ここまで言われにゃならんのだ…。」


マ「ミカもややこしいこと言わないで。余計に誤解されちゃうでしょ。」


 流石に見ていられず仲裁に入るアロ。


ア「ひょっとして男性に対する拒否反応みたいなものですかね?思春期にはよくある話です。

 僕やコルック君なんかもスケベそうに見えているんじゃないですか?やや、困ったなぁ。」


ナ「いや、そんなことはないぞ?あなたとそこの男の子…コルックか?君たちは真面目そうじゃないか。何もリオンに合わせて卑下することはない。」


 身を切ってまでリオンを擁護しようとしたアロの策が見事に空を切る。


セ「一体、リオンと他の男性陣の何が違うの?あなたリオンとほとんど喋ってすらいないじゃない。」


ナ「人は顔ではないとも言われる。しかし生まれ持った下劣な性癖はありありとその人となりを体現するものだ。

 隠さなくてもいい。女性陣はリオンに日常的なセクハラを受けているんだろ?」


メ「だから考えすぎよ。何もされていないわ。」


ナ「君はどうだ。どんな被害を受けている?」


マ「何もないってば。」


ナ「何もない、だと。おかしい…ハッ!」


 核心に触れたがごとくナギサが何かを悟った表情になる。


ナ「まさか、ここの誰もが既にリオンにスケベないたずらをされ、スケベ口封じをされていたとは…。

 事態は思ったよりも深刻だった。私が駆けつけるのが遅すぎたのか。」


ダ「おーい、戻ってこーいー。」


ナ「安心しろ。これからのパーティの秩序は私が守る!

 君たちは逆境に屈することなく私を頼ってくれ。力になろう。」


ミ「だめだこりゃ。」


 マイアたちはナギサに対して、こんこんとリオンがスケベでないことを説き聞かせた。

 小一時間もかかってようやくリオンへの誤解が解れていった。


ナ「するとリオンは一切スケベを働いていない…?」


マ「そうだよ。最初から言っているでしょ。」


ナ「スケベしたい一心を抑え、日々真面目に過ごしている…?」


セ「内面はわかりませんが普通に過ごしていますわ。」


ダ「真面目かどうかの方が疑わしいねー。でもみんなの嫌がることはしないよー。」


ナ「つまり未遂ということなんだな。私も何もしていない人間にどうこうはできない。

 了解した。私はパーティの目となって、常に秩序が保たれているか見守る役目でいよう。

 パーティは私が守る!」


 終わったかー?、と遠くからリオンの呆れた声がかかる。

 スッキリとしない終わり方だったが、なんとか誤解も解け、ナギサを新しいメンバーとして迎えたのであった。

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