第四百三十七話 レミの正体は
すみません、投稿間違えてましたー--!
慌てて追加挿入しようとしたらなろうだとできないことに驚愕。
まじかよ……。
「そんじゃ正体を明かしてもらおうかな。確か……そう、ニニーだろ、お前」
「なぁーーんでわかっちゃったのかなーー? やっぱアイドルだから? アイドルだから隠せないー
のっかなー? ニニーの、アイドルオーラが出ちゃってるのっかなー?」
「いいや。こう見えても不幸な方なんでね。悪い出来事を引き起こす匂いみたいなのを感じ取る
のかもしれないな」
「あれぇー? 余裕だね? 私がなぁーんにもせずにニニーだって認めると思ってるのぉー?
キャハハ、命知らずぅー」
「思ってるわけないだろ! いけ、レドッピー、ブラッピー!」
「ピーノ!」
「えぇー!? どこからでてきたの!? ムササビ、キド、展開! 浮遊の舞!」
「そっちが本物の能力か。逃がすか! 妖赤星の矢・速!」
空中に現れた謎の生物に捕まり逃げようとするニニー。
レミの正体はデイスペル闘技大会の時にいた、ニニーだった。
こいつは指名手配中……やっぱレンズ内部は常闇のカイナがかなり食い込んでる。早々信用できないな。
「あったらないよー。この子たちに術は通りませーん。残念でしたー! ベー!」
「お前の目的は何だ! 一体何を考えている!」
「教えてあーげない。せーっかくいい話とかして信用させようと努力したのにさーあ。
無駄になっちゃったじゃない。でも、いい情報は聞けたしーぃ」
「それが本当の情報ならな」
「えー? そーんな事言って、あの場面で嘘なんてつかないでしょぉー? 先生もいたしー。
キャハハハ! 早く戻ってあんたたちのアジトを知らせないとねーぇ!」
「ふふふ、いいぞ。早く戻って知らせるんだな。お前の無能さを」
「ぶー。挑発したって無駄ですぅー。それに私の任務はまだ終わってませーん! 別にあんたと敵対する
のが目的じゃないしーぃ? そっちはついでに頼まれただけっていうか? どうせあんたが勝つだろうしさー。ね? この際だから仲間にいれてよね?」
「そんなの信用できるわけないだろ。お前も常闇のカイナなんだろ?」
「それはどうかなーぁ? けどぉ、今はニニーが説明してもー、あんたは信用しないでしょぉ?
だ、か、ら。今はここまでね。バイバァーイ!」
……つかみどころがない。キャットマイルドと一緒に司会をしていたんだ。繋がりはあるだろう。
しかし……気になるな。一体どういうことだ? 常闇のカイナなら直ぐ攻撃してきてもおかしくない。
なにせ俺たちは散々あいつらの邪魔をしている。もし幹部ならす具にでも襲ってきそうだが……さて。
「戻って来たか。コウテイ、アデリー」
「ウェーイ!」
「ウェィ!」
「んじゃ、手筈通り、南下するぞ」
悪いがレミ……ニニーとはここでお別れだ。俺たちは聖堂に行くつもりはない。
そこから北上してロジアールの村に行くつもりもない。
メルザの住んでいた場所は、ここから南西に進んだ場所。そもそも目的地とは別の地点の情報を話していた。
着いてこないならそれでよく、もし着いてくるというなら巻く場所を考えていた。
あえてレミを受け入れ、追手を巻く。
当然だろう? 活火山の爆発やら、他の傭兵団の遭遇という想定外の事もあるにはあったが、我が主
を守るという意味ではイージーモードな旅だ。一番焦ったのは毒。
俺はこの旅で二人の協力な助っ人を得られた。バルバロッサの町を教えてくれたエレギーには感謝しない
とな。