『直営ラーメン店』
「らっしゃいっ! お一人様で?」
「はい、一人です」
「では、空いているカウンターのお席にどうぞ」
「メニューは、っと。ラーメン、え?値段安すぎない?」
「ええ、当店、肉料理専門店さんの直営店でして。あちらのお店が様々なお肉をまるごと仕入れるため、どうしても余ったり不要の部分がでますから。」
「あー、骨とか筋とか要らないもんなぁ」
「はい、それらを特製ブレンドでじっくり煮込んだのが、当店自慢のスープです!」
「うーん、濃厚の黒と淡麗の白かぁ。じゃ白で」
「背脂はいかが致しましょう?」
「……普通で」
「かしこまりました。白一丁!」
「ちっ、どんぶりの底に髪の毛沈んでるとか、ムカツクわー! まぁ、クレームつけたらタダになったし、土産にもつ煮もらったからいいけどよ」
「……でもな、金髪の店員なんていたっけか?」