表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移、地雷付き。ifモード ~TS&獣人少女の異世界デイズ~  作者: 隣の斎藤さん。
第二章 行商人と町。
30/44

2025年。お正月ver(イラスト投稿です)


ミナト『クリスマスが過ぎるとお正月ってあっという間にやってくるよね』

シオン『クリスマスでプレゼント、お正月でお年玉、一週間で二度おいしい』


ミナト『とりあえずいつの間にか用意されていた振袖を着るには着たんだけど』

シオン『ん、ミナトよく似合ってる』 


ミナト『あ、ありがとう。その、シオンもすごく可愛い、よ』

シオン『……ありがとう』


裏方にいる謎の人『新年早々お熱いことで。苦めのお茶が欲しいなー!!』


ミナト『なんかどこからか若いカップルをひがむような怨嗟が聞こえたような……』

シオン『気のせい。あとで、正露丸を溶かしたお茶でも、お供えすれば静まる、と思う』


ミナト『それにしても、振袖っていうか帯っていうか、けっこうきついもんなんだね』

シオン『緩くすると、振袖が着崩れするから、仕方ない』


ミナト『……ふと思ったんだけど、振袖でトイレってどうすればいいの?』

シオン『ん? 簡単に言うと、長い袖をまとめて、裾を思いっきりまくりあげて、トイレにパイルダーオンして、する』


ミナト『……そっかー。簡単なようで難しそうだね、それ』

シオン『もしくは、近しい誰かに、手伝ってもらう、とか?』


裏方にいる謎の人『あ、ちなみにその振袖、借り物で一着百万くらいするから汚したら自腹で買い取りです』


ミナト『…………すごく嫌な言葉が聞こえてきた気がする』

シオン『汚さなければ、大丈夫。それに、もうすぐ撮影だし、終わって着替えて、すればいい』


ミナト『……ちなみに撮影開始までどのくらい?』


裏方にいる謎の人『あと十分くらいだけど、お手伝いしたければ時間を引き延ばしてもいいよ?(カンペ)』


シオン『(こくり)うん、たぶん、あと三十分くらい、かな?』


ミナト『うそ!?』

シオン『もしかして、おトイレ、近い?』


ミナト『…………(無言の肯定)』

シオン『まだ我慢、できる? それか、一人でいける? 汚したら、アレだけど』


ミナト『…………どっちも無理。手伝って、下さい』

シオン『気にしない。じゃあ、行こう(裏方方面に向けてグッジョブ)』



タイトル『2025年の元旦inミナト』

挿絵(By みてみん)


タイトル『2025年の元旦inシオン』

挿絵(By みてみん)



ミナト『……いろんな意味で間に合ってよかった』

シオン『そうだね』


ミナト『シオンもごめんね。なんか介護みたいなことさせて……』

シオン『気にしない。私も役得だった』


ミナト『なんか言った?』

シオン『なんでもない。それより、あっちでおみくじ、引きに行こう』


裏方にいる謎の人『二人で手を繋いで行くとは見せつけてくれる。……しかしこれ、さっきシオンから密かに渡されたけど、本気なんだろうか……?』


シオンからの手紙

――ミナトが着た振袖、倍額で買い取るから、よろしく――




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
征露丸の成分ってクレゾールと薬草だからね(笑)
> ミナトが着た振袖、倍額で買い取るから、よろしく 獣人だし鼻も利きそうだし……嗅ぐのか!?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ