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社畜の帰りは森の中

はじめまして、閲覧ありがとうございます☻

操作の仕方があまりわからない新人ですので誤字脱字、間違い等あれば指摘いただけるとたすかります。




午後11時すぎ、仕事の帰り道。

スマホをいじりながらバスを待っていた。


ただ普通にバスを待っていたはずなのに顔をあげたら突然森の中にいた。


「…は?」


俺はこんなところで何をしているのか…


「…えっ?…えぇ?は???」


さっきまで夜だったはずなのに光が差し込む森の中。

周りを見渡しても誰もおらず建物もない。

あるのは木だけ。


何かのドッキリかとおもい大げさにリアクションしてみる。


「ここどこぉー!!???俺はどこからきたんだぁぁぁーーーー!!!!!」


………誰からも返事はもらえない。


スマホで「知らないところにいるんだけどぉー」と呟いてみるも電波がなくて送信できない。


静けさがあたりをつつむ。


急に怖くなり必死に叫んだ

「おーい!だれかいない!???だれもいませんかー!?だれかぁー!!!おーい!!!」


………なにもきこえない。


「だれかぁー!だれかぁー!!!」


もしドッキリだとしたら悪質にもほどがあるだろ…

明日も仕事あんのに…なんだよこれ…


途方に暮れていたら近くの木陰からぴちゃって水の音がした。


なんだよ…やっぱ誰か隠れてんのかよ…


安堵と同時にじわじわ怒りがこみ上げてきた。


こんな悪質なドッキリふざけるなよ…こっちが脅かして怒鳴ってやる!!!


俺はに静かに近づき…脅かそうとして勢い良くとびだした。


「うわーーーーーー!!!!!……あ…?」


俺は身内が隠れているか、テレビの企画だと思ってたんだ。

だけどそこにいたのは薄緑色のベタベタが羊っぽいものに巻き付いてる?のみこんでいる?ところだった。


この羊?をまるまる包んでるこいつは…スライムでいいのか…


呆然としてるとスライムがぼこぼこぼこぼこ熱く沸騰してきた。

丸呑みされてる羊もどきは煮えてきてる。

ジンギスカン食いてぇな…


現実逃避してる間にスライムは元の2倍の大きさに、羊もどきは骨がみえてきた。


「おじゃま…しました。」


俺はそういい、駆け足で後ろに逃げた!

少し間をおき、スライムはびちゃちゃちゃっと音を立てながら俺を追いかけてきた!


学生時代、足はそこまで遅くはなかったけどデスクワークばかりで訛りきった身体はすぐに息切れをおこす


森だから走りにくいのもあるけど走るとき顔にぶつかる木が痛い、顔にピシピシあたる枝とか葉っぱで顔が切れる。


俺が何をしたんだよ…っ!

普通に仕事して、普通に飲み食いして、ゲームして、スマホいじって…なのになんでこんなっ…!


恐怖と怒りで頭がぐちゃぐちゃになりながらもスライムからにげる。

木々の間を抜けて、根っこをくぐりかけていくも相手はスライム。

変則的な動きで木の隙間なんかものともせずにこっちへ向かってくる。

木の間を分け進む俺とは移動速度も違う…。


大きな木の根を下にくぐる…とスライムのベチョベチョの音が聞こえず振り向く。


スライムが吸収中の羊が木の根の間につまったみたいだった。


「や…やーい!ばぁーか!ザマァみろばぁーかっ!」


スライムがまたぼこぼこぼこぼこ音をたてて膨張する。

先程と違うのは赤くなってきた。


マグマってこんな感じなのかぼんやり考えてしまった。

スライムの熱で木の根は水分が蒸発してるのかブクブクジュワジュワ音をたてて倒れた。


マグマみたいに赤くブクブクなってるスライムが俺の方へゆっくり進んでくる。


でかくなったからか動きが鈍くなったのかもしれない…

だけど俺は足がすくんでまともに動けない。


「なんでこんな…なんでっ…こんなっ!!!」


こんなところに来てしまったのか…俺はこんなわけのわからないところで死にたくないっ…!


後ろを向いてまた走り出す。


はしれはしれはしれはしれはしれはしれ!!!!!

止まるとやられる!わかる!とまるなよおれ!!!


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