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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

冤罪処刑されたやり直し令嬢は死にたくないので引きこもることにした

作者: タンポポさん

八作目の短編投稿です。

楽しんで見て行ってくれると嬉しいです。




「ようやく罪を認めることにしたか?」と側にいた監守が私に聞いて私は斬首台へと連れてかれる。

私の名前はミラン・シュクリニア。シシュクリニア公爵家の長女でこれから冤罪処刑され死ぬ所。


斬首台の目の前に差し掛かった所でまた聞かれる。

「罪を認める気になったか?」

そんな答えは一つだけ。

「私は何度でも言います、殺っていません」そして斬首台に首をのせて私は最後にあいつを見た。

汚物を見るようにニヤッと笑った女。私をここまで追い詰めた真犯人。私は死にたくない。


そして…尽きた。


「いやァァァァ!!!」大きな声を上げて起き上がった私。

そして私は言う。

「え?私…死んだはずじゃ………?」

私の目の前はきらびやかな家具がおいてあり私は大きなベッドの上で目が覚めた。


そして私は訳分からずに置いてある鏡の前へ歩き自分の姿を見た。


これ…私……13歳の私が目の前にたっていた。

え?どう言うこと…?私斬首台で死んだんじゃなかったの?全部夢…?

でも…物凄く生々しくてまだ感触が残ってる。

私は首に手を当ててだらだらと出る冷汗を押さえながら今までの事を整理した。


私は…そうだ…。

あの女が私に押し付けたのよ。

冤罪を…あの女が私に殺され掛けたって!罪名は殺人未遂…(簡単に言って)それで婚約者に婚約破棄されてそのまま斬首台行きに…!

悔しい…!!でも今ここに私が立っていて前の記憶もある。

夢なんかじゃない…きっと!


その途端にバン!と音がして焦った声が聞こえた。


「お嬢様!大丈夫ですか!?」私は驚いて後ろを見た。

駆けつけたのは私と一つと上の執事であるアンリ・ダスト。

私は涙が溢れる。

突然だった。

だってこの人は私の容疑を最後まで否定した人なのだから。

私は走ってアンリの元へ行き抱き付く。


「お嬢様っ!?」焦った声で私を心配してくれた。

「良かった…!良かった…!」アンリは最後まで私の罪を否定し続けたことで反逆の罪で処刑。

どんどんと涙が出る。

何が何だか分からないアンリは困惑していた。

私は安堵して呼吸を整えた。


「ごめんなさい、アンリ」突然抱き付いてしまったことについて私は謝る。アンリは首を横に降って否定した。


「いえ…それで何があったんでしょうか?」優しく聞かれる。

私は今あったことを話そうか少し悩んだが打ち明けようと思った。

アンリは私の為に死んでしまったから。何となく信頼できるから。


私は閉じていた口を開いていった。

「実は…………」


ミラン説明中……………………………………


「そんな事が……!?」驚いているアンリに私はまた言った。


「信じてくれる…?」こんな馬鹿げた作り話のような話をアンリは信じてくれるのだろうか…と。

半信半疑だった。


「勿論だろ。俺はお前に拾ってもらわなければ飢死だったんだからな」アレンはまだここにきて少ないのでどうしても今の口調の戻ってしまうときがある。

そんなアレンに私は少しだけ苦笑してしまう。


「いつもの言葉に戻ってますよ?アンリ」

「あ…!失礼しました」いつもの敬語に戻った。アンリには優秀な執事が私は見ては行けないと言われたほどの鬼畜な執事がいるので。そんなアンリに私はまたもや苦笑する。


「ありがとう、アンリ」私は笑顔でお礼を言う。

そんな私をまたアレンは少しだけ真っ赤になって照れていた。



「それでね?アンリ。私はある策を考えたの!」


「なんですか?」

「引きこもることにしたの」一瞬だけポカンとしたアンリは目を見開く。


「引きこもっていればきっと婚約もせずに死亡回避できると思うの」私は真剣な目で言った。


「はあ……それってお嬢様の名に傷が付くのでは……?」

「え?」どう言うこと?

「いや、公爵家の令嬢が引きこもりなんてさ」


「……なんとかなるさ!」プラス思考だとは言わないで!


「さあ!そうと決めたら引きこもり大作戦!」


そうして私の死亡回避の引きこもり大作戦が開始した。

最後まで見て頂いてありがとうございました。

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