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転生うさぎは異世界でお月見する  作者: 白黒兎
幕間 転生うさぎの居なくなったその後
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幕間 春の姫と四季姫の会合

「うわぁ~ん、もうやだぁ~。エルちゃんにも嫌われちゃったしさ~だから嫌だったんだよ~」


「桜、もうそれは聞いた」


「もう五回目よ?聞き飽きましたわ」


「ま、損な役回りは桜の特権だからね。仕方ないよね~」


「そんな役回りはやだよ~」



 わたし、春姫こと春風 桜(はるかぜ さくら)は大きな掘炬燵に設置されたテーブルに顔を突っ伏した。



 わたしが好きでやっていることとはいえ、皆ももう少しは協力的になっても良いと思うんだけどね。もう長い付き合いだからそんな考えは無駄だってわかるけど。



「でも、残念だな。あの魔人の子のことは紅羽も気に入っていたみたいだし、私ももう少し話をしてみたかった」


「珍しいですわね、紅葉がそんなことを言うなんて」



 冬姫こと冬風 椿(ふゆかぜ つばき)・・・椿ちゃんが秋姫こと秋風 紅葉(あきかぜ もみじ)・・・紅葉ちゃんのことを驚いたように僅かに表情を動かして見た。



「ああ、君に似ていてあまり表情が表に出ない子だったが、とっても可愛らしい子だったぞ」


「そうなのですか・・・?貴女がそこまで興味をそそられた子ならば、一度は会って見たかったわね」



 そう言いながら、雪のように白い顔を少しだけ残念そうにして椿ちゃんは目を伏せた。



――言われてみれば、表情があまり動かないところは椿ちゃんに似ているかも。あ、いや、トワちゃんの方が表情は動かないかな。感情的ではあったけど。



 顔は無表情なのにコロコロと感情が変わる様子がとても可愛らしかったなあと、わたしが体を起こして天井にぼうっと見ながら思いに耽っていると、夏姫こと夏風 向日葵(なつかぜ ひまわり)・・・向日葵ちゃんが空色の瞳をキラキラとさせて私を見てきた。



「ねぇねぇ桜、その子の姿を写し世で紙に写せないの?桜は何回か会っているからイメージしやすいでしょ?」


「うーん。ちょっと待ってね」



 写し世とは陰陽術のひとつで、術者の記憶にあるイメージから映像を紙などに一枚絵のように複写することが出来る魔法で、似たようなスキルで、念力スキルの念写に近いものだ。



――確かに何度か間近で会っているわたしならば出来るかも。



 わたしは目を閉じて記憶の中からイメージを固める。不思議とイメージとして浮かんだのは最後に会った時の映像だった。



 わたしのお気に入りの場所である、わたしが作った名もない大きな桜の木の下で立っていた真っ白な少女。夜空に浮かぶ月の光に照らされたその姿はまるで月の女神のようだった。



 絹のような美しい白銀の長髪がそよ風にさらさらと流れて、幼げだけども作り物のように無表情で端正な顔立ち、見ていると吸い込まれそうなほど綺麗な宝石のように赤い瞳。



「うん。うん。覚えているよ。はっきり覚えてる。でもこれは写し世なんかじゃなくて、皆にきちんとしたものを見てほしいかな。ちょっと待ってね」



 わたしが本気になって彼女の姿を見てもらおうとすることに向日葵ちゃんが一瞬驚いたような顔になった。そして、期待するようにより一層キラキラとその瞳を輝かせた。



――えーっと、あの光景を体験させるならば、やっぱり夢幻郷だよね。



 夢幻郷は写し世とは違って術者の記憶の中から幻の世界を創造して、対象者に記憶を追体験させるものだ。




 今回の場合は情景だけでいいので細かく記憶を掘り出す必要は無いけど、この方がトワちゃんの魅力がとても伝わると思うしあの時の言葉に出来ないような神秘さも伝わると思う。



 札をいくつか用意して四方に投げる。簡易結界を作成してその中を夢幻郷の効果範囲内に設定する。最後に映したい幻をしっかりと脳裏に焼き付けてっと、これで準備完了だ。



「行くよ~みんな!夢幻郷!」



 部屋の中が一瞬だけ白く染まり、そして()()()の光景が再現された景色が目の前に広がった。



 大きな桜の木がわたし達の目の前にそびえたっていて、そのすぐ下に十歳くらいの少女が長い白銀の髪をそよ風に揺らされながら立っていた。その背後の空には綺麗な月が浮かんでいる。



――ほっ。久し振りに使ったけど、上手くいって良かった~。



 わたしは内心はらはらしていた気持ちを、ほっと息を吐いて吐き出した。



「ここって、桜のお気に入りの場所じゃないですか?」


「あ!桜の木の下に誰か居るよ!?あの子がもしかして・・・?」


「ああ。あの子が魔人の子の、トワだ」



 私の記憶と寸分違わずに再現出来た光景は、やはり何度見ても見惚れるほどに綺麗な光景だった。



 椿ちゃんが頬に手を当ててじっとトワちゃんを見ていると、ほうっと溜息を吐いた。



「確かに、この光景は写し世では伝えきれませんわね」


「なんだか勿体ないな。これほど容姿だけで心惹かれる子なんてそうそう居ないのに。もう死んじゃったなんて」


「・・・・ああ。本当に勿体ない」



 わたし達だってとても長生きしているから、傾国の美女と呼ばれる人にも何人も会っているけれど、そうした見た目だけではなくて、()()()()()()()というのは本当に数えるくらいにしか会ったことがない。



――そして、そういった人は大体が突然居なくなってしまうのだけどね。アリスちゃんもそうだったし。



 わたしが昔の友人を思い出していると、向日葵ちゃんが何か思い付いたように、片手を手のひらにポンっと当ててから人差し指を立てた。



「ね、桜?これ後で写し世で紙に映してくれない?あたしの家に飾りたい!会えないのは残念だけど、この子を時代の流れに埋もれさせるのは勿体ないからねっ」


「え~?しょうがないなぁ。本当は本人の許可が必要だと思うけど、本人も居ないし・・・まぁいっか。じゃあ写し世で紙に写して後で渡すね。・・・ひょっとして、二人も欲しい?」



 わたしが向日葵ちゃんのお願いを了承すると、他の二人も物欲しそうな目でわたしを見てきたから、試しに聞いてみたら是非欲しいと頼まれてしまった。



 そんなに手間じゃないんだけど、この光景を見たんだから自分でやればいいのに。ま、わたしがやる方が精度が高いからなんだろうけどね。



「それじゃあ、今回の件のお返しという形でどうかな?巫女の貸し出し、了承してくれる?」


「そういえば、そんな話で呼び出されたんだったな。・・・ああ、分かった。桜とも馴染みのある紅羽を貸し出そう。期間は浄化が終わるまででいいか?」


「うんうん。助かるよ~。ホントもうあれの浄化に頭を悩ませててさぁ」



 わたしの巫女だけだと、絶対に数年掛かるからね~。紅羽ちゃんが来てくれるならば、他の巫女達の負担も大きく軽減させることも出来るし、元はわたしの巫女だったからやりやすいし、ホント助かるな~



「あんな可愛い子を死に追いやった罰だね。それじゃあ、あたしからは詩乃を貸し出すよ。紅羽とも同期だから久しぶりに会いたいだろうからね」


「私は凛音を貸し出しましょう。浄化ならばあの子が一番適正が高いもの」


「皆ありがとう~!トワちゃんの写し世はこの話し合いが終わったらすぐに用意するから待っててね」



 紅葉ちゃんに便乗するように、向日葵ちゃんと椿ちゃんからも優秀な巫女を借りる約束を取り付けることに成功した。



――写し世と交換で貸し出される側近の巫女達・・・ちょっと可哀そうだね。まぁ、対価が安く済んでわたしとしては万々歳だけどね!トワちゃん、ありがとね!



 さてと、今更だけども、わたし達は今お母さんと暮らしていた実家である四季の社に集まっているの。



 ここで『四季姫』が揃う日はお母さんの命日の日か、今回のような四季姫の誰かからの緊急の呼び出しぐらいだ。もちろん今回はわたしが呼んだんだけどね。



 巫女の貸し出し要請ともうひとつ、大事な情報の共有のためにね。



「さて、巫女の貸し出しの件についてはもう良いだろう?もうひとつの案件について聞こうか?」


「ここ最近の煩わしい魔物の変異種の件について重要なことが分かったって聞いたけど・・・?」



 北側に領域がある紅葉ちゃんと椿ちゃんは、北から下りてくる魔物達が領域内で暴れてその対処に奔走しているから大変らしいんだよね。



 そうそう、基本的にわたし達『四季姫』が直に動くことは滅多にないんだよ。



 この世界に長く、永く生きているわたし達が直接手を出すと、ほとんどの案件が力ずくであっという間に終わってしまうだろうから。そんなことを繰り返していれば、領域内の民たちは堕落してしまう。



 そんなわけで、わたし達が手助け出来る範囲は一部の協力者に情報を提供して対処してもらうか、冒険者ギルドに依頼するかぐらいしか無いんだよね。



 特に、人間嫌いの紅葉ちゃんと出不精の椿ちゃんはこういった協力をお願いするのがとても苦手で、現状はとても苦労しているらしいね。紅葉ちゃんなんか苦手なわたしにお願いしてまで、知り合いのエルちゃんがいる冒険者パーティーを呼んだからね。



 二人とももうちょっと領域内の人と交流持とうよとどれだけ呆れたことか。



――そのうち椿ちゃんからもお願いされそうだなぁ。エルちゃん、わたしの話聞いてくれるかなぁ?



 エルちゃんがわたしの思っていた以上に、あの『白の桔梗』という冒険者パーティーを大事にしていて、その仲間のひとりであるトワちゃんのことも大事にしていたみたいだったからね。



 わたしの弁明に納得はしてくれたけど、感情としてはとても怒っていたのを思い出してしまった。



 わたしははぁ~っと深い深い溜息を吐く。同じ永く生きている友人として、出来ればエルちゃんとは仲良くしたいのだけれどね。



 立場を考えるとどうしようも出来ないことだってあるんだよね。



「あはは、桜またふっかい溜息吐いてる」


「いやあ、ははは・・・。はぁ。エルちゃんとのことを思い出しちゃってさぁ。なんとか仲直りしないとなぁ」


「貴女のことはどうでもいいから、早く分かったということを説明して欲しいのですけれど?」


「ああうん。そうだね」



 棘のある口調で椿ちゃんに催促されて、わたしは居住まいを正して顔を引き締めた。



 わたしが真剣な顔になったからか、紅葉ちゃんと椿ちゃんも姿勢を正して、まだ領域内で表だって被害の無い向日葵ちゃんは、興味深々という感じの目で会合の面々を見ている。



 わたしはこほんと咳払いをしてから口を開いた。



「結論からいこうか。今回の変異種の発生は帝国が背後にいる」


「まぁ、予想はしていたことだな。証拠はあるのか?」


「物理的な証拠は、無い。だけど、この国にゼストくんを呼んでその行動をずっと監視していたんだけど。彼があちこちに単独行動して隠れてこの魔石を魔物に入れているのを確認したよ」



 わたしはテーブルの上にひとつの魔石を置いた。毒々しい紫色の魔石だ。



 紅葉ちゃんが顔をしかめてそれをまじまじと見詰める。他の二人も嫌そうな顔をして魔石を見た。



「桜、これはまさか『アリアドネの魔石』か?」


「正解。と言いたいところだけど、ちょっと惜しいかな。正確には()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だよ」



 わたしがそう説明すると、椿ちゃんがどこからともなく冬の花が彩られた扇子を手にもって広げ、口元をそれで隠して目を細めた。椿ちゃんが真剣な時や動揺した時によくやる仕草だ。



「ちょっとお待ちなさい。アリアドネは聖天使によって完全浄化されたはずでしょう?魔石も残らなかったはずですよ?」


「そのはずなんだけどね~。こうしてあるんだよね。理由までは分からないけど」



 わたしだってわけがわからないよと肩を竦めて見せると、椿ちゃんは頭が痛そうな顔でこめかみを押えた。今まで黙っていた向日葵ちゃんがう~んと両手を組んで口を開いた。



「でもさ~。これで人工的に変異種を増やすことが出来たとしても、今は自然発生している変異種の方が多いんじゃないの?そうでないともっと早くにこの魔石が見つかっているはずでしょ?」


「そうだな。私が報告を聞いている限りでも、このような魔石が見つかったとは聞いたことがない。関係が無いとは言い切れないが、この魔石が原因と言い切るのは時期早々ではないか?」



 向日葵ちゃんの疑問に紅葉ちゃんが賛同するようにわたしに視線を移した。わたしはちっちっちっと人差し指を揺らす。



「二人ともアリアドネちゃんの特性を忘れたの?」


「アリアドネの変異はたしかマザー種だろう?落とし子を産んで操る能力だった。違うか?」


「それだけではないでしょう?ただのマザー種の魔人があそこまで世界に被害を及ぼせるはずが無いですわ」



――椿ちゃんはもう分かったみたいだね。



 椿ちゃんの言葉で紅葉ちゃんは顎に手を当てて考えるように銀杏色の瞳を揺らす。そして、ようやく思い出したみたいで苦々しい顔になった。



 向日葵ちゃんはすっかり忘れているようで、未だに頭の上にはてなが浮かんでいる。他の皆が思い出しているのに、未だに思い出せなくて、焦るように両手をぱたぱたとさせた。



「ち、ちょっとちょっと!あたしにも分かるように説明してって!」


「アリアドネは世界中の魔物を操ってしかも進化を促せるほどの干渉が出来た。何故だか覚えているか?」


「え?えーっとたしか・・・固有スキルだよね?『食物連鎖の女王』。・・・あ~なるほど、やっと分かって来たよ」



 固有スキルが出てきたことでようやく思い出したのか、向日葵ちゃんは満足げに頷いた。



――皆が理解出来たようだから、わたしは纏めに入るかな。



「そ。その固有スキルの能力が欠片とはいえ残されていて、魔物の体内に入れられたことで僅かでも力を発揮したとしたら・・・今の状態は決して不自然な状況では無いでしょ?」



『食物連鎖の女王』。人間達の世界では『アリアドネの災厄』と言われた全人口の半分を減らしたと言われる魔物と人族の大戦争。その魔物側の頂点に居たのが魔人アリアドネだ。



 そのアリアドネが持っていたとされるのが『食物連鎖の女王』という固有スキルで、わたしも全ての能力を知っているわけでは無いけれど、魔物の魔力に干渉して強くさせたり、思考を誘導して操ったりするのが主な能力だったはず。



「500年前の惨劇を人族が自らの手で再現しようとしているのか?」


「さてね?目的は分からないけれど、今のこの世界の状態がいかに危険なのか、分かってくれたかな?」



 わたしが神妙な顔で皆を見渡すと、皆もそれぞれ難しい顔で頷いた。



「帝国に関しては人族に任せるとして、わたし達は今後はこの紫の魔石を見つけることを最優先にしようと思う。北だけじゃなくて徐々に南側も変異種が増え始めているから、変異種を討伐しても紫の魔石を見落としたりいることもあると思う。わたし達はわたし達で信用のおける人達に協力してもらって対処することにしよう」


「この魔石を悪用されたり、知らずに何かで使って被害が出てはからでは遅いか・・・。分かった。その方針で私は異存はない」



 紅葉ちゃんが納得したように賛成すると、他の二人も同意見だと頷いた。



 わたしは安心してふうっと溜息を吐いた。なんだか最近は溜息をばかり吐いている気がするよ。



「・・・・ところで、桜?悪いのですけれど、エルアーナさんの居る冒険者パーティーを私の領域まで呼んで貰えませんか?私の領域ではそのような事情に対処出来そうな心当たりがないのですわ」



――ある意味予想通りの展開だけど、こういう時に不便だからもっと人と会うようにしなよっていつも言っているのに!



 わたしはそう叫びそうになるのを堪えながら、遠回しに断ってみることにした。だって、これ以上仕事増やしたくないし。



「・・・・いやいや。深雪ちゃんとか居るじゃない?」


「深雪にそんな危険なことを頼んで何かあったらどうするの?彼女を行かせるくらいならば巫女を動かしますわ」


「えぇ。過保護だなぁ。・・・今エルちゃんとはちょっとギクシャクしてるから確約は出来ないよ?」


「助かりますわ。お願いします」



――え?今のは約束したことになるの!?



「あ!あ!あたしも、あたしの分もよろしく、桜!」



 話を聞いていた向日葵ちゃんが便乗するように手をあげて要求してきた。思わずわたしの頬が引きつったのが分かる。



「ち、ちょっと、ちょっと!紅葉ちゃんや椿ちゃんはしょうがないとしても、向日葵ちゃんは交流もしっかりやっているし、優秀な人材も多いでしょ?確か千夏ちゃんだっけ?あの子も聖人になってもう100年は経つでしょ?千夏ちゃんに頼みなよ!」


「もちろん、千夏とあとは海未にも頼むけど。実績のある人から注意点とかアドバイスとか必要じゃない?それにあたしもエルアーナさんに会いたいし」


「最後が本音だよね!?」


「あ~ごほん。桜、ちょっといいか?」



 わたしは嫌な予感がしながらも、声がした方に体を向ける。



 紅葉ちゃんが微妙にわたしから視線をそらしながらわたしに声を掛けてきた。



「すまないが、もう一度『白の桔梗』を派遣してくれないか?私の領域にも対処を任せられる人材は居るのだが、やはり心配でな。彼女達から話を聞きたい」


「も~~~!!領域内の民を心配するのと同じくらい、実の姉妹のことも少しは心配して遠慮してくれても良いんじゃないかな?かな!?」


「「「それはない」」」



 異口同音に揃った声を聞いてわたしは頭を抱えた。



 彼女達の要請に応えながらも、わたしはわたしで王国や聖国に今回の調査結果を報告しないといけないし、わたしの領域でも独自に動ける人を見繕って動かさないといけない。しかも、それとは別に普段の公国としての執務もあるし、トワちゃんが残した魔力溜まりの浄化作業の手配もしないとだし。



――わたし、過労死する!死んじゃうよ!!



 もちろん、人間ではないわたしが過労死するなんてありえないけれど、そうではなくて、もっとこう精神的な、心の問題なのだ。



 こうしてわたしは普段の倍以上に忙しい日々を送ることが確定したのだった。




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