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002 異世界、思ったよりヤバいとこみたいです

 





「はぁ、はぁ……」


 一時間ほど歩けど、町は見えず。

 焦りから早足になっていたせいか、さすがに少し疲れてきた。

 ちなみに、マジサガの世界でどんなに動いたところで、“システム上の”体力が切れるだけで息切れなんて起こさない。


「……まっさかぁ」


 それでも認めたくない私。

 いや、さすがに異世界転移の可能性よりは、マジサガ運営がやらかしてバグを起こした可能性の方が高いし、ね?


「同じように迷ってるプレイヤーがいて、その人からクソ運営が何をやらかしたか聞けるかもしれないし……」


 第一、ここが異世界だというのなら、インベントリやらのゲームシステムが使えることがおかしいじゃないか。

 だから私はめげずに町に向かって歩きながら、人を探すことにした。


 それからさらに30分、歩いても歩いても歩いてーも町は見つからない。

 ここはどこなんだろう。

 さすがにゲーム内なら、これだけ歩けば町が一つぐらいは見つかるはずなのに。

 喉が乾いてきて、精神的疲労も重なった私は、ひとまず木の幹にもたれて休憩することにした。

 一瞬だけ『スライム飲んだら喉が潤うんじゃ?』という妙な考えが鎌首をもたげるも、ぐっと自制する。


 しばし空を見上げてアンニュイな時間を過ごしていると、馬車の音が近づいてきた。

 第一村人発見だ。

 目を輝かせてそちらを見ると――


「えぇ……」


 荷台に20体ほどのスライムを載せたリザード(・・・・)車が、近づいてくる。

 スライムが山盛りに積み重ねられた光景は、まるで出来損ないのわらび餅でも見ているようだ。

 荷台が揺れるたび、ぶるんぶるんと激しく震える。


「あのー、ちょっといいですかー!」


 私は手を振りながら、リザード車を操る男性に声をかけた。

 どうやら男女のペアのようで、身につけている衣服から見るに商人というわけでは無いらしい。

 剣や弓が見えるし、冒険者なのかな。

 レベルは、“ジン”という名前の男性が32、“レナ”という名前の女性が30。

 彼らは私の声に反応して、目の前で止まった。


「どうしたんだい、お嬢ちゃん。村人の子供がこんなところで一人だなんて危ないじゃないか」


 子供……そっか、子供か。

 今の私はそういう外見なんだよね。

 いわゆる合法ロリってやつ。


「あの、人がいる町を探してるんですけど、どちらに行けばいいかご存知ないですか?」

「迷ったのなら私たちが連れて行ってあげるわよ。いいわよね、ジン」

「ああ、もちろんだレナ。さあ、乗りなさい」


 差し出される手。

 私がそれを握ると、ジンさんが引き上げてくれた。

 見ず知らずの子供を迷いなく助けてくれるなんて、すごくいい人だ。

 出会いに感謝しながら、二人に挟まる形で、リザード車に乗った私。


「ありがとうございます。お二人は……」

「見ての通り、俺は剣士で彼女は狩人さ。ペアで冒険者をやっているんだ」

「見ての通り?」


 ジンさんはさも当然のように、手の甲にある紋章を見せてきた。

 頭の上のジョブアイコンを見れば確かにわかるけど、手の甲を見せる意味は?


「なんですか、それ」

「何って、あなたの手にもあるじゃない」


 確かにある。

 謎のタトゥーが、そこには刻まれていた。

 これじゃもう温泉とか入れないじゃん。


「まさか知らないのか? ジョブってのは、生まれついての才能のことさ。俺みたいに剣の適性が高ければ“剣士”になれるし」

「私みたいに弓が得意なら、“狩人”になれるの」


 ゲームの時点でそういうシステムはあった。

 でも、手の甲に紋章を刻んだりはしなかったはず。


「あなたの“村人”は、残念ながら何の適性もない人間ってことよ。もちろんモンスターともほとんど戦えないわ。だから、普通は町から出て一人で行動したりはしないのよ」

「はあ……そうなんですね。でも、その適性って、あとから上げられるんじゃないんですか?」


 というか、私はさっき上げてきたばっかりだ。


「ははは、上げられるものなら苦労しないよ」


 けれどジンさんは私の言葉を笑い飛ばした。

 まるで、それがこの世界の常識であるかのように。


「こんな当たり前の話も知らないだなんて。町がどこにあるかもわからないって言うし、まさか記憶喪失にでもなったのかい?」


 ここが異世界だとしたら、私にはこの世界の知識は無い。

 そもそも、今の体が何なのかすらよくわかってないし……そういうことにしておいた方が、話はしやすいかもしれない。


「わかりません。気づいたら森の中にいたんです。異世界からワープしてきたのかもしれません」

「ぷっ……」


 レナさんに笑われてしまった。

 そりゃそうかもしれないけどー!


「つまり、本当に記憶喪失なのね」


 レナさんの言葉に、私はこくりとうなずく。

 仕方ないよ、異世界転移じゃ通じないし。


「名前が“モミジ”ということ以外は、何も……」

「それは大変だ。町に戻ってみたら町長に相談してみよう」

「それがいいわ、この世界は村人が一人で生きていくには過酷すぎるもの」


 ひとまず安堵する私。

 それにしても、この人たちと会話していても、NPCに搭載されたAIと言葉を交わしているとは思えない。

 本当に普通の人間みたい。

 やっぱりここ、異世界……なのかな。

 だとしたら、だとしたら――いや、ほんとどうしよう。

 急展開すぎて頭がついていかない。


「これ、食べるか?」


 落ち込む私に、ジンさんが木の実を差し出してくれた。

 励ましてくれているのかもしれない。

 私はお礼を言って受け取ると、手のひらに収まるサイズの果実をかじった。

 さっきのとはまた別の実みたいで、今度はバナナみたいな味がする。


「おいしい……」

「だろう? お腹も溜まるし、俺ら冒険者は食事代わりによく持っていくんだ」

「森の中で取れることも多いし、ファナナの実は重宝するのよね」


 名前を聞いて思わず噴き出しそうになる私。

 ファナナって……いや、ほぼバナナだよそれ!


「ところで、この荷台に載ってるのって」


 私は気になっていたことを尋ねる。

 視線を向けると、巨大わらび餅がぷるんと揺れた。


「ああ、ブルースライムの死体さ。よく燃えるから油代わりに使ったり、あとは美容に効いたり、真ん中にある赤いコアが薬に使えたりと、何かと高く売れるんだよ」

「このまま売るんですか?」

「いいえ、まずは解体屋でバラして素材にする。そのあとで、ギルドに納入するのよ。ああ、ギルドっていうのはね、町の人たちから受けた依頼を、冒険者に斡旋してくれる施設のこと」


 それは知っていたりする、マジサガ以外のゲームにもあったしね。

 にしても――なんでインベントリに入れないんだろ。

 リザード車まで用意してやっと20体なんて、不便すぎる。

 というか、見ているとやっぱりわらび餅を思い出す。

 きなこをつけてかぶりつきたい。

 木の実だけじゃ満たされない私のお腹の虫は、再び“ぐぅ”と鳴いた。


「はははっ、スライムは食えないぞ?」

「ご、ごめんなさい……」


 思わず赤面してうつむく。

 ファサッと銀色の、肩まで伸びた髪が視界に入った。

 あ、私って銀髪だったんだ。


「謝らなくていいのよ。はい、私もこれあげるわ」


 別の木の実を受け取り、かじる私。

 何だか餌付けされてるみたいだ。

 恥ずかしいからって、実を両手で持ってちまちま食べてるから、余計に小動物……というかウサギっぽい。

 でも、もらってばっかりだと申し訳ないな。

 何かお返しできたらいいんだけど。


 と、そのとき――道の横にある茂みから、一匹の狼が姿を現した。

 そいつは口の端から涎を垂らしながら、「グルルゥ」と唸って、鼻の上に皺を寄せている。

 リザードはスルーして横を通り過ぎようとしたけれど、


「スレイブウルフだとっ!?」


 ジンさんは目を見開き、大きな声をあげた。

 レナさんの表情にも焦りが見える。


「どうかしたんですか?」


 ただのグレーウルフにしか見えなかったけど。

 でも、スレイブウルフって言ってたよね。

 そんなモンスターいたかな?


「あのウルフは、他のモンスターに飼われているんだ」

「普段はそこらを動き回って、飼い主であるモンスターに獲物の位置を知らせるの」


 レナさんはそう話すと、ウルフが「アオォォォンッ!」と遠吠えをあげる。

 なるほど、つまり“リンク”してるってことなのかな。

 一体のモンスターに見つかると、そのモンスターと群れを成す他のモンスターも襲いかかってくる。

 RPGやアクションではよくあるシステムみたい。


 ジンさんが鞭を振るうと、リザードが速度をあげた。

 揺れが激しくなり、お尻が上下に飛び跳ねてちょっと痛い。

 レナさんは飛ぶように荷台に移ると、スライムの上に立って弓を構え、周囲を警戒する。

 気づけば、5体ほどのスレイブウルフが馬車を追跡していた。

 さらに右にある森の方から、ズシン、ズシンと大きな足音が近づいてくる。


「チッ、やっぱりそうか……来るぞ、グリーンオーガだっ!」


 グリーン――つまりブルーより一段階上。

 さらにオーガというと、スライムなんかより遥かに強い、レベル40ぐらいのモンスターだ。

 実際、目の前にいる個体のレベルは55らしい……って攻略サイトに書いてあったデータより高いんですけど!?


「グオオォオオオオオッ!」


 走りながら接近してきたオーガは、森から街道に飛び出すと、手を地面について滑るように着地した。

 ズザザザッ! と大地がえぐれ、砂埃が舞う。

 そしてすぐさま前を走る荷台を見て、にたりと笑った。


「……っ」


 ぞくりと背筋に寒気が走る。

 さらにオーガが地面を蹴って前に飛び出すと、ぐらりと馬車が左右に振れた。

 そのまままるでアスリートのような見事なフォームで駆け出し、馬車を遥かに凌ぐ速度で近づいてくる。


「オ、オーガって、あんなに凄まじい動きだったっけ……?」


 ゲームとは迫力が違いすぎて、正直、私はビビっていた。


「変異種かもしれないわ」

「変異種……」


 あ、本当だ、ただのグリーンオーガじゃない。

 名前の前に“素早い”って書いてある。

 だから巨人のくせに駆逐する側みたいな動きしてるんだ。


「ダメ、追いつかれるわ!」


 レナさんが声をあげる。

 するとオーガがさらに強く地面を蹴った。

 3メートルを超す巨体が高く飛び上がり、頭上を通り過ぎ、私たちの前方に着地する。

 そこで2体のリザードに腕を振るうと――「ギャウゥンッ!」と悲痛な声をあげながら、彼らは吹き飛ばされてしまった。

 無論、荷台の動きも止まる。


「万事休すか……」


 手綱を離し、がっくりと肩を落とすジンさん。


「諦めるには早いわ、二人ならなんとか……!」


 荷台の上で弓を握るレナさんは、オーガに狙いを定めた。


「奇跡が起きれば勝てるかもな。俺たちが囮になる、君は逃げるんだ」


 いや、無理です。

 “素早い”の接頭詞がついてるってことは、普通のグリーンオーガよりも数段のスピードを持ってるってこと。

 でもその代わりに、耐久力が減るとか、そういう仕様だったと思う。

 つまり、私の足じゃ逃げられっこないってこと。


「私も戦います」


 私はダガーを握って言った。

 別に勇ましいわけじゃなく、それしか選択肢がないからだよぅ、ちくしょう!


「無茶だ、村人に戦闘なんて!」

「やらせるしかないかもしれないわ……」

「なぜだ!?」

「どうせ逃げてもスレイブウルフに捕まるじゃない!」

「くっ、それはそうだが……」

「私たちにあなたを守る余裕は無いわ、頼むから目の前で死なないでね」


 もちろん、そのつもりはない。

 異世界に来て早々、何も知らずに死ぬなんてまっぴらごめんだから。

 それに――たぶん、勝ち目はある。


「まずは周囲の雑魚から片付け――」

「シャドウステップ!」


 ジンさんが動くより先に、私はスキルを発動していた。

 一番近いスレイブウルフの背後に回り、首筋を斬りつける。


【EXP40 武器EXP50 を得ました】


 急所をうまい具合に狙えたのか、一撃で仕留めることができた。


「ふふん、どーだっ!」


 つい得意げに勝ち誇っちゃう私。


「なっ……!?」

「今の動きは、どういうことなの?」

「どういうって、スキルを使っただけなんですが」

「スキル? なんのことだ?」


 なぜか驚愕する二人を尻目に、二匹目のスレイブウルフが襲いかかってきた。

 グレーウルフの攻撃パターンは単純だから避けるのはたやすい。

 体を傾け、眼前を通り過ぎるその後ろ足の付け根に切りつけた。


「キャウウゥンッ!」


 甲高い鳴き声をあげながら、ウルフは地面に落ち、うまく立ち上がれない。

 さらに真正面から襲い来る相手にダブルスラッシュをお見舞いする。


「村人なのに、なんて動きだ……一流の冒険者だってあんな芸当はできないぞ! どうなっているんだ!?」

「疑問を晴らすのは後よ、ウルフは彼女に任せましょう。私たちはオーガを!」

「……くっ、そうだな!」


 二人がオーガとの戦闘を開始する。

 その間にも、私はさらにモンスターの数を減らしていた。

 ダブルスラッシュのクールタイムは3秒。

 シャドウステップも両方が使えない間は、可能な限り回避に専念して、余裕があれば後ろ足を攻撃する。

 こうすることで、ウルフはうまく動けなくなる。


 思っていたより、この体は軽い。

 レベル25だからってのもあるんだけど、たぶん25に上がるまでの間も、ずっとダガーを握って戦ってたんだと思う。

 そうすると、レベルアップしたときに敏捷や回避のステータスがあがりやすくなるのだ。


「もう一回、シャドウステップ!」


 狙うスレイブウルフは、最後の一体に。

 私はその背後に周り、ブロンズダガーで首の頸動脈を深く切断する。


【EXP40 武器EXP50 を得ました】

【キャラクターレベルアップ! 25→26】

【“ブロンズダガー”武器熟練度レベルアップ! 4→5】

【パッシブスキル[暗殺者の心得]を習得しました】


 連続してメッセージが表示された。

 嬉しいんだけど……うぅ、スライムと違って血も出るし内臓もあるから、匂いも酷いし感触も酷い。

 慣れないと、この世界で生きていくためには、きっと必要なことだから。


「危ないわっ!」


 そのとき、レナさんの一際大きな声が響いた。


「ぐあぁぁぁっ!」


 直後、オーガの腕に吹き飛ばされ、転がるジンさん。

 レナさんも必死に弓で応戦するけど、いくら耐久力が下がっているとは言え、元からタフなオーガには中々ダメージを与えられない。

 放った矢は数え切れないほど、刺さった矢は片手の指で足りるほど。


「ぐ……駄目なのか? こんな場所で、終わっちまうのか……」

「はぁ……はぁ……まだ倒れないの? あれを倒すために、あとどれだけの矢を放てば……!」


 死を覚悟する二人。

 私は尻もちをついて倒れるジンさんの横を通り過ぎると、オーガと向き合った。


「やめるんだ……いくら君でも、村人が、勝てるはずが……!」


 静止されても止まらない。

 いくらさっき会ったばかりの相手だとしても、見捨てることなんてできないから。

 品定めをするように私を見下ろすグリーンオーガ。

 めっちゃビビリながらも、にらみつける私。


「か、かかってこいやー!」

「グオォォオオオオオッ!」

「うひいぃっ!」


 かっこつかないなぁ。

 でもしょうがないよ、そんな形相で叫ばれたら怖いに決まってるよぅ。


 怯える私に、オーガの巨大な拳が振り上げられる。

 私はそれが落ちてくる寸前、タイミングを見計らって――シャドウステップを、発動した。


 瞬時にオーガの背後にワープする私。

 拳は空を切り、地面を叩く。

 衝撃で周囲の樹木がガサリと揺れた。

 食らってたらぺしゃんこだった。

 まあ――食らわないこと前提で、耐久を捨ててるのがダガー使いなんだけどね。


 私は目の前にある緑色の、筋骨隆々な背中に、ダブルスラッシュを放つ。

 ザシュッ、ザシュウゥッ!

 刃が、矢では貫けなかった肉の鎧を切り裂く。

 その斬撃には、明らかに今までよりも高い威力が込められていた。


 それもそのはず。

 なにせ、常時発動(パッシブ)スキルである[暗殺者の心得]には――“背後からのダメージを+100%”する効果があるのだから。

 このおかげで、武器が弱く耐久も低い短剣使いは、他の職業よりも高い火力を発揮することができるのだ。


「グオォオオッ! オォオ……ガ……オォ……ォオオオ……」


 二人がHPを削っておいてくれたおかげか、グリーンオーガは背後からの攻撃一発だけで力尽きた。

 巨体が前のめりになり、顔からズウゥン……と大きな音を立て倒れた。


「なん……だと……あのグリーンオーガを一撃で……それも、村人が……!」

「本当にどうなってるのよ、これ……」


 あんぐりと口を開いて驚く二人。

 どうって言われても、本当にスキルを使っただけとしか言えないから――


「どやぁ……!」


 とりあえずドヤっとこう。


【EXP500 武器EXP700 を得ました】

【キャラクターレベルアップ! 26→28】

【“ブロンズダガー”武器熟練度レベルアップ! 5→6】

【特殊スキル[器神武装]を習得しました】


 まあ、しんどかったけど――




 --------------------


 MASTER アクティブスキル[ダブルスラッシュ]習得

 MASTER 短剣適性上昇+1

 MASTER アクティブスキル[シャドウステップ]習得

 MASTER 短剣適性上昇+1

 MASTER パッシブスキル[暗殺者の心得]習得

 MASTER 特殊スキル[器神武装]習得


 --------------------




 ――おいしかったし、結果オーライかな。

 そういうことにしておこう。

 んで、この[器神武装]ってほんと何なんだろ、スキル欄には何も増えてないみたいだけど。






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