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Noesis Trinity  作者: AnonymousOrbit
Longing
1/1

Groundzeroへ続く物語

—グロル共和国—

—首都内特別教導区—

—『教会』管理物件No.7—


ヒュンッという音がした。

反射的に物陰に身を潜める。

耳元を矢が掠め、後ろの壁に穴が空く。


目の前の通路は曲がり角。後ろには誰もいない。

ヒュンッ。

また、矢が飛んでくる。


壁に刺さった矢の向きを見る。

目の前から飛んできたはず。

しかし、建物の間取りからして、()()()()()()()()()()()()、刺さらない角度だ。


警戒をしながら、相手の()()を考察する。


おそらく、相手は矢に干渉して、軌道を曲げたか、気体に干渉して、矢の通り道を作ったか。

相手のレートからして、俺にマーキングして、矢を誘導できるとは考えにくい。

ならば、こちらの位置を特定するための何かがあるはずだ。


周囲を注意深く見渡す。

しかし、どんなに()を凝らしても、その()()は見付からない。


ヒュンッ。

このままでは、じり貧だ。何か、打開する方法は無いのかッ。


此処にいても、建物の地形を生かせているのは、彼方。

いずれは負けるだろう。


一先ず、後ろへ逃げるため、曲がり角と自分の真下に向かって、催涙煙幕を張る。

そして、後ろへ駆け出そうとした瞬間、



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