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詩集  作者: 蓮井 遼
14/30

詩「蓮の咲くところ」「A pot」


詩「蓮の咲くところ」


蓮の咲くところで

貴方に話します

生きていることの歓びと

求めることで

産まれる淋しさを

私の誕生は私を忘れ

足がついた世界で

私は作られていきました


水面に風は吹かず

座ればほどなく

言葉が慰めるでしょう

生者の食らう炎を

ときに時に移らせ

ときに祈りに移らせることで

私は歌うのです


これはなほ

生きている私の刻む音です


詩「A pot 」


 行方も知れぬ別れ人

一人で壺の底を見ているだろう

 擦り剥くことはわかっているのに

まだ いつまでも

 歩き続けることは止めないのだ


この古からの呼び声に

 人は恩恵を享受するだろう

そして忘れられないのが

 夕闇


隠せることのない想いを

すれ違い 伝えられずに

 糧にして行くのだろう





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