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マングロ族

作者:富田洋和
38歳の奥山勇太は関東にある上浦市の市長だ。民間企業に勤め、東京で働いていたが、地元・上浦市の現状に憤りを感じ、1カ月前の市長選で初当選した。
日曜日の夜、選挙戦を共に闘った仲間と焼き肉を食べた帰り道、見知らぬ少女に突然、声をかけられる。寒い12月で、周囲には誰もいない。少女に川辺まで連れて行かれると、一本の木の枝が伸びて奥山の胸を貫通。奥山の中身と木の中身が入れ替わってしまう。
連載①
2015/09/06 13:16
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