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キネマトグラフ

childhood

作者: 水上 遥

アスファルトに囲まれた夏を覚えてる?

まだ、僕らが小さかった頃さ

川を下れば抜け出せるって気づいてた

でも、僕らには舟が無かった夏さ


疑問を全て紙に書いてDJに送り続けても

返事は全てラジオの向こうで止まってた

あんまり悲しいことを言うなよ

靴紐を結ぶほうがまだ人生の為になるんだからさ


電波塔の上に登って見上げた空を覚えてる?

結局列車はやって来なかったあの日さ

「希望は眺めるためにある」

分かったふりして、泣いていたよね


ジェットコースターじゃ抜け出せない

何度も同じ所をぐるぐると回るだけだった

どこまで行っても帰ることを気にするなんて

本当、何のために夏休みはあるんだろうね


テレビの向こうに世界の果てを求めても

気づけば欠伸ばかりの夕暮れだった

それを無駄だなんて思わないさ

あんまり悲しいことは言うなよ

知らないからこそ、それはそばにあったんだ



アスファルトに囲まれた夏を覚えてる?

まだ、僕らが小さかった頃さ

まだ、僕らが小さかった夏さ

裸足でペダルを踏みしめた

まだ、僕らが小さかった夏さ



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